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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
超特別編「コラボしまくりですが、何か?」
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【蓮也&トシキ編】その5『この世界の零奈はなんか…真面目だなbyトシキ』


PV170,000突破感謝♪


-トシキ視点-


「…あのぅ…いつになったら蓮也の所に着くんですか?」


「蓮也って?」


「貴方を偽者呼ばわりした…」


「あぁ…あいつね。」


ゆかりんBにとっては蓮也は「あいつ」扱いなんだ…


解らなくはないけど、存在否定されたし。


「トシキって、あいつの友達なの?」


「そうですね。仲間ですし、友達です。」


「そう。じゃあ1つ聞いていい?」


「な…なんでしょう…」


蓮也(あいつ)、後で殺っていいかしら?」


「…」


怖いです、ゆかりんBは怖いです。


「…ど、どうぞ…」


ごめん、蓮也。


こうするしかなかったよ。


「そう♪それは良かった♪」


作り笑いとかマジで怖ぇぇぇ…


「あ、今日は遅いから何処かで泊まりましょ?」


「え?」


「私の家に泊まっていきなさい。汗もかいたし、風呂に入りたいわね。」


「そ、そうですね…」


ま、まぁ気を付ければ泊まるくらい、なんてこと…


「でも布団がないわね…トシキ、私と同じ布団で寝なさい。そうすれば何も問題ないわ…」


「#&*′″<≠=〃」


想像しただけで頭がオーバーヒートしました。


「…びっくりするほど女性に弱いのね…」


口をパクパクして、もはや話し相手にもならないトシキを半ば引き摺るようにしながら、ゆかりんBは隙間を開け、中に入っていった。










「此処で良いかしら。」


紫はトシキをとりあえず布団に寝かせ、その顔をボーッと眺めていた。


「…とりあえず、悪い奴ではなさそうね。」


「紫様…この人間は?」


「あ、藍…他の世界から拾ってきた人間よ。」


「人間…ですか?」


「ええ。悪い奴ではないから安心して。それよりも、風呂を溜めてくれないかしら。彼を風呂に入れるわ。」


「解りました。」


藍が奥に消える。


「…早く起きないかしら。色々聞きたい事もあるし。」











-零奈視点-


「…これ、なに…?」


私は目の前の事態に脂汗を垂らすしかなかった。




…青年が二人、倒れている。


一人はレナなのは解るけど、もう一人は見たことがない人だ。


どちらも傷だらけだ…


「あ、治してあげなきゃ!しゅー君、頼むわ!」


触手から緑色の液体が溢れる。


少しの量でよかったみたいだ、服の乱れや傷がみるみる治っていく。


「う…うぅ…」


「こ…この能力は…零奈か!?」


「えっ!?なんで私の名前が解るの!?って…そっか、この力は…」


別の世界の彼女…零奈の力か。


知らない青年の方が先に起き上がり、私を見て一言。


「あるぇー?零奈…じゃないじゃん。」


それに反応する、よく知る青年。


「待て蓮也、彼女は零奈だぞ?」


「違う、俺の知ってる零奈はこんな真面目な少女じゃない……………あ、そうか、この世界の零奈なのか。」


解ってくれたみたいです。










「…そうか、何処の誰がやったかは解らないが、彼女に零奈の力が宿ったということか。」


彼…蓮也は私の説明で全てを理解してくれたみたいです。


「…にしてもこっちの零奈は凄く…まともだ…」


蓮也は私を見ながら溜め息をついた。


「…そんなに酷いんですか…?」


「酷いってレベルじゃないぞ…なんせ自分は女性なのにも関わらず、女性を襲おうと…いや、もう襲ったのか。」


「過去形!?それか過去完了!?」


「幼女だろうが大人だろうが彼女には関係ない…気に入った女性を自らの触手で〇〇〇から〇〇、果ては〇〇〇〇〇〇〇や〇〇〇〇までやって自分色に染め上げるんだ…あくまで本人の話だが…」


緊急的に伏せ字(全年齢版だからね)にしたが、当然私達は伏せ字の中身を聞いているため…


「…」


「…ゴクリ…。」


解らない人は解らないままでいいよ!

世の中、知らない方がいいこともあるよ!


「俺の知ってる零奈は男だったら間違いなく変態という名の紳士…が、零奈は女性だから、変態という名の淑女、か…」


因みに「淑女」は若い女性にも使える言葉だ、この言葉だけを聞いてBBAだと思ったら大間違いだ。(ソースは広辞苑)


「とにかく、こっちの零奈が常識を持っていてくれて、本当に良かった…こっちも変態だったりしたら泣いてたぞ…」


「よ、よっぽど酷かったんだね…」


暫く私は蓮也を慰めていたのだが、突然蓮也が声を出した。


「あ、そうだ、こっちにもう一人来ているはずなんだよ。トシキって言うんだが、知らないか?」


「知らないなぁ…」


「私も見てないわね…」


「トシキを探さなきゃいけないんだ。レナ、零奈、済まないが協力してくれないか?」


「構わないぜ。」


「大丈夫よ。」






こうして、私はトシキという人物を探す事になった。










-その頃のトシキ-


「良ーい湯だな、アハハ♪」


「私も入るわよ。」


「え、待ってくれ、混浴とか聞いてな(ぶしゅぅぅぅ」


「…お湯が血だらけに…くすくす…」


ゆかりんにいじめられていました。


次回予告。


もう少しで蓮也編終了!


だが…これで終わりじゃないよ?


というわけで次回

「その6『スピードスターの名は伊達じゃない』」


お楽しみに!

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