↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/76

44

「説教も尋問もこちらがする。」

ニヤニヤ笑う兄ちゃん。

ちょい悪オヤジと言うには若いけど、ん、ワイルド系。

「美人にそんだけ説教されたら、そいつも反省しきりだろうよ。」

そうかしら・・・最近の若者は、自分の欲のためなら何でもすんのよ。それがどんな結果になるなんて考えもせずに。

と、言いたかったけど心の中で言う。

「お前が何頭のドラゴンの情報をヤツラに売ったのか。じっくり話してもらうか。」


くいっと顎を降る男。

すると部下っぽいのが出てきて店員を引き連れていった。

「で、嬢ちゃんのドラゴンは、そのレッドドラゴンか?」

誰が嬢ちゃんだ。

ま、見た目はそうかもしれんけどさ。

「この子は、まだ仮契約よ。ドラゴンの谷に連れて行こうと思ったのよ。人の手によって谷から出された卵から生まれたドラゴンは、人の手で返さなきゃならないんでしょ?」

クロは小さくなってポケットの中で寝ている。

「仮契約にしても、本契約にしてもこの国を行き来するなら、登録をしてもらわんとな。」

やっぱりね、店主の話とかでそうだとは思ってたけど。

「あんた知らなかったのか?常識だぞ。」

ジロジロと私を見るな。

「この国の出じゃないの。」

男が掛けていたフードに手を掛けて後ろに取り去る。

隠していた顔や髪が露になってしまった。

何すんだ。

「なるほど、珍しい黒髪、黒目か・・・。戦争は終ったとは言え、遠くの国からの一人旅は女には酷だぞ。」

知らないわよ、んなこと。

とは口に出せず。

「気が付いたらこの国にいたのよ。言葉は通じるからよかったけどね。文字は読めないわ。」

んな目で見るな。

怪しんでるな?

こっちだってな、好きで来た訳じゃないの。

「とにかく、そっちのレッドドラゴンを谷に連れて行くにも政府の許可が必要だ。」

絶大な力を欲するドラゴンを我が物とし、国の戦力の底上げを目論む各国の王達。

先の戦争では、この世界の大帝国であるこの国、えーと何て言ったっけ?

その帝国に刃を向いた愚かな隣国がドラゴンに対して非人道的な手段を用いて彼らを使役させていた。

あー、国の名前、ドラゴンが関係してたはず・・・、なんだけど???



つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。