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津軽海峡分断 蝦夷と日本  作者: 鈴夜
昭和時代
12/33

第5話 極東即発

戦争直前に行きます

1977年9月下旬

日本と蝦夷人民共和国の国交は急激に悪化の一途を辿った


バングラデッシュ上空で日本国籍の航空機が突如爆発

その後の地元政府等の捜索で録音データが発見され、確認した結果

日本赤軍と蝦夷人民共和国工作員が機内でもみ合いを起こし、その衝撃で爆弾が作動して爆発したことが判明した


日本は、おりしも、保守党の政権

1975年7月19日に蝦夷人民共和国の首都管区の人民警察本部と人民情報省が爆発した事件

当初は、日本も蝦夷人民共和国政府も 反政府勢力の工作だと睨んでいたが、情報がうまくつかめず、蝦夷人民共和国の司令官は、翌年1月に日本関与説を人民議会にて発表


日本では大混乱になり、民主共和党は、話し合いの解決の糸口を見せようとしたが

国民は、不安が募り、解散総選挙に流れ込み、政権交代で保守党が返り咲いてしまった



1978年3月28日

千葉県成田市

「もうすぐ、開港だな」

「ええ、空が青いですね」

「蝦夷人民共和国との国際線も就航が決ま(バゴーン)何だ、今の音は」

職員がしたに降りると、そこには、武装集団がおり

共産党の旗や東欧系の人、さらに地元農民の姿もあった

職員たちは悟った、空港が占拠された事に


30分後

「新東京国際空港が占拠されたことだが、詳細は」

「占拠したのは、元共産党議員、蝦夷人民共和国工作員、地元農民との情報です」

「何れも、動機はあるな、千葉県警は包囲しているのか」

「いえ、数が足りず、今、警視庁、埼玉県警に援軍を要請していますが」

「・・・・・・・千葉県成田市に限定して、警察法に基づく非常事態宣言を発令する」

「福河総理!?」

「工作員によるテロは絶対に許してはならない、陸上防衛隊にも出撃命令を成田空港を包囲するんだ」

「了解」


29日には、東陸道警や福岡県警から救援が駆けつけ、にらみ合いが続いた


そして30日に、火蓋は切られた

「投下始め」

陸上防衛隊空挺部隊が成田空港に潜入に成功

工作員と共産党員への銃撃を開始、さらに襲ってきた地元農民たちにも威嚇発砲を行い

1000人近くの死傷者(死亡者は10人)で終わった


だが、これはほんの始まりにすぎず

福河総理は、蝦夷人民共和国政府への対抗措置として、4月2日

新潟に待機している、日本海機動部隊を秋田港に戦艦大和を主軸とした艦隊を展開

太平洋にも、横須賀地方隊の一部が東北太平洋艦隊に編入され

一局即発状態に入った


3日 札幌

「やばいぞこれ」

「向こうは本気みたいですね」

「迎え撃つことは可能か」

「日本単体もしくは高麗民国&中華民国のみの援軍なら、防衛戦での勝ち目はありますが、EATO全てが参戦するとなると、ソ連の大規模援軍が必要になると」


蝦夷人民共和国は

全管区長緊急召集し、話し合いを始めた

「ソ連から援軍を呼び、戦争に突入すべきです。私がソ連と交渉します」

樺太管区長がそう言うと

「私も、ソ連援軍が期待できれば、宣戦布告には賛成です」

千島管区長も似た発言をした

「しかし、アメリカが出てきたらどうする、もし西ドイツが東ドイツに侵攻したら、ソ連も援軍を出しにくくなるぞ」

道北管区長がこういうと

「朝鮮人民共和国に高麗民国を牽制しておくべきでは」

道東管区長がこういい

「開戦は避けるべきです。謝罪すれば、何とかなります」

苫小牧管区長が反戦を訴え

「向こうは、偵察衛星がある。下手に軍を動かせば、筒抜けになるぞ」

首都管区長が発言し

「うちが前線になるじゃないですか、絶対に反対ですよ」

渡島管区長が反対し

議論は、ソ連への援軍要請か謝罪となった


管区長会議は12日間行われ、結論は、謝罪が有力とされた


そして16日

「ええ、EATO各国の首脳及び国民のみなさま、蝦夷人民共和国政府司令官の鳩川久夫です。まず、成田空港襲撃を工作員に指示したことに関して、心からお詫び申し上げます、正し、日本政府は函館会議の内容を忘れようとしている、もし条約を破り、日本国旧青森県域に、軍を増派する場合、我が国は、核兵器等の保有も辞さない、日本政府が正しい選択をしてくれることを蝦夷の人民達は祈っている」


誰もが息をのんだ。核兵器保有という脅しを見せたのだから

日本政府は、すぐに閣議を行い、日本海機動部隊を新潟に戻すことを決め、さらに東北太平洋艦隊に編入した艦の帰港準備を指示 4日後の20日

撤退が始まり

緊張は一時とぎれたのだった


続く


次回は、蝦夷人民共和国 夕張市

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