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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
第3.5章「Escape from Gossip!!」
61/123

戦いの円舞曲


ラスト3話…?


とりあえず、もうすぐ第3.5章は終了します。



あ、PV150,000突破しました!

皆様ありがとうございます!


-???視点-


「こりゃぁ…まずくないか?」


正直な話、このままでは片方が死ぬまで戦いが続きそうだ。


ついでに言えば、自然破壊も甚だしくなる。


戦いは時間が経つに連れ、激しさを増している…


「どう?彼と幽香の戦いは。」


「言っていいか?このままじゃ色々とまずいぞ。」


隣に現れた隙間妖怪に思った事をぶつけてみることにした。


「レナも本気出した、幽香も本気出したと来れば、かつての阿修羅との戦いみたいに本気で幻想郷を破壊しかねないぞ?

あれがあったから結界を張ることに決めたんだろ、あんたは?」


「そうね…このままでは確かにまずい気がしてきたわ。」


「最悪結界が破られて終いだ。どうするんだ?霊夢を呼んで『例のあれ』でも使わせるつもりか?」


「でも『あれ』は彼女に負担をかける…いや、負荷が大きすぎる。いくら彼女でも、片方を止めるのに精一杯よ。」


「…霊夢はどっちを止められる?」


「まさか霊夢にやらせるつもり?貴方、かなりの薄情者よ。」


「誰が霊夢だけにやらせると言った?あんたも手伝って貰うぞ。あんたと霊夢が居れば、レナは止められるだろ。…俺は幽香を止める。」


「でも、機嫌を損ねた彼女は危険よ。今邪魔を入れてみなさい。今以上に幻想郷の危機よ。」


…仕方ないな。


「…紫、霊夢に藍、パチュリーを呼んできてくれ。」


「どういうこと?」


「結界を強めてくれ、限界までだ。…仕方がないから俺がどっちも止める。無茶かも知れんが幻想郷が吹き飛ぶよりかはマシだ。仮に俺が殺られた事を考えて、幽々子も呼んでおいてくれ。」


…全く、幻想郷の中でドンパチやらないでくれよ。


此処まででかい被害になるなんて想像すらしなかったぞ…!






-レナ視点-


「うぉぉぉぉぉ!!!!!」


幽香と殴り合いになっている。


こうなってしまった以上、スペルカードはもはや使い物にならない。


後は力と体力と気力のみ。


「幻想郷最強と言っておきながらそれか!ただの殴り合いに持ち込めば体力の問題だな!」


「…阿修羅もそんなことを言っていたわね。同じミスは二度と繰り返さないわ。」


フッと、幽香の姿が消える。


「後ろかっ!!」


足蹴りを受け、俺は幽香から遠ざかる形になる。


「仕留めるわ。花符『幻想郷の開花』」


なっ、植物だと!?


「行きなさい」


蔓が伸びる。


「ちぃっ!!」


弾幕を展開して触手を防ぎ、幽香に向かって突っ込む。


「遅いわ。マスタースパーク。」


ゴウッ!!!!と力の奔流が一筋の光となって具現する。



「何発でも撃てるのかよ!?」


身体を捻ってかわしながら、幽香に吠える。


「貴方の霊掌と同じよ。これはスペルカードではないもの。」


「あくまでルールは守ってる、ってか!」


だが、何発もあんな攻撃をされていたら近付くにも近付けない。


「ならば撃たせる暇を与えなきゃいいんだろ!!」


怯むな、俺。


幾ら奴が強くても、俺は致命傷さえ喰らわなければ何と言う事はない!


恐怖を限界まで抑えろ。


幽香に一撃加えるイメージをしろ。


黄色い光の筋が、俺に向かう。


…止まるな、突き進め!!


「そこだぁぁぁぁ!!!!」


「それで勝ったと思うな!!」


俺の拳と幽香の拳がぶつかると同時に、周囲に波が立った。


衝撃の強さが、それを生んだのだ。


「まだだっ!」


「もっと楽しませなさい!私はそれじゃ満足しないわよ!!」


再びの体術の応酬。


二人は、確かに戦いを楽しんでいた。


それは歪んだ思想などではなく、「ただ、力をぶつけたい」という純粋な思いだけの行為の途中で起きた事だった。


いつしかレナは「相手の力の底を見る」という思いで拳を振るい。


幽香は「純粋に戦いを楽しむ」為に拳を振るっていた。



今の二人には、幻想郷の限界とか自然保護とかと言った意識は全くなかった、それほど楽しんでいるのだ。





-???視点-


「!!まずいな…結界についに干渉しやがった…!!」


あの二人の戦いの余波は、幻想郷の危機を生んでいた。


結界が破られれば、幻想郷という世界が消滅する。


結界が、少しずつこの戦いの激しさに耐えられなくなってきたのだ。


「紫…まだか!?」


「お待たせしたわ!」


隙間からぞろぞろと現れる、結界に詳しい者達。


すなわち博麗霊夢、八雲紫、八雲藍、パチュリー・ノーレッジ、そして保険の為の存在、西行寺幽々子。


「今すぐ結界を強めてくれ!!急がないと結界が潰されるぞ!!」


「解った!」


結界を強化する為に魔法を詠唱し始める四人。


「幽々子…行けるか?」


「今の私は本気よ?」


「OK…飛ばすぞ!!」


時間はない。

あの二人を止めなくては…!!






-幽香視点-


「そこよ!」


一瞬見えた隙を突き、私は彼の腹に膝を入れた。


「ぐぅっ!」


続いて日傘で頭を一撃。


すかさず回転を入れた蹴りを彼の脇腹にぶつけた。


彼は地面に数回バウンドし、動きが止まった。


「終わりね…私の勝ちよ。」


彼の身体を植物の蔓で拘束し、私は彼の首に日傘の先を突き付けた。


「楽しかったわ…貴方、死なないんでしょ?ならその身に刻みなさい…私の戦いをね!」










「幽香!!」





〜切実なお願い〜


この後の超特別編の特別出演キャラが現在…


4人です(正直)



キャラ提供してくださった皆様、ありがとうございます。











このあとにこう言うのもなんですが…


少なくとも5人居ないと話が成り立たないのです。(欲を言えば7人は欲しい)


すると更新速度が急にがた落ちします。(プロット再構成の為)


そして永遠に風神録編入れません(涙)

←冗談のような話ですがマジです。




というわけで再度お願いです。


出演キャラをこのバカ作者に提供してやって下さい、お願いします。


無理矢理バトルに持ち込むのは…止めました。(提供してくださったユーザー様の要望には答えますが…)


そんな感じなので「どんな」キャラでも構いませんのでどうか私にキャラを分けてくれというお願いでした。


宛先は感想コメント、メッセージで随時受け付けております。














ここから次回予告。


レナの前に現れたのは…!?



というわけで次回

「喧嘩両成敗とはよく言うが、これはやりすぎなレベルだと思う」



お楽しみに!



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