王様、妹と仲良くなる その4
アランの2番目の妹ビスマスは怒っていた。
ビスマス
「どういうことなのよ!クレオ、ベルベリン、ロペラミド、オウレンお姉様まで!
あの王にすっかり騙されて!
なんなのよ、ベルベリンなんてこんな巨大な絵姿まで飾って!
おかしいんじゃないの!?
ベルベリン
「うるさいわねえ。これ以上ライバルを増やしたくないから、ビスマスお姉様は近づかないでよ。
ロペラミド
「アランお兄様の事----悪くおっしゃらないで----
オウレン
「はあ----腹違いの兄妹で結婚できないものかしら---
ビスマス
「もう!わかったわ!
私があの王の化けの皮を剥いであげるわ!
ビスマスは邪魔なドレスを乗馬用のズボンに履き替え、アランの部屋の前の木に登った。
バルコニーに手を伸ばしたその時、
下から声が聞こえた。
アラン
「何をしてるんだ?
ビスマス
「今忙しいの!こっちに飛び移るんだから---。
アラン
「手伝おうか?
バルコニーから引っ張ってあげてもいいけど
ビスマス
「これくらい自分でできるわよ!
ビスマスが怒って下を見るとそこにはアランが見上げていた。
びっくりしたビスマスは木から手を離してしまった。
ビスマス
「きゃあああああああ
ビスマスは痛みを覚悟したが、気づくとアランの上に覆い被さっている。
勢いで2人とも地面に投げ出されたらしい。
アランは頭を打ったのか、目を閉じて動かない。
ビスマス
「嘘でしょ-----。
アラン兄様--!しっかり!!
アランはうーんと言いながら目を開けた。
アラン
「脳震盪かなクラクラするよ。
君は--ビスマスだよね。けがはないか?
ビスマス
「ええ---私はどこもなんともない。
お兄様が受け止めてくれたから---。
アラン
「そうか---良かった。
しばらく、めまいが収まるまで待つよ。
君はもうお戻り。
ビスマス
「頭を冷やすわ!
ビスマスはハンカチを井戸で濡らして戻ってきた。
アランの頭に当てる。
アランの悪事を探そうと来た事はまったく忘れてしまっていた。
その時、ビスマスを止めるためにやって来た兄妹達がやってきた。
ベルベリン
「ビスマス姉様、まさかアラン兄様を!!!!
ロペラミド
「なんてことを!!
オウレン
「わたくしのお兄様に何をしたのよ!!
ぎゃあぎゃあと4人の妹達の言い争う声はしばらく続いた。
つづく




