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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
第三章「月は出ているか?と言ってみたい」
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Extra-1…歴史を喰らう者


寝ぼけながら書いたら非常に質が低くなった気が…


次回はちゃんとなってますが…


おかしかったら修正加えますm(._.)m


ーレナ視点ー


「どぉわぁっ!!」


目覚めたら、竹林のど真ん中。


「ミサイル!ミサイルは!?…って、あれ?」


現在の状況を説明すると。


周りにミサイルらしき残骸が燻っている。


俺以外、誰もいない。


「…ということは…?」


朝日が眩しい空を見上げる。

…僅かに月が見えていた。


「…?」


そう言えば、俺は輝夜を倒したのか?


…覚えているのは、輝夜がスペルカード使って、皆倒されて…それから…


「思い出せない…あれからどうなったんだ?」


何故か記憶が抜けている。…うーん…


「まぁいいか、帰ろう…





ってどうやって帰るんだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」




無理だろ!?道に迷うだろ!?迷ったら一巻の終わりだって慧音先生が言ってたよなぁ!?


「あぁー…目が覚めたみたいね。」


「え?なんであんたが此処に?」


謎だ。なんで輝夜が?


「とりあえず、他の皆は今私の側近が治療しているわ。死ぬ事はないから安心して。」


「死ぬ事ないとか…あんたに言われても信用出来ないな。」


うん、敵だもん。


「とにかく、貴方も休みなさい。私は貴方にとって敵だろうけど、今は戦う気なんてないから。」


「そんな上手い話あるか」


「怪我人は黙って治療されなさい!神宝『ライフスプリングインフィニティ』!」


「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」






意識を落としてしまいました。






ー輝夜視点ー


全く、せっかくの私の善意を無下にするなんて、本当に人間は無礼だわ!


「いや、今のは当然の反応だと思うが…」


死人の貴方は黙ってなさい!


「そんな殺生な事言わないでくれよ、死んだ人間はこんな風に幽霊にならないと喋れないんだぜ?」


というかなんで私は幽霊の声が聞こえるのかしら。

そこが謎だわ。


「それより輝夜、レナを運んでやらないと今度こそ死ぬぞ?」


「あ、そうよ!」


お、重い…男はこんなに重いのね…


私としてもこれ以上人殺しはしたくないので、幽霊の彼の言う通りにレナとか言う彼を永遠亭に運ぶ事にした。






ー永琳視点ー


「やはり、彼はシステム『IED』のサンプルでした…しかも、試作1号機の。」


これは骨董品レベルですよ。


「試作1号機?」


「ええ。最も機能を詰め込んだものです。自己進化機能、自己再生機能、そして自己学習機能…これらは試作を重ねる毎に機能を制限していったのですが、まさかオリジナルとは…」


それの暴走の結果があの獣…。


「でも、壊されたんでしょ?そしたらもうシステムは発動しないのよね?」


「…いえ、システム『IED』オリジナルの本体はもう1つ…もう1つあるのです。それは…彼の脳内…深層心理を司る部分に…」


つまり、解除は不可能…


「面倒にも程があるわね…後は彼に任せるしかないということ?」


「ええ。しかも、2つで1つのシステムが1つ欠けてしまった…今以上に不安定になるかもしれません。」


将来的にもう一度暴走する可能性も、なきにしもあらず…。


「全く…月のマッドサイエンティストは最低ね。不安要素いっぱいじゃない。」


姫様の怒りも解ります…だから私は技術開発から身を引く事を決めた…


「彼を助ける方法はありそう?」


姫様は優しい方です。


「彼がシステムを覆すしかないです。」


「…そう。なら永琳、やれるだけの事をやって。システムの発動を防ぐのは無理かもしれないけど、遅らせるのなら…」


「解りました。」


…システムの発動は彼にも負担をかける。

なるべくなら発動は防ぎたい。


私はあらゆる手段を講じる事にした。






ー???視点ー


「…貴方の頼み通りにやったわよ。」


こんなことに私を呼ぶなんて、馬鹿馬鹿しいにも程がある。


「…済まない。感謝してもしきれないよ。」


「本当に感謝しているんなら、今度私の所に来なさい。色々と用事があるから、動いて貰うわよ。」


きっと近いうちにだと思うけれど。


「解った。後は…頼んだ。」


「どこまでも世話を焼かせるわね。いいわ、頼まれた。」





ーレナ視点ー


「う…」


起きてみたら、此処は…


「あ、目が覚めたのですね。具合はどうですか?」


「あ、あんたは…」


確か輝夜の側近の…


「八意永琳です。今は貴方を看病する医者ですので、敵側の人間であることは忘れて下さい。というより、もう貴方の敵である理由がなくなってしまいましたが。」


「理由がなくなった…?」


何を言っているんだ、この医者は?


「貴方にお伝えしないといけない事があります。貴方の力の事で…」


力、だと?


「貴方には力がある。というのも、貴方は力を『与えられた』としたほうが適切でしょう。…システム『IED』はご存知で?」


「!!」


そうだ、俺はあの時…!!


「システム『IED』…それが貴方が暴走した原因…」


「暴走!?どういう事だ!?」


「貴方はあの時、システム『IED』を発動した。存在は知らなかったと思いますが、要は貴方に埋め込まれた自己防衛システムと思って下さい。

ところが何故かそのシステムは暴走した…結果、貴方はシステム『IED』に一時的に支配され、破壊の化身となった…」


破壊の…化身?


「私達は貴方に殺されそうになりました。ところが、見知らぬ女性が貴方を止め、暴走は止まった。…それが今回の出来事の全てよ。」


「…1つだけ質問していいか?…そのシステムとやらがどうやら俺に埋め込まれたというのは解ったが、そのシステムは…この先暴走する可能性はあるのか?」


「ええ。でも、心配しないで下さい。私がやれることはやりました。…無理さえしなければ、暴走する可能性は限りなく低いです。

ですが…これからも無理をするつもりなら、いずれシステムと向き合う必要があります。」


「解った。…機械ごときに俺の行動を左右されてたまるか。俺は、そのシステムをぶち壊す。」


…俺は、俺自身のやり方を貫く。


システムなんかに喰われてたまるか…!!











永琳と別れ、俺は迷いの竹林で…






迷った。






「妹紅…こんなときに来てくれないと…」


迷ってみるか…と思った時。


「あら?レナなの?」


救世主、現る。


「慧音先生!?」






「それにしても、レナが最後だったなんて…」


どうやら霊夢達は先に治療を終わって帰ったらしく、俺が最後だったらしい。



「…慧音先生、頼みがあるんですが。」


「いきなり畏まってどうしたの?」


システムに喰われないようにするには、俺が強ければいい。

だから…


「俺と本気で戦って下さい。」




次回予告

「Extra-2…歴史を創る者」


本気の慧音先生は色々と危険だった!


お楽しみに!

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