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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
第3.5章「Escape from Gossip!!」
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至高天の戦い(弐)


今回とっても短いです…


時は少し遡り…


-幽香視点-


「私を無視しないでよ。」


薄情過ぎるわ。

私は貴女達の旧友なのにね。


「幽香…!」


「何の用なの〜?」


用?そう言われたらたった一つしかない。


「私は強者を喰らいに来ただけ。雑魚には用はないわ。」


「なら何故私達を邪魔する?」


全く…解ってないわね。


「簡単よ…






雑魚以下のミジンコを喰らう為よ。」


「!!幽々子、避けて!!」


ちっ、気付かれた。


しゃがまれちゃかわされるわね。


「力は衰えてないみたいね…!」


紫の後ろで、私が斬った木々が倒れる。


「…力がなければ、戦えないもの。強者とね。」


「…やはり貴女はまだ、強者を求めているのね。」


当たり前よ。私にとって戦いは…呼吸と同義よ。


「道は踏み外してないわ。悪いことはないわよ?」


「いえ…貴女の力は既に道を踏み外している…!」


「敢えて聞きましょう…何故?」


答えは予測出来る。


「『あの力』は妖怪風情が持つ力じゃない!」


やはりそこか。

そこまで怒るんだから、余程気に食わないようね。


「いえ…使い方さえ間違えなければ素晴らしい力よ。現に見てみなさい…あれを。」


私は彼の方を向いた。


「彼は死んだ。そして力を手に入れて戻ってきた。これは進化よ。彼は進化するべくして進化した。」


「退化の間違いじゃないの?」


「貴女は弱い。だからそんな事が言えるのよ。…早く終わらせましょう。」


一瞬で距離を詰める。


「まず一人」


日傘を振り、紫を沈める。


「幾ら友達とは言え、紫を傷付けるのは許さないわ。」


戦いの眼になった幽霊。


「貴女は歯応えありそうね…幽々子!」


「死符『ギャストリドリーム』」


その殺気…良いわ!


「貴女を前菜にしようかしら!」


こうして、幽々子と私は戦争を始めた。






「もうおしまい?」


「幽香…強いわね…」


程好い運動にはなったわ。でも、そこまでね。


「もっと強くなりなさい…それが私に勝つ唯一の方法よ。」


軽く日傘で小突き、彼女は気絶した。


「まだやりあってるのね…」


私は彼の方へ向かった。






-らぐな視点-


レナを追いかけながら、俺は幽香に問い掛けた。


「幾ら敵とは言え、親友相手によく戦えたな。情とか湧かないのか?」


「それは油断に繋がり、やがて命を落とす原因になるわ。だからあまり他人と関わりたくないのよ。」


「それはそれで寂しくないか?」


「…寂しいから戦うのかもね。でも今は大丈夫よ。」


「…周りを頼れ。幽香一人で抱え込んだってどうしようもならねぇ事がある。強がんなよ。」


「その忠告はありがたいけど貴方に頼るのはごめんね(ニコッ)」


「笑うなよ…心が折れる…折角数少ないカッコつけポイントだったのに…」


「嫌よ。面白いものを笑わないなんて愚の骨頂よ。」


どうやら俺の忠告はお笑いレベルのようです。


「…でも、心配してくれてありがとう。」


「幽香…」


わーい、優しいゆうかりんだー!


「それはそうと、例の彼は本当に強いのかしら?拍子抜けくらいの強さだったら貴方を殺すわよ?」


元に戻ったー!?


「おいおい…仮にも紫と幽々子を倒した存在だぞ?弱いなんてことあるのか?」


内心そのドライな展開に涙を飲む勢いだが、顔に出さないようにして聞く。


「ええ。今の二人は弱いもの。所詮、井の中の蛙というくらいかしら。」


「…舐めたら逆に殺られかねんぞ?」


「解ってる。だから久しぶりに本気出そうかしら。」


…何処まで強いんだろう、幽香は。


とりあえず、こんな展開になって今更何だが…


レナ…死ぬなよ…?


定番(?)コーナー。


作者の好きな東方キャラランキング【星蓮船編】


1位…ぬえ

2位…ムラサ

3位…ナズーリン

次点…白蓮



次回は花映塚・萃夢想・緋想天・文花帖・妖精大戦争まとめて!


というわけで次回

「手も足もついでに口も出ないとはこの事か?」


お楽しみに!


次回更新…明後日予定


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