@3…マグロじゃありません、アリス・マーガトロイドです
本編とは全く関係ありませんが…
バレンタイン爆発しろ!
ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぅ!
と嫉妬しまくった所で本編をお楽しみ下さい。
本日2回目の更新ですが、これはバレンタインに嫉妬したからです(笑)
*2011,6/17,一部修正しました。
「…誰?」
うん、誰か全く解らないね!見覚えも当然ないね!
…姿から見るに…普通の少女だが…?
山吹色の艶がある、肩にぎりぎり届くか届かないかの髪。
深海のような澄んだ、深みのある瞳。
カチューシャしてるな。
女の子らしく、ドレス姿だ。
「あぁ…ごめんなさい。私はアリス・マーガトロイドよ。ここらへんに住んでるの。」
「コイツ、ミタコトナイヤツダナー!」
「って、人形が喋った!?」
驚いた、アリスとか言う女の子の回りを飛んでた人形が突然喋り始めた!
「この子は上海人形。私の相棒よ。」
「ヨロシク!」
橙色のドレスを着た人形…上海人形が俺の回りを飛ぶ。
「あぁ…よろしくな。」
自律回路でも組み込んでいるのか?
技術がかなり高い。
「見た事ない人ね。お名前、教えてくれないかしら?」
「俺は彩埼玲奈だ。皆は俺の事をレナって呼ぶ。」
「此処じゃ寒いでしょ、私の家に来ない?」
「ありがたい!是非そうさせて貰うよ!」
久しぶりの建物だ…
寒さから少し離れられるのが嬉しい。
アリスの家はとにかく綺麗だった。
「オチャ、モッテキタゾ!アリガタクオモエヨ!」
上海人形が湯飲みに入れたお茶を持って来てくれた。
「ありがとう。」
「彼女はベットに寝かしているわ。安心して。」
美鈴はまだ夢の中、か。
「…ところで、レナは何の目的で此処に来たのかしら?」
「季節がおかしいからだ。原因を調べたくてな。」
「…もう一つ質問ね。レナ…貴方は本当に人間?」
「は?人間だが?」
人間じゃなかったら何なんだろう。
「いや…貴方からおかしな力を感じるのよ…まるで『数百回生き返った』みたいな貫禄と言うか…よくわからないけれど。」
「なんだ、そのことか。俺の能力だ。浅い傷ならすぐに癒える…例え致死傷喰らっても、少々の時間があれば傷は治る。ちなみに死んだ事は数百回ある。」
「さらりと凄い事言うわね…まぁ、貴方の能力故ならいいんだけど。
こっちも調べてるんだけど、原因は解らないわ。一週間くらい前からこんなおかしな季節になったみたいだけど…誰がやったとか、そんなのは全く解らない。」
「…やっぱり、か…」
犯人は誰だ?
「今夜は止まっていって。汗も流していくといいわ。シャワーがあるから。」
シャワーあんの!?
この世界…ハイテクなのか…!?
とりあえず、アリスの好意に甘えて俺と美鈴はアリスの家に泊まっていく事にした。
シャワーを浴び、なぜか綺麗になった背広に着替え(後に解ったが、アリスが何かしたらしい)、俺は寝室に向かった。
…ところが。
「何で寝室に美鈴が…?」
最大の謎、何故…?
「…ごめんなさい、寝室が一つしかなくて…私は何処でも寝れるけど、お客さんはちゃんと良い所に寝て貰わないと…」
つまり、だ。
同じベットに2人…
恋人でもないのに異性同士とは…中々まずい気がする。
「…玲奈さーん…2人っきりですし、いいこと、しませんか?」
…なぁっ!?
いいことって…それって…つまり…アレの事…だよな?
…俺だって男だ、いいことの意味くらい解る。
このシチュエーションで…やることって、勿論…
「疲れたんでマッサージ頼みますぅ〜。」
…ですよねー。
あくまで先方にとって良い事ですよねー。
「うぅーん、気持ち良かったー!」
気持ち良かったなら何よりです。
「マッサージ師の才能があるんじゃないんですか!?これは凄いですよ!」
そうなのっ!?
「ピンポイントのツボ押しとか絶妙過ぎますよ!」
…おお…
とにかく、俺は新たな能力を身につけたようです。
『ツボをピンポイントで突ける程度の能力』
…役に立つのか、この能力?
「…」
そして朝。
うん、朝なんだが…
「どうして…美鈴は…
裸なんだ?」
寝る前まで服着てたはずなのに…
何があったのか、俺には解らなかった。
「おはよう、気分はどう?…って…」
ドアを開いた直後のアリス視点では。
裸の美鈴。
横には玲奈。(服着てる)
結論→お楽しみの後
「…ごめんなさい、邪魔したわね。」
顔を赤くして、アリスはドアを閉める。
「それきっと誤解ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
この後、アリスの誤解を解くのに丸一日かかり、もう一泊してしまった。
アリスと美鈴で一緒に寝て貰い、美鈴の芸術的な寝相の悪さ(布団を崩す事なく服を脱ぐ事)を理解して貰い、事なきを得た。
次回予告
「@4…新たな力」
…どうなるの!?
お楽しみに!