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津軽海峡分断 蝦夷と日本  作者: 鈴夜
昭和時代
11/33

第4話 政権交代~函館会議

今度は、オイルショック前後に起きた話


南北日本が接近します

1972年5月

日本が揺れた

保守党が惨敗し

民主共和党が政権を獲得した

朝鮮戦争後初の政権交代


民主共和党は、アメリカの顔色を見つつ、蝦夷人民共和国に接触を続けてみた

そんな最中にも、本州四国連絡橋計画も同時並行で進めていた


敗因は、2月に起きた、長野県の浅間山荘事件

人質負傷、犯人全員射殺が大きな問題となり、

融和的に説得もあり得たのではないか

射殺までの必要はなかったのではないかという意見が多数でて、内閣支持率は急落、それにより4月には衆議院が解散された


7月

第一日曜日

「伊藤総理、蝦夷人民共和国政府との話し合いは可能だとお思いなのでしょうか」

「総理、国民は期待していますが、中華民国から不安の声がでていますが」

「中国は一つじゃない、それだけだ。他の国だって、そういう見解を示したはずです」


「靖国には参拝は」

「玉串奉納をする以外は、何もしないつもりだ」



23日

東陸道三沢市

「初めまして、伊藤重信総理」

「こちらこそ初めまして、ファルク外務大臣」

「日本本土に来るのは、二度目だよ」

「東京オリンピックですね」

「ああ、当時の首都管区長の付き添いでね」

「日本語がお得意ですね」

「父親がドイツ人、母は日本人でね、元々両親はポーランドで終戦を迎えたよ」

「そうだったんですね」

「母が樺太の豊原、父は西ドイツ、東西ドイツ国境は越えられず、母の郷里で暮らすことになったんですよ」

「そうだったんですか」

ファルク外務大臣は咳払いをした

「すまない、話を逸らしてしまったね、内容は」

「今すぐ統一とは言いません。互いに互いを国と認める会議を此処か其方の函館あたりで、行いませんか」

「首相に話しておきましょう、方針が決まり次第、ラジオで声明を出します」

「ありがとう、ファルク外務大臣」


8月15日午後1時

蝦夷人民共和国政府、日本との会議に蝦夷人民共和国渡島管区函館市で行う条件で妥協

11月をめどにしてほしいと発表

日本政府、11月3日あたりを指定

双方とも妥協


10月6日

中東戦争勃発


10月24日

中東各国

石油の輸出規制を発表

日本などのEATO各国も巻き添えで

ハイパーインフレーションが起きかねない状態になった


日本国内は大混乱になり、買いだめ騒動が勃発

だが、日本政府は、平然としていて、石油と石油製品以外の買いだめは、しないでくださいと発表

副総理や産業大臣を中東に派遣して、米国への援軍派遣はしないと言ったが

中東各国は聞く耳を持たなかった


11月3日

函館

「ようこそ、伊藤総理」

「ええ、お会いできて光栄です。伊達幸正総理」


「今、伊藤総理と伊達首相が握手しました」


函館会議が行われた

会場は、五稜郭跡地に作られた、慰霊館の隣のホテルで開催され

離散家族の再会について、共同で対処すると決めた


「青森管区にいる、陸上防衛隊の人員を減らすかわりに、そちらも減らしませんか」




会議はここまでで終わった

とマスコミは思っていた

だが、午後9時



「伊達幸正首相、夜分遅くにすまない」

「来ると思ってましたよ、伊藤総理、それが例の」

「ええ、容器付きの即席麺です」

「是非うちの軍事食に取り入れたいね」

「光栄ですが、あくまでこれは個人の土産ですので」

伊藤総理は笑って言ったが伊達首相は真意をわかった

「そろそろ言ってくれないか、本当のこと」


「少しお願いしたいことが」

「石油ですね」

「うん、融通してくれない、即席麺容器付きの食料情報出すから」

「・・・・・・・いいでしょう」

「一朝一夕でできることではないと思いますが」

「こちらもなるべく努力しましょう」


これにより、日本は蝦夷人民共和国からの石油の輸入に成功

無論米ソが何か言ってくると思ったが、中東戦争の結果、深くは介入しなかった


石油は1976年1月中旬まで極秘輸入されたのだった

75年にある問題が起きたため




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