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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
超特別編「コラボしまくりですが、何か?」
87/123

【凛音編】その3『殺りすぎちゃいました』

6月初の更新!


作者、これからもがんばりますよ!

‐凛音視点‐


「終わったか…」


うん、ワールドデストロイヤーぶつけたし、塵一つ残ってないだろう。

もう少し加減しても良かったか?せめて灰は残しておいた方が良かったか?


…え?『なんであんたがこんな所に』って?


少し遡ってみるか…


~回想~


「こいつか…」


幽々子から貰った紙に書かれてた文を読み、俺は奴を探す事にした。


今回の目標は彩埼玲奈。


奴を半殺しにすれば俺は助かるらしい。


恨みはないが、死にたくないのでな…許せ!


「紅魔館に居るらしいな…うん、見つけるのは早そうだ。」


行き先さえはっきりしていれば、前回のボソンジャンプのように変な場所に飛んでいってしまう可能性は限りなく0だ。

前回は「とにかく遠くへ」って思ってたような気がするから変な場所に飛んでしまったんだ、そう考えたんだ。


「ボソンジャンプ」


よし、これで確実に紅魔館へ行ける!











「…え?俺、紅魔館へ飛んだつもりなんだが…なんで…






太陽の丘に?」






いや、いったい何で?どう言うパターンであればこうなるの?


向日葵がいっぱいあるなら…間違いなく太陽の丘だな。


そして、此処が太陽の丘であると言うのなら…まさかだと思うが…



「貴女…誰かしら?」


「あ…」


やっぱり、ゆうかりんが居ました。


「私の領域(テリトリー)に無断で入ったんだから、どうなるかくらい解るわよね?(ニコッ)」


こりゃ、死ぬわ。笑顔な人はすっごく怖いって話、あるじゃん。


「すいませんしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


もう一度慌ててボソンジャンプ。



「…逃げるなんて、つれないわね。」









「…で、今回は紅魔館に…



着けませんでした。」


今度の行く先は…





マヨヒガでした。


「あら、貴女が今度のお客さん?」


「あ、ゆかりんだ」


で、さっきのゆうかりんの時のようにゆかりんに遭遇(エンカウント)


「今度も女性なのね。しかもそこそこスタイル良いし…中に入って。」


ありゃ?俺、用事があるんだけど…


「幽々子の頼みを聞いておいて、私の話を聞かないなんて話、有り得ないわよね?(ニコッ)」


「うそーん…」


これ、場合によっちゃさっきのゆうかりんより酷くないか?


俺は力なくゆかりんについて行った。






「貴女のような面白い来訪者は最近いっぱい居るけど、妖怪はいなかったのよ。別の世界にも妖怪は居るみたいね。」


「そうなんですか…」


此処も幻想郷らしいな…まぁ、幻想郷だから、全てを許容するんだろうな。


「で、貴女は何の妖怪なのかしら?妖怪である以上、何かを司っているのは確か。一応、私は『この世界(幻想郷)の秩序を司る妖怪』と言う事になっているわ。」


お茶を啜りながら話すゆかりん。


「何の妖怪か?と言われてもなぁ…。とにかく、俺は妖怪になってどうしようとかあんまり考えた事はないんだよ。強いて言うなら、俺の知ってる誰かが傷つくのは嫌だな。」


「…そう。貴女も見所があるわね。そんじょそこらのダメ妖怪に見習ってもらいたいわ。」


ふぅ…と軽く溜息をつき、ゆかりんは話を続けた。


「そう言えば、幽々子に何を言われたの?あちこち飛び回ってたみたいだけど…」


「あぁ、その事ですか。…ある人物をボコボコにして来いと言われまして…」


「その人って誰なの?」


「確か…彩埼玲奈とかって…」


「…そう、貴女も不運ね。一つ注意しておくわ。『本気でレナを倒すつもり』なら、自分の力を過信しない事ね。それは貴女を殺す要因になりかねないわ。」


「そんなに強いんですか?その玲奈とか言う人は…」


「ええ。人間であって、人間でない。彼はそこまでの力を持った男よ。ただの不死身なんかじゃないわ。」


…ふぅん。やっぱりワールドデストロイヤー決定だな。

あれなら関係ないだろ。


「解りました。ありがとうございます。」


俺は立ち上がり、部屋を出ようとしたその時。


「どうせならレナの所に連れて行ってあげるわ。ほら貴女、空間跳躍(ワープ)、出来ないんでしょ?」


「え?何でそれを?」


「実はね、あれのシステム弄ったの私なの。忘れた?私、そこらへんの計算は得意なのよ?」


…あ、そう言えば数学が得意って設定、公式にあった気がする。


あれは藍しゃまもそうだったよな?まぁ式神が出来るんだから、主だって出来るのは当然っちゃぁ当然だな。


「というわけで貴女のその妙なワープ術は封じたわ。あ、ちなみに次飛んだら地獄行くから。」


何そのぶらり地獄下車の旅みたいなさらりとした発言は!?


「ほら、レナを倒しに行くんでしょ?行くわよ!」


「え、あ…はい…」


俺は隙間の力を借り、その玲奈とか言う奴の所へ向かった。紅魔館だけどな。




戦いは先手必勝、つまり出会い頭に最大火力の攻撃をかければいいわけだ。

つまり、俺のやる事は一つ。


ワールドデストロイヤーによる先制攻撃…もとい不意打ち。


ぱっと高火力な技を考えて、真っ先に浮かんだのがワールドデストロイヤーだった。



「レナの後ろに回ったわ。自信はあるみたいだから、吹き飛ばすなりなんなり好きにしなさい。」


「解った、ありがとう!」


隙間が開いた。


見えた男が、何かほざいていた。


「…何でもドォーンとかかってこいやぁー!!」


おぉ、死ぬ準備も出来たか。


「じゃ、遠慮なく。一撃で沈めてやるよ、覚悟は出来たか?ワールドデストロイヤー!」


ゲームの技に必要なもの(この場合斧)は技の発動する直前に手に入る。


俺は斧を振り下ろし、爆風が放たれ…









ドォゴォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!








と、いうわけだ「どう言う訳だよ」!?


何!?なんで生きている!?と悪役っぽく驚いてみた。


「危なかったぜ…超速再生がなかったら俺死んでたわ…」


ちょっと待て。塵レベルから再生なんて、幾ら蓬莱の薬を飲んだもこたんとかぐやが細胞一つから再生可能とは言え、お前はセ○か?


そしてもう一つ突っ込もう。









「…服、着て来い。」


うん、服までは流石に再生されないか。

相手、素っ裸だもんな。







「…うん。」


戦いムード台無しだが、とりあえず俺が男で良かったな。

見た目は女だが。

次回予告!


改めて凛音vsレナ!


どうなんの!?


というわけで次回


「その4『死なないとかマジチートだわ…え、人の事言えないって?』」


お楽しみに!

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