表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
第三章「月は出ているか?と言ってみたい」
30/123

欠けた月、新たな異変

まさかのPV80000、ユニーク10000突破!


す、すげぇ…読者の皆様の人数が…


あ、ありがとうございます(こういう事になると急にチキンハートになる作者)


2011,7/3,一部修正しました。


「月は出ているか?」


唐突にそんな事を言い始めた、黒いスーツの青年。


「出ているけど、それがどうしたの?」


紅白の巫女はきょとんとした顔で彼に聞く。


「出ているのか…そしたら今日も…」




言いきらない内に、空間が斬り裂かれる。


「はぁい♪今日も飲むわよ(はぁと」


「既に出来上がってら…」


顔が少し紅潮している紫の少女、紫が彼にひっつく。


「え?どういう事?」


いまいち状況が理解出来ない霊夢。


「作者の文字数稼ぎに付き合ってやるか…というのもな、実は…」




‐回想‐


「今日は満月だから飲むわよ~!」


俺はたまに白玉楼に行くようになったんだが、いきなり幽々子がそう言い出したんだ。

や、これだけなら良かったんだが…


隙間が開いて…


「お、お前は!?」


なんか瓢箪を持った鬼っぽい幼女(頭に生えた二つの角でそう判断した)と、紫がやってきた。


「あ、あんたが紫を倒したレナか!」


「え、あ、はい…」


「あたし、伊吹萃香!鬼だからそこんとこよろしく!」


「よ、宜しく…」


萃香とか言う鬼が、ひたすらに紫になにかを飲ませてたんだ。


「ぷはぁ!流石ね、ここまで美味いといくらでもいけそうだわ!」


「飲みすぎちゃうと潰れるよー、にゃはははは!」


会話の内容、及びこの状況から判断して…


酒飲んでるっぽいです、この人達。


「あんたも飲みなよ!男なんだろ?」


「や、俺はまだ未成年」


「問答無用!」


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


そっからなんも覚えてない…



‐回想終了‐



「つまり、強制的に酒を飲まされてるわけね?」


「そうなんだよ…」



今も頭が僅かにふらつく。これが二日酔い…なのだろうか。

もちろん、外の世界じゃ未成年の飲酒は固く禁じられている。

この小説はフィクションだ、そこんとこは理解してほしい。

蛇足だが、作者はお神酒(新年とかに神社から貰える酒)や甘酒なら飲んだ事があるらしい。

あれは法律上は大丈夫なのだそうだ。でも飲みすぎ注意。


「幻想郷では常識に囚われちゃ」貴女はまだお呼びでない。



「解ったわ。私がなんとかしておくから、レナは紅魔館に戻ってて。」


「恩に着るぜ、霊夢…」


この時は思っていなかったのだが、霊夢はかなり飲める口なのか?

それが解るのはもう暫く後になる。


俺は力のない足取りで、紅魔館へ向かった。





「ただいま…」


と同時に倒れる俺。疲れたよ、パトラッシュ。


「どうしたんですか?」


声から、誰が来たかは直ぐに解った。


「あぁ、咲夜さんか、実は…」


‐青年説明中‐


「それは災難でしたね…立てますか?」


「ああ…なんとか…」


咲夜さんの肩を借りながら、俺はふらふらと進んだ。


途中、釈放されたばっかりのレミリアが俺を襲おうとしたが、フランに遊びという名目でボコボコにされていたのはここだけの話だ。




「なんだか申し訳ない…」


「いえいえ、あの鬼の前には誰もかないませんよ、お酒という意味では。」


ベッドに寝かしてくれた咲夜さん。優しすぎるぜ。


「酔い止めの水です。随分と変わってきますよ。」


「あぁ、頂こうか…」


俺は水を喉に流し込んだ。…ある程度、楽になった。


「今日は休んでいて下さい。後は私がやっておきますので。」


「何もかもすまない…」


だんだんと、瞼が重くなる。眠た…





‐???視点‐


「姫様、すぐに…」


囁きで解った。

あの男の目的は、私と永琳の復讐への準備時間を稼ぐ事。


「ちょっと待って。」


私はある機械を取り出す。

月の技術は、此処より数百年先を行っている。

もしかすると、外の世界より進んでいるかも知れない。


「つまり…月を混乱させれば、皆異変に気付く訳ね。」



‐らぐな視点‐


皆さん、こんにちは~。(ひそひそ話レベルの小声で)

月の技術について、此処で説明します。


今、あの姫さんが取り出した機械ってのは、ぶっちゃけるとノートパソコンです。

月の技術ってのは、現在の日本レベルと思って下さい。

で、この姫さんの第二の顔、それは…


「月の全サーバーをハックして、月の形をおかしくするわ。」


立派なハッカーなのです。コードネームは『絶世の美女』らしいです。


「先ずはXXね。…完了。続いてサーバーにXXXXXXを制作…完了。後はこれをこうして、あーして…、永琳、救急箱の中にUSBメモリがあるはずだから、取って。」


月は太陽光が当たる角度によって見かけの形が変わるのですが、奇麗な形にするために月全体に光学迷彩をかけてあるのです。(勿論これはフィクションだからね、鵜呑みにしないでね。『月は太陽光が当たる角度によって形が変わる』のは本当だけどね。)


で、この姫さんはその光学迷彩をおかしくしようと考えているのです。

伏字なのはかなり危険なワードだから伏せてます。やましい意味は全くないけど。


「あとはこれをサーバー全体に適用…完了!」


ついにこの姫さん、月のサーバーを掌握してしまいました。


「光学迷彩の設定を変更…完了!」


それにしても、月側はセキュリティどうなっているんでしょうね?堅いで有名なんですが…




‐その頃、月では…‐


「祭りだ祭りだわっしょいわっしょい!」


「え?祭り?」


「マジで!行こうぜ!」


ネイビーの「祭りだ作戦」で、セキュリティはダメダメでした。



‐咲夜視点‐


「ふぅ…」


今日のノルマを終え、身体を伸ばす。


「それにしても、今日は奇麗な満げ…!?」


私は目を疑いました。


さっきまで真ん丸だった月が…雲も何もないのに…


欠けて、三日月になっていた。


「どういう事…!?」


私は慌てて行動に出る事に。



‐???視点‐


「永琳、月を仮にミサイルで破壊するとして、何日くらいあったら破壊出来そう?」


すると、彼女は少し考えて…


「材料は私が調達するにしても、およそ3日でしょうか。」


3日で出来るんだ、月の頭脳は伊達じゃないわね。


「3日ね…解った、今すぐ用意にかかって。月を破壊するわ。」


「本当にやるんですか?」


「ええ。あんなもの、壊してしまえばすっきりするわ。」


私を追い出した罪は重いわよ…?



‐らぐな視点‐


こりゃぁまずい事になったねぇ。月が壊れちまったら随分と困る。

…レナに力を借りますか。


「逃符『逃げるが勝ち』」


ぽんと、彼は姿を消した。

次回予告

「⊿1…夜に謡う者達」


早速あの二人が登場!

お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ