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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
超特別編「コラボしまくりですが、何か?」
85/123

【凛音編】その1『なんか別の世界に来てしまった』


凛音編突入!



注:今回の凛音の能力は100%発揮出来ている状態です。



-紫視点-


…ふぅ、別の世界から確か色んな人が此処に来るって設定じゃなかったかしら、この章は?


なんか途中からだいぶおかしな状況だったような気がするんだけど…


結婚騒動起きるわ、存在否定されるわ、珍しい機械を華麗に乗り回す青年が現れるわで…


最後くらいまともなストーリーを希望するわよ、作者さん?


「で、何故に俺を掴む」


右手にすっぽり入るサイズの毛玉と化した作者。


もう少し可愛かったらあの某まっくろ〇ろすけみたいな可愛さだったのに…惜しいわね。


「最後くらいまともに事を進めて欲しいから(はぁと」


「…ちょっち待って、上司に聞いてみる。」


毛玉が目を閉じる。


暫くして…


「…うん、最後もすこぶる凄い人がやってくるよ。」


「普通の人は居ないのかしら」


存在否定した人、女性に弱すぎる人(というより神様)、(トラック)を乗り回す銃火器使い、公式が認めた百合思想なレミリアそっくりさん…

そろそろ普通の人が見たい。


「だってこの小説の主人公(レナ)がすこぶるチートっぷりを発揮してるのに、特技も何もない普通の人出したらその人空気になっちゃうじゃん。そんな人モブキャラで十分だよ。

コラボ先の小説の主人公さん達は皆、それぞれはっきりした特長があるじゃないか。」


「なんか沢山のものを敵に回した気がするけど、確かにそれもそうね。で、最後に来る人はどんな人?」


すると作者は苦笑した。


「…普通からはかけ離れています。まず、完全な人間じゃありません。言ってしまえば半人半妖…半分人間半分妖怪ですね。」


「最後まで個性溢れる面子だったわね」


ついに妖怪なのね。

まぁ神様やレミリアそっくりさんが来る時点で随分幅があったけど…


「振り返ってみると凄く豪華な面子でした。」


「いや、まだ終わってないからね。もう一つ、あの空間の歪みの原因は掴めた?」


結局あの空間の歪みの原因は何だったのかわかんなーいとなったら、こじつけか後付け設定乙wwwなんてメッセージが来る可能性があるらしい、だから聞いたのだが…


「ゆかりんの予測通りでしたよ…あの空間の歪みには間違いなく何か異質なものが居る。それは上司も言ってました。」


「敵なの…?」


「正直解りません。それは俺にも解らない…今は待つしかないっすね…」


「解ったわ。上司さんに宜しく伝えておいて。」


「あいさ。」



…あの毛玉ですら解らないとなると、相当の化け物か何かなのか?



…考えても結果は解らない、私はこれから来る存在の方に意識を向ける事にした。











-???視点-


「此処は何処?」


俺は…何してたんだっけ?やばい、忘れた。

つーかパッと見、今まで見ていたような風景じゃないというのは理解した。


というより、ついさっきまでの展開を…

何故か覚えていない。


最後に言った事って言えば…




『ボソンジャンプ』




あぁー、あれか、ワープしようとしたら何か色々な要素のせいでとんでもない所にワープしてしまいましたって言う、よくあるパターンのあれか。


その要素とやらが解らない限り、もう一度ボソンジャンプしたらまた変な所へ飛ばされてしまいそうだ。




…今の状況を軽く説明すると。






森。おしまい。






え?それじゃ解らないって?そうだなぁ…少なくとも周りの木が檜っぽい所を見ると、迷いの竹林…ではないな。


檜のマイナスイオン的なものが俺の心を安らげる。

マイナスイオンか?木の香りじゃないか?

まぁどっちでもいいや。


で、地面は草が生えてない、踏み締められた固い土。

つまり、よく人が通る道というわけだ。


因みに土は程よく乾いている、雨はここ数日降っていないようだ。


…困ったな、ボソンジャンプが使えない以上、飛ぶか歩くかするしかない。


が、飛んだら色んなものに見られそうだな…それはそれで面倒だし、歩くか。


月が見えている。


綺麗な三日月だ。


雲一つないみたいだし…うん、趣があっていいなぁ。


走るのもいいが、この風流を楽しむのも半人半妖の俺としては悪くはない。


俺は空を見上げ、ホントに上を向いて歩いている。




涙はないが。











そうだ、此処が何処か解らない以上、こんな話をしている相手が誰か全く解らない。


此処で自己紹介をしておこう。


俺の名前は凛音。


名字はないし、この名前も幻想郷に来てから名付けて貰った名前だ。


前の名前?覚えてない。




実は昔、幻想郷に行こうと思って自殺した男だ。


だが、幻想郷に来れたはいいが、何故か身体が女性のものになってしまった。


しかもスタイルはそんなに悪くない。


なんで此処に来る直前の事は覚えていないのに、こんなことは覚えているのだろうか。


よく解らんな、記憶と言うものは。




話がずれた、で俺の能力は『ゲームに出てくる技を使う程度の能力』。

ゲームに出てくる技なら基本的に何でも使えてしまう。


ファイアとかホイミから始まり、その気になればエターナルフォースブリザード(効果:相手は死ぬ)や、ワールドデストロイヤー(効果:カンストクラスの大ダメージを与えて相手を殺す)とか普通に使えてしまう。


勿論、そんな大技を使った後はかなり疲れるけど。


おっと、非戦闘時向けの技もきちんと使えるぞ。


例えば…


「エスナ」


毒とか喰らったらこれを使えば治る。

致命傷を受けない限り病院知らずだ。


後、妖怪だから妖力も使える。


というわけで戦闘能力はそこそこあると自負するが…





ドンッ


「おっと。」


人にぶつかってしまった。考え事をしていたら人にぶつかってしまった…確か故事にそういうエピソードがあったな…推敲、だっけ?


「すみません、大丈夫ですか?」


「ええ。大丈夫よ。」


俺はふっと見たその人を見て硬直し、冷や汗を垂らした。


え…何で…


「あぁっ!私のお団子がー!」


振袖姿の美女の彼女が…


「貴女、このお団子どうしてくれるの!?」











西行寺幽々子、通称ゆゆ様が此処に?




あ、あの故事通り、偉い人にぶつかって命の危機なパターンか…



気づいた頃には時既に遅し。


あのM78星雲のヒーローみたいに、ピコンピコンと警告音が頭に響きます。



「弁償してよ!」


「…へ?」






その後、お団子一つを弁償して俺は命を落とす事を回避出来た、良かった良かった。



次回予告


幽々子に連れていかれた凛音!


どうなんの!?


というわけで次回

「その2『で、此処は結局何処?』」


お楽しみに!

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