【凛音編】その2『結局、此処は何処?』
ついにPV大台の200,000突破ぁ!
わーい、やったぞー!(お前一人がやった事じゃねぇ)
ありがとうございます!
-凛音視点-
というわけで、俺は現在白玉楼に居る。
あの後お団子一つを弁償して素直に謝った所、『別にいいわよ〜♪』と凄く軽く流してくれた。
が、それでは終わらなかった。
幽々子に連行され、俺は白玉楼に連れてこられた訳だ。
…それにしても、ほんわかし過ぎだろゆゆ様…
もぐもぐ美味しそうにお団子食べてるし…
「おいしーい♪」
「それは良かった。」
うん、二重の意味で良かったよ。
「貴女、何処から来た人なの?」
幻想郷みたいな世界…と言いたいのだが、あれは昔の世界だからなぁ…
「外の世界…になるのかな?」
「外の世界には面白い人がいっぱい居るのね。貴女…妖怪でしょ?」
「!!」
ば、ばれちまったよいきなり!
人間じゃないと解ったから、殺しにかかるつもりか!?
「そんな絶体絶命の状況に陥った時のような顔をしないの。大丈夫よ、貴女が妖怪だからって殺しはしないわ。私の友達は妖怪が多いから。」
うふふと微笑みながらまたお団子に手をやる幽々子。
「でも、食べ物の呪いは恐ろしいわよ~。それで人一人殺すくらいなら簡単だもの。というわけで、暫くは私の言うとおりにして貰うわ。これくらいで済むなら安い方よね?」
いつの間にか『殺す』準備が出来ている幽々子。
胸の上、ちょうど心臓の真上に手が置かれている。
「心臓を潰すなんてグロテスクな事はしないけど、魂を抜くなら後はちょっと細工をするだけ。…言いたい事は、解るわよね?」
つまりだ、断ったら…
間違いなく死ぬ。
「…で、俺は何をすればいいんだ?」
従う素振りでも見せておかないと、こちらが殺られる。
「物解り良い子は好きよ。…そうねぇ、ある子を倒して貰おうかしら。最近調子に乗ってるあの子を、そろそろここできついお灸を据えて欲しいのよ。」
え?それだけ?
「あぁ、一つ注意ね。彼、死なないから。」
「不死身が相手なんですか」
死なない奴にどうお灸を据えろと…あ、半殺しにすればいいのか。
「そうそう♪半殺しにしちゃって良いから、頑張ってね♪」
「はーい。」
ふむふむ…結局、幽々子の気に食わない奴をぶちのめしてこいと言う話か。
喧嘩だって事か…なら、考える必要もそんなになさそうだ。
要は相手を見つけて、ワールドデストロイヤー辺りをぶつけりゃ終いだろうし。
結構楽だな、こんな事を断ってたら死んでたなんてバカバカしいぜ。
…と思ってた時期が、俺にもありました。
一体何故、このような思考の変換に至ったのか。
理由はCMの後!
‐レナ視点‐
「えぇーい!」
「ぎにゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
毎度の如くフランのレーヴァテイン喰らって身体が黒焦げになっている、今回の俺。
最近良い事がなくて不幸だらけだ。
なんせわけのわからないもの(障気)に身体乗っ取られるわ、フランにボコボコにされた挙句(此処は何時もの事だったのだが)レミリアそっくりさんに殴られて死にかけるわと散々だ。
そろそろ良い事あってもいいだろう。そう思いませんか!?
「…そんな彼に、また不幸が訪れる。目標は禁書○録の上○さんだ!」
おいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!またリアルに起きそうな物騒な不吉予告を誰かがしやがったなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!?
「何キャラ崩壊起こしてんのよ。『この章では主人公は不幸になります』って、アカシック・レコードにも書いてあるわよ?」
「待てレミリア、それは作者の発言だ!」
しかも感想欄を隅から隅まで読まないと解らないぞ!?一見さんお断りなネタはやめような!?
「あんた、馬鹿でしょ?『この小説内だけに限定』すれば、作者の脳内プロット=アカシック・レコードよ。作者の気まぐれさえ発動してしまえば、幾ら不死身のあんただって死ぬことくらい普通に有り得るわよ?」
「な、なんだってー!」
すべては作者の気まぐれかよ…!
「諦めなさい、レナ。今運命に逆らって主人公死亡どころか消滅というフラグをわざわざ立てるのか、苦汁を此処で我慢して舐めて、次の章以降で活躍するか…!」
ぐぬぬ…鬼畜過ぎるぞ、作者!
「し、仕方ない…もうこれ以上の不幸なんてあるかぁ!何でもドォーンとかかってきやがれぇー!!」
開き直りって、大事だよね!
「じゃ、遠慮なく。一撃で沈めてやるよ、覚悟は出来たか?ワールドデストロイヤー!!」
え?
最後に見たのは、よくわからないが、絶対にかわせそうもない何かだった。
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!
レナ、消滅しました。
次回予告!
レナを消滅させたのは誰なんだ!?
そして、レナは大丈夫なのか!?
状況が良く解らない、補完を要求するっ!
というわけで次回
【凛音編】その3『殺りすぎちゃいました』
お楽しみに!