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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
第3.5章「Escape from Gossip!!」
53/123

至高天の戦い(壱)


お待たせしました!


-レナ視点-


「なんだこりゃ…!?」


まず状況を理解しきれない。


レミリアを取り囲む…


霊夢、魔理沙、紫、幽々子。


そして、紫と幽々子の後ろから傘を突き立てている、緑髪のチェックのスカートの女性。


もう一人、霊夢と魔理沙の後ろに立つ青年。


…って、あの人は…!?


「らぐなさん!?なんで此処に!?」


「うにゃ?レナか!おひさ〜!」


「『おひさ〜!』って軽すぎでしょう!?」


手を振ってるし…


「詳しい話は後にしてくれや。それより、俺はこいつらに用があるんでね。」


そして、彼は鋭い視線を霊夢にぶつけた。




「で?お前らは何やってるわけ?」


「…死人が出てくるなんて、なんか異変でも起きてるのかしら?」


「バカ、『元』死人だ。」


「だとしても随分おかしいわ。一体何のからくり?」


「お前に教える義理はないね。それより最初の質問に答えろ。何やってるわけ?」


「見て解らないの?犯罪者を捕まえようとしてるのよ。」


…やれやれ、彼はそう呟き、とんでもない行動を起こした!


「物事の真相すら推測出来ない馬鹿は失せろ。剣符『狼牙一閃』」


霊夢は咄嗟にかわしたが…!


「ちっ、後少し速かったら当たってたのによ。」


装束の端が斬られていた。


「貴方は敵のようね!レミリアは私が捕らえる!霊符『夢想封印』!!」


弾幕が彼に降り注ぐ。


「今の内にレミリアを…!」


混乱に乗じ、幽々子と紫がレミリアに襲い掛かる。


が、二人は直後に吹き飛ぶ結果になる。


「私を無視しないでよ。」


あの緑髪の女性…同時に幽々子と紫を相手にするつもりなのか!?


「霊夢、加勢するぜ!恋符『マスタースパーク』!」


「霧雨魔理沙か…!!」


霊夢と魔理沙を相手にしようとしている青年。




「レナ!今のうちにレミリアを連れて逃げろ!!俺達は後から追う!」


「でも、らぐなさんが!」


「俺なら大丈夫だ、問題ない!行け!!」


「…解りました!!」


俺はレミリアの手を取り、逃げに徹した。





-らぐな視点-



「…行ったか。」


「みたいね、でも後で私は彼を喰らうわよ?わざわざ逃がして…結局意味ないのに。」


「けれど、邪魔者を排除しないとゆっくり喰えないだろ?幽香。」


「そうね。シマウマを食べるライオンは一匹でいいわ。だから…解ってるわね?」


こうなった幽香は止められない。


まぁ…止める気もないけどな。


俺も、止まる気はないが。


ついに使う時が来たな…この力を。


「…ああ。」


俺は背中の武器を取る。


『あの異常な世界』の産物を。


「…霊夢、逃げるなら今のうちだぞ。」


「逃げるなんて選択肢、私にはないわ。」


「そうか…」


残念だ、霊夢。


…お前の命は、保証出来ない。






「ならば、せめて死なないでくれ。」


武器…異質な武器から流れてくる、魔力。


それは、俺を『人間』という枠から外そうとする。


これが…幽香が言っていた、『神を殺す力』か…


「今の俺は、本当に何をするか解らないぞ…!!」


バンッ!!と地面を蹴り、霊夢に向けて振る…斧。


「当たらなければどうって事ないわ!」


確かに、当たらなければどうもならないな。


「そこでこれだ。斧符『フラッドスプラッシュ』!」


斧を振る度に水の塊が散らばる。


「何…?」


水の塊はふわふわと漂っている。


さて…仕掛けますか!


「弾けろ!!」


瞬間、塊は四散し、霊夢に直撃!


「うっ!」


「痛みに気を取られてる暇はないぜ?」


今のはあくまで水による攻撃。


つまり、追撃が可能!!


「もっと痛くなるからなぁ!!」


斧で霊夢を一閃!


「きゃぁっ!」


だがこの斧はわざと殺傷力を落としてある。


だから怪我はしない。


打撲傷は付くかもしれんが。


「…此処は諦めろや、霊夢。仮に俺を倒した所で、後ろに居る彼女は間違いなくお前をぶちのめすぞ?俺以上に彼女は暴れるからな…死ぬぞ?マジで。」


「…彼女は紫と幽々子が止めてくれる…そんな事にはならない!」


「だといいんだがな。霊夢、俺を倒すのは後にしな。その二人…既にやられてるかもしれないぜ?」


「…!?」


動揺が見えた。そりゃそうか。

2対1でやり合っておいてやられるんだからな。






「いや、既に倒してるわ。」


「!?」


霊夢の顔に衝撃が走る。


「…昔の二人なら間違いなく私がやられてたけど、今の二人は弱いから。」


おぉう、もう倒したのか。


「早いな…幽香。」


「貴方が遅すぎるのよ。」


俺の横に立つ幽香。


「で、次の獲物はどれかしら?」


目が怖い…。


「…もう終わりだ、幽香。メインディッシュが待ってる。」


これ以上無駄な血は流したくない。


「つまんない。…ま、一番強そうなのが待ってるんだから、まだ退屈しないけど。それでも退屈したら、貴方を食べるわよ。」


「それはどういう意味だよ…」


「色んな意味。」


ちくしょう、可愛すぎる。


「解った解った。そんな上目遣いで俺を見るな。襲いたくなる。」


「全て終わったら良いわよ?」


「そりゃ楽しみだ。…行こう。」


「ええ。」


ぽかーんとしている二人を完全に無視し、幽香は俺を引き摺って行く。


「速いよ幽香!」


「急がなきゃ…メインディッシュが…」


「首が絞まるぅぅぅ!!!幽香さん!?ゆうかさーん!!」


…凄く…痛いです…



勝手にランキング。


作者の好きな東方キャラランキング【地霊殿編】


※レイマリは(ry



1位…こいし

2位…パルスィ

3位…さとり

次点…お空



こいし「1位私?嬉しいけど…なんで?」


作者「きっと最初こそ苦労するかもしれないけど、デレたら間違いなく最高の妹になるほど可愛いから。こんな妹が欲しかった…」


こいし「そろそろご飯時だけど、お兄ちゃん何食べる?」


作者「手作りだったら何でも良い!!」




こいし可愛すぎるだろ…


星蓮船編は次回!


というわけで次回

「至高天の戦い(弐)」


お楽しみに!



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