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王様、お見合いパーティを開く その2

アランの5人の妹達は明るい庭園で、お茶を飲んでいる。


ベルベリン

「それでは、コホン---報告会を開きます。

まず、オウレンお姉様。


オウレン

「私くしはカサンスラノールのフェニレフリン王女が相応しいと思いましたわ。

竹を割ったような性格の方で正義感がお強い。

女同士の争いを起こさない、強い王妃になると思います。

そして、プロメタジンのノスカピン王女だけは絶対に嫌です。

わたくしを蔑むようなあの目、あんな女とお兄様が----考えただけで吐き気がするわ!」


いつも上品なオウレンのこの激しさに、皆はひいた。


ベルベリン

「わ、わかりました。

では、次、ビスマスお姉様。


ビスマス

「私も断然、フェニレフリンよ。

彼女は強いわ。ものすごい弓の名手だし。

いい友達になれそうだった。

嫌なのはイミダゾールのテルビナフィン。

本当に陰気臭いわ。

話しかけてもほとんど話さないし!

きみ悪い!


ベルベリン

「わかったわ。では、次、ロペラミド。


ロペラミド

「わたしはテルビナフィン様がいいと思います。

確かに無口ですが、才女であると伺っています。

無学な王妃は国を滅ぼしますわ。

誰にも媚びないあの姿勢が逆にわたしは好感持てます。

嫌なのはフェニレフリン様よ。

戦に行くならあの方も役に立つと思うけれど、この宮殿の女達をまとめ上げるのは無理じゃないかしら。

裁縫も料理も子育てもできるとは思えませんもの!


ベルベリン

「オッケー。わかったわ。次、アルブミン。


アルブミン

「わたしはサイファのオイゲノール様よ。

花冠を作って一緒に遊んだのよ。

とっても楽しかった!

それに動物のマネっこもしたの!


ベルベリン

「うん、良かったね!


えっとわたしは、どの王女も嫌だわ。

なんとなくお兄様に合う人はいないって思った。

ピンとこないのよね。

お兄様も恋することはないと思うなあ。


たまに思うけど、お兄様には好きな方がいるんじゃないかしら。


たまに遠い目をなさるし、ああ、絶対今好きな人の事考えてるってお顔してる時あるもの。

愛おしそうな切ないお顔なの。


まあ少なくとも私たちの誰かじゃあないわね。

残念ながら。」


オウレン

「もしかしたら、身分違いの恋じゃなくて?

ああ、ロマンチックだわ---


ロペラミド

「別に王女じゃなくても、お世継ぎができればいいのですから、身分にこだわらず王妃になさったらいいのじゃないかしら?


ビスマス

「そうよ!

そうとなれば潰すぞ!このお見合い!私達で!


アルブミン

「つぶす?


ビスマス

「アラン兄様が王女達に嫌われるようにするの!


ベルベリン

「それしかないわね。


ロペラミド

「わかりましたわ。お兄様の悪口を王女達に言いまくりますわ。


オウレン

「どんな悪口を言えばいいかしら?


ビスマス

「足が臭いとか。

口が臭いとか。お風呂に月に一回しか入らないとか。


オウレン

「なんだかお兄様がかわいそうだけど--

しょうがないわね。


ベルベリン

「怒って、従者の首を切ったとか。

3日に一回は憂さ晴らしで牢にいる者を殺すとか。


ロペラミド

「毎晩、5人の娼婦を部屋に連れ込むとか。


オウレン

「すごいわね---みんな。


つづく





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