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王様、妹と仲良くなる その2

アランが、厨房で料理を作っていると4番目の妹のロペラミドが扉の隙間から覗いている。


アラン

「ロペラミドだね。

ちょうど紅茶のシフォンケーキを作っているところだよ。暇だったら手伝うかい?


ロペラミドは恐る恐る、部屋に入ってきた。

内気そうな少女だった。


アラン

「卵は私がやるから、生クリームの方をかき混ぜてくれないか?


ロペラミドはうなずいて一生懸命混ぜ始めた。


アラン

「どうして厨房に来たんだい?


ロペラミド

「あの----いつもいい匂いがしてたから----

まさかお兄様が作ってらっしゃるなんて---その


アラン

「私は今、料理の猛勉強中なんだ。

100あるレシピを時間があるときに作るようにしてる。


ロペラミド

「ステキ---私も料理やってみたい


アラン

「良かったら一緒につくるかい?

私も助手がいてくれると助かる


ロペラミドは満面の笑みでうなずいた。


本当に美味しいケーキができたので、残りはロペラミドに兄妹で食べるように渡した。


何回か一緒に作るうちにロペラミドは料理の才能がある娘だという事がわかった。


動きに無駄がないし、手が器用なので盛り付けも素晴らしい。


スイーツを作るのが好きなようだった。


ある日いつものように2人で、マカロンを作っていると皇太后がやって来た。


皇太后

「ロペラミド、どういうことなの!?

汚らわしい!

こっちへ来なさい!


皇太后は無理やりロペラミドの腕を掴んだ。


ロペラミドはぴしゃりと振り払ってハッキリとしたきつい声で言った。


「汚い手で触らないでくださいまし!

今、一番大事なところです。

母上!今すぐ厨房から出て行ってください!


皇太后はいつもおっとりして忠実なロペラミドの言葉にショックを受けて無言で出て行った。


アラン

「大丈夫?後で叱られないかい?


ロペラミド

「アランお兄様はわたくしの大切な先生です。

汚らわしいなんて---たとえお母様でも絶対に許しません!

わたくしは間違ったことは申しておりません!

わたくしはアランお兄様が大好きですから!」


アランと目があってロペラミドは真っ赤になった。



アラン

(いつもはおとなしいけど芯の強い子だ。)


アラン

「ありがとう。


アランはにっこり微笑んだ。


つづく


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