第16話 第二次北海道戦争前夜
連投
8月9日
蝦夷人民共和国は、声明を出した
苫小牧管区長の出頭は認めない
証拠不十分と我々は正当な蝦夷人民共和国政府だと発表した
そして
「我々は、函館会議を全面破棄する」
翌日
日本政府は、人工衛星の情報から蝦夷人民共和国が南侵する危険性を見た
「江差、函館、苫小牧、釧路に蝦夷人民共和国軍が増派されているな」
「苫小牧港には苫小牧管区軍と道北管区軍と人民南方船団が、釧路港には道東管区軍と人民東方船団、江差港には、道北管区軍、それに人民北方船団に人民艦隊の一部、函館には、首都管区軍が進んでいるみたいだな」
「制空権次第では、本州上陸が行われることも視野に入りますね」
「対空推定迎撃率は」
「蝦夷人民共和国が一度に発射できる地対地ミサイルが一斉に東陸道に発射された場合、現在は5割ですが、15日までには8割になります」
「13日深夜と14日深夜の場合は」
「13日深夜から14日正午までは5割、正午から15日早朝には6割となります」
「つまり、4割が東北の空軍基地や空港や駐屯地や鎮守府に当たると言うことか」
「計算上は、そうなります」
「その場合、最悪の場合の蝦夷人民共和国軍の最南侵予測は」
「北緯40度付近が最南端予測です」
「EATO各国から援軍を増やさないと」
EATO各国に緊急支援を要請
一方 蝦夷人民共和国
「アメリカ参戦をどうにか阻止しないとな」
「一応、中東の反米組織に依頼はしておいた」
「内容は」
「アメリカ国内でのテロだ」
「本気ですか」
「後は、樺太管区長さえ確保できれば、全軍の指揮が可能なんだがな」
樺太管区真岡町
「・・・・・・・そろそろ開戦か」
「蝦夷人民北方船団は、相次いで江差に向かったそうです、国境船団も、南侵準備に入ったそうです」
「まさか、真岡町役場の地下室にいるなんて、夢にも思うまい」
「ええ、これなら大丈夫だな」
実は、蝦夷人民共和国は国内の自治体施設は、蝦夷人民共和国に把握されているが
樺太管区に限っては、ソ連崩壊時に一部の施設の構造が隠蔽されている
その理由は、ロシア軍侵攻に備え、樺太管区軍単体で迎撃するためだった
札幌市
「豊原市内、豊栄地区、大泊地区、敷香地方は、全て叩き洗いましたが、樺太管区長は、いなかったか」
「ええ、床をはぎ取ってまで見たようですが、姿がありませんでした」
「真岡地方か恵須取地方、後は北側とすれば、落石方面か」
「もう時間がないぞ」
「この際、諦めて南侵するか」
「分かりました」
首相官邸
「・・・・・・・樺太管区長が今も行方不明、もう生きていると信じるしかないな」
「・・・・・・・処刑が先か、解放されるのが先か」
「ああ、そうですね」
続く
今現在
津軽海峡戦闘まで
書き終えていますが
誤字などの確認のため投稿を遅らせています




