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王様、妹と仲良くなる その3

アランが王族の部屋がある宮殿と王座がある宮殿をつなぐ長い回廊を歩いていた時、反対側から一番目の妹オウレンが走ってきた。


オウレンはアランの姿を見るとはっとして、お辞儀をした。


アラン

「オウレン---どうした?

急いでるようだが----。

何かあったのか?


オウレン

「い、いえ----。


その時、

「ニャアーーーーー」


と子猫のか細い声が聞こえた。


オウレン

「あ!どこなの!?」


オウレンは柱の影やら、飾り棚の下を探し始めた。


アラン

「もしかして子猫が紛れ込んでいるのかい?


オウレン

「----------------。

は、い--。


オウレンはアランが激怒すると思い身をちぢこませた


アラン

「私も一緒に探そう。


オウレン

「そんな---陛下


アラン

「兄妹なんだからアランでいいが


オウレン

「あ------アランお兄様


子猫は大きな年代物のツボの後ろに挟まっていた。


アラン

「この大きさならミルクも一人で飲めるだろう。

身体が冷えているようだから抱いて温めてあげるといい。


オウレン

「アランお兄様。宮殿に生き物を連れ込んだりして、お叱りを受けると思っていました。


アラン

「私は子供の頃もっと大きな生き物を連れ込んだことがある。


アランは思い出してふっと笑った。


アラン

「王の私が許したのだから、誰も文句は言うまい。

子猫の体調が悪い時は、私の所に連れておいで。

みてあげるから。


オウレン

「私くし----。今までお兄様の事誤解しておりました。本当に申し訳ございませんでした。


オウレンは子猫を抱きしめながら泣き出してしまった。


アランは困ったような顔をしていたが、オウレンの頭をいい子いい子した。


オウレンはびっくりして顔が真っ赤になった。



アラン

「あ---すまない。オウレンはお姉さんなのにね、気を悪くさせてしまったね。

ではな、会議に行かなくては。


オウレンはしばらく顔を真っ赤にさせて立ち尽くしていた。


つづく


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