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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
超特別編「コラボしまくりですが、何か?」
67/123

【蓮也&トシキ編】その3『鋼と人力』


その3であります!


ネタ詰めたら凄いことになった…


-トシキ視点-


あ、初めまして。


オレ、トシキ=スピードスターって言います、よろしくね。


オレは今、別の世界の紫…ここじゃゆかりんBらしいけど…に連れられて見慣れない場所に来た。


というかまだゆかりんBは泣いているみたいなんだ…こういうときに何をすればいいのか、オレは解らない。


オロオロするしか出来ない…いや、ホントどうすればいいの?


「…女性が泣いてるって言うのに、慰め一つもないのね…」


慰めればいいんだな!よし、早速…


「だだだ、だい…じょうぶか?」


見事に噛んでしまいました。


「…大丈夫の一言も言えないの?…もしかして貴方、女性恐怖症か何か?」


「そ、そこまでじゃ…ないんだけど…じ、女性と話すのはかなり苦手で…なんか緊張するって言うか…」


「だとしたら極度のあがり症ね…かなり酷いわよ、貴方。」


よく言われます。

このままじゃ彼女なんて一生出来ないよなぁ…


「あがり症には原因があるわ。貴方の場合、きっと幼い頃に女性に関する酷い経験をしたからなんじゃないかしら?」


「実はそんなこと…なくて…」


生まれつきだったりします。


「大丈夫よ。貴方があがり症だからって私は貴方を嫌う事はないわ、安心して。それより、貴方の名前は?」


「あ…オレはトシキ。トシキ=スピードスター。」


「名前だけは噛まずに言えるのね。よろしく、トシキ。」


ゆかりんBが手を差し伸ばしてくる。


「あ…よろしく…」


手を握った。


暖かいなぁ…


「とりあえず、あの男を探すわよ。あの男…許さないんだから…!」


蓮也、ゆかりんBに命を狙われているぞ。


…死んだな、今のうちにご冥福をお祈りしておこうか。











-レナ視点-


「待て、いきなり戦えって一体どういう事だ?」


出会って5分も経っていないんだが。


「どうやらそれが、俺の使命みたいだ。レナ…レナがかなり強いってのは知っている。けど、俺は強くならなきゃ…でないと、守りたいものも守れないから。」


事情はよく解らないが、腕試しをしたいみたいだ。


「…よく解らないが、どうやらやる気みたいだな…!解った、付き合おうか!」




…蓮也は今までの話から判断すると間違いなく能力持ち…相手の出方が解らない以上、『翼を求めし者(イカロスハート)』はまだ取っておくべきだな…!


「文句は言うなよ、蓮也!行くぞ!!」


地面を軽く蹴り、まずは小手調べの軽い格闘だ!


「最初から本気だ!」


パイプ…?あれが武器か?


確かに妙な気配があのパイプからする…何かあるな!


「生憎、俺には武器なんてないんでね!霊掌っ!!」


魔力付きのパンチ、受け取れ!!


「うぉっ!これが噂の霊掌か…!」


パイプで防がれる、それにしてもパイプにパンチは中々痛いな…

幾ら死なないと言っても痛覚はまともにあるから、確実に当てていかないと拳がイカれる。


「リーチも短いしな…!」


パイプによる殴打をかわしながらの霊掌のカウンター。

だが、攻撃をかわしてからのカウンターに入るまでの時間が若干かかっている、その間に蓮也にかわされる。


「今度はこちらの番だ!喰らいなっ!!」


なっ、パイプからの弾幕!?


「くっ!」


腕で盾を作り、直撃は免れたが…


「まだまだぁ!」


いつの間に銃を!?


「くそっ!」


銃撃を回避する為に、俺は蓮也から離れざるを得なくなった。


「パイプから弾幕出るわ、銃持ちだわ…!やりづらいな!」


「でも死なない方がいいさ、武器使えても殺られちゃ意味は…ないからなっ!!」


パンパンと乾いた音が銃口から響く。


「そこまで銃撃がお望みなら付き合ってやるよ!砲符『リヴァイバル』!!」


最初は両手使わないと撃てなかったが、今は片手間でも撃てる!


「残念だが、レナの対策はきちんとしているんだ!反射『ミラーシールド』!」


盾…?


「なっ!?跳ね返った!?」


嘘だろ!?リヴァイバルが跳ね返されるなんて!?


「あっつ!」


身を捻ったが、軽く左腕が火傷したみたいだ。


「余所見は駄目だぜ?怒符『怒りの炎』!!」


俺の周りから炎の柱が迫ってくる。


「止まってたら殺られるのか…!ならば!!」


蓮也に突っ込めば、炎はかわせるだろ!


「かかったな…!俺の勝ちだ、レナ!!神器『パイプ・ザ・グングニル』!!」


まんまと誘われたって事か…!!


蓮也がパイプを振りかぶる。


「そぉい!!」


パイプを投げた…って速くないか!?


「ごふぅっ!?」


ぽっぽー!と蒸気を出しながら、パイプと俺は飛んでいく。


このパイプ、腹にのめり込んでるぞ!






「やったぜ…!此処までしかけりゃ流石のレナも…!」


なんか遠くで聞こえる。


「ざけんなぁ!!」


パイプを掴み、俺は「切り札」を使った!


翼を求めし者(イカロスハート)…!!」


右肩に現れる翡翠色の結晶!


「まだだっ!!この勢いを殺すには…!」


空中で自在に動けるようにならなくては…!!


飛ぼうとした人間(イカロス)の名があるなら、翼を俺に授けてみせろっ!!」


そして、力はそれに答えた!


翡翠色の結晶は姿を変え、光の翼と化した!


「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


止まれと願い、力を翼に込める!




身体が…止まった!


「パイプを頂くぜ、蓮也!」


しっくりくるな、このパイプ。


「やばっ…!パイプ奪われるのは考えてなかった!くっそ…!ならっ!!」


蓮也を包む…壁?


「否定幻想実現…プラチナ製のドームだ!」


何製かさえ言わなければよかったのに…


「霊掌っ!!」


「あ」


プラチナ製のドームにぽっかり穴が空いた。


プラチナって金属だからね…融点あるよね。


「ガッデム!…と言うと思ったかぁ!!レナ…貴様は狂え!!」




蓮也の左目が紅くなった気がしたと同時に。






俺の視界が、黒くなった。




次回予告!


蓮也の能力が明らかに!


レナはどうする!?


トシキ、君はいつになったらレナに会えるんだ!?


というわけで次回

「その4『デジャヴと狂気』」


お楽しみに!

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