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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
第三章「月は出ているか?と言ってみたい」
36/123

Δ6…幻想無双


ユニーク12000…だって…!?


こ、怖い…(((;゜Д゜)))


ーレナ視点ー


「うらぁ!」


弾を展開し、雑魚共を飛ばす!


「霊夢、このままじゃ埒があかない!少し時間を稼いでくれ!魔理沙!」


「え?」


魔理沙に耳打ちし、行動に移す。


「照準『ハイパーグラビトンレンズ』」


今回はでかめに作る!


「魔理沙、行くぞ!」


「解った!」


レンズに向かって…!


「砲符『リヴァイバル・改』!」

「恋心『ダブルスパーク』!」


同時に照射!!


3つの光はレンズによって1つになり…!


超極太の光線に!


「ぎにゃぁぁぁぁぁ!!!」


見える範囲ならかなりの人数を吹き飛ばしたはずだが…


「まだ終わらんか!」


わらわらと集まる白。不気味だ。


ふと霊夢の方を見ると…


「紫直伝の奥義よ!境界『二重弾幕結界』!」


「ウボァー!」


綺麗に吹き飛ぶ白。

それにしてもウボァーって何なんだろうね。


となると…零奈もきっと…。


「私の視界に入るな!傷符『加速する痛み』!」


「ひでぶっ!」


なんか聞いた事ある断末魔。何処だっけ?


「やってもやっても増え続けるとかキリがないわ!」


「一度集まろう!今各自でやった所で無駄だ!一気に畳み掛ければ…!」


瞬間、白が穴に落ちていく。


「はぁい♪隙間妖怪のお出ましよ。」


「紫!」


「藍、橙!妖怪の力を見せてあげなさい!」


「「はい!」」


白に向かう黄色いのと橙色。


どうやら紫の部下か?


「レナ、霊夢、魔理沙!貴方達は先に行きなさい!蓬莱山輝夜を倒すのよ!」


「あ、ああ!」


此処は紫に任せる事にして、混乱の間をすり抜ける。


と、前方に白が!


「ちぃっ!邪魔をする「幻世『ザ・ワールド』!」」


このナイフは…!


「レナ!先に!」


「咲夜さん!」


「あたしも居るわよ!」


「はたて!」


「蓬莱山輝夜をぶっ飛ばしなさい!」


「…了解!」


さらに先へ!


「待ちなさい!此処から先は通さな「産霊『ファーストピラミッド』!」」


なんか小さな兎が居た気がするが、慧音先生の一撃で見えなかった。


「私も行くわ!」


「慧音先生、ありがとうございます!」


「待ちなさい!此処から先は私を倒してから「不死『火の鳥ー鳳翼天翔ー』!」」


なんか紫色の髪の兎が居た気がするが、妹紅の炎で見えなかった。


「雑魚に構っちゃ駄目!目的はあくまで輝夜よ!」


「妹紅!」


というより妹紅、その炎の翼…熱くないか?






だが、おかげで先に進める。

蓬莱山輝夜…待っていろ!










ー永琳視点ー


「幻想郷最速ですか…ですが、動きが単純過ぎます!」


残像を残す程の素早さだが、動きは単純至極…狙いさえ定めれば!


「そこ!」


足を狙えば潰せる…!


よし!当たった…!


「甘い。私はそんな事で速さは失わない!」


当たって…ない!?


「はぁっ!」


「ぐぅっ!」


は、速い…!


数回地面をバウンドし、私は腹部に走る痛みを抑えながら立ち上がる。


「幻想郷最速の名前は伊達じゃないようね。」


「あら、褒めてくれるのね。あそこの姫様とは正反対の性格ね。」


姫様はあんな男には負けない。


「私は貴女を倒す。それが私が姫様の為に出来る唯一の事ですから。」


私は…姫様を守ると誓った。

だから…。






ーらぐな視点ー


「堕ちろ、カトンボがぁ!」


振り回す斧は、空を斬る。


「当たらなければ痛くない。そろそろこちらも本気を出させて貰うわ。…難題『蓬莱の弾の杖ー虹色の弾幕ー』」


文字通り、七色の弾が容赦なく俺に降り注ぐ。


だが…スペルカードにしては余りにも威力が軽すぎる。


つまり…ハッタリか。


「その解りすぎたハッタリをどうにかしやがれ。」


弾を斧で弾く、そして接近!


「もう一度首を落としてやるよ!」


が、この行動に導く事こそが奴の策だった。


奴の顔に笑みが見えた。


「堕ちるのは貴方よ。『永夜返しー世明けー』」


「!」






咄嗟に斧で防御してみたはいいが、どうやら限界のようだ、使い物にならなくなった俺の斧。


「…さっきまでの威勢は何処に行ったのかしら?武器も使えなくなったみたいだし。」


奴の手が、俺の目前に迫る。


「…チェックメイトよ。死になさい。」


そうか、此処が死に場か。


神よ、俺の死に場、生命の灯を吹き消す場所が、本当に此処であると言うのだな?



…解った。なら、やることは1つだ。


「チェックメイトだと…?貴様、それはただの王手(チェック)の間違いじゃないのか?」


奴の手がぴくりと跳ねる。


「つまり後一手は打てるわけだ…王手のつもりが、実は貴様の首を絞める行為になるとするならば?」


「遺言のつもり?だとしたら非常にセンスがないわ。」


…奴は必ず負ける…俺が倒せなくても、きっと…


「まぁそう言うな。とっておきのプレゼントをくれてやるよ。相続資産だと思って貰え。…これをな!」


最期の賭けだ…貰っとけや!


「うっ!!」


奴の胴に刺した…白い小刀。


「な…何よ…これ…身体が…動かない…!」


ぐったりと俺に全体重をかける羽目になった奴。


「処刑人の道具の1つ…『鳥兜』だ。名前を聞けばどんな道具かくらいは解るよな?」


「ま…まさか…」


「猛毒を刀身に塗りたくった処刑道具だ。ただこの刀は他のものとは少々違っていてね…俺の血を纏わないと効果を発揮しないんだよ。しかも刀身が全て血に濡れていないと完全に発揮しない。」


「!」


腹に一発刺して抜いて、奴に刺す…それが完全なる鳥兜の使い方。

だが…それは。


「おっと…どうやら俺もそろそろ死に際のようだ。死神が迎えに来た。」


俺の命を賭けると言うこと。


「俺は貴様が100%の力を発揮出来なくなればそれでお役御免なのさ。蓬莱山輝夜…死にはしないだろうが、これから貴様は死以上の恐怖に曝される事になる。

毒は永琳に頼め。彼女なら治せる。」


「さ…最後に聞くわ…貴方の…名前を…」


目が眩んできた。

だが、これだけは伝えよう。



「俺は…最後まで…振り回され…続けた…誰にもなれなかった…名無しさ…」




「…敵同士…でなければ…よかったわね。」


「ハッ、くそくらえだ…じゃあな…」


後は…頼んだ。


次回予告

「Δ7…一刻を争う戦争」




永夜抄編クライマックスに突入!


お楽しみに!


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