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100万回死んでも生き返りますが、何か?  作者: らぐな。
第四章「胡散臭い宗教ほど、面倒なものはない」
103/123

□3.5…妖怪の山の日陰には

ついにお気に入り100の大台来ました!


な、長かったよ…


今回は仕込み故少し短めです。

今までのあらすじ。


・にとりの研究所は救われた!

・零奈inスキマ

・あれ?雛は?





以下本編!





-???視点-


「イヴェ、にとりの件は大丈夫だったわ。私が出る幕もなかったみたい。」


文さんからのリークだったけど、世に出されない内に手を打っててよかった。


「みたいね。ついでににとりとコンタクト繋げば完璧ね。」


「それはあの不死身君がしそうよ?一応、私達と目的は同じみたいだから。」


不死身君の存在は妖怪の山にも知られている…なるべくなら敵に回したくない存在として。


「今のところは、ね。でも場合によっては敵になり得るわ。前にやり合った事があるけど、手強い存在よ。」


…うん、会った事ないから解らないんだけどね。


「ふぅん…ところで、こちらの戦力はどれくらいになりそうかしら?」


「私に貴女、萃香に文と椛…後は加藤さんを始めとする妖怪の皆よ。数にして…150くらいかしら。」


「150もあれば十分ね。何時攻め込むの?」


「萃香の準備ができ次第になりそう。もう既に私の人形を潜り込ませてるの。後は攻めるだけって所までやっているわ。」


「流石…ね。」


人形1つで此処まで戦況を操る事が出来るなんて、『妖怪の山の裏番長』の名は伊達じゃない。


「調べた所、巫女に関しては貴女がてきめんだってことが解ったわ。奇跡を起こせるとかって言うけど、その真反対の力を使う貴女なら…」


「そうね。巫女に関しては私がやりましょう。でも、それ以外はキツいかも知れないわよ?」


「構わないわ。巫女さえ止められれば勝ち目がある…組織の(トップ)の首さえ取れれば、組織は自然に崩壊する。」


私の肩に手を乗せて、彼女はこう続けた。




「雛…貴女を頼りにするわ。平和の為に…覚悟を決めましょう。」



未来を創る為に、手を汚す…。


矛盾としか言えない行為だけど、私達に出来るのはこれだけ。


私はそれを自分に言い聞かせながら…


「ええ。」


頷いた。








-レナ視点-


…というわけで、にとりの研究所は資金難という大きな問題を解消し、にとりは吹っ切れたように機械を動かしていた。


ついでににとりは八坂神奈子を倒す事に快諾、今は秘密兵器という何かを造っていると言っていた。


「守矢神社に着く頃までになんとか間に合わせるから、皆も頑張って!」


俺達はにとりを始めとする河童さん達を味方に付け、再び守矢神社に向かって出発した。




「…皆さん、すみませんが此処からは先に行って下さい。私には仕事があるので…。」


「仕事?見張りか?」


「ええ、かなり持ち場を離れてしまったので…」


「そうか…確かに外から敵が来たら困るしな…解った、気を付けてくれ!」


「皆さんもお気を付けて!御武運をお祈りします!」


そうして椛と別れた。






-???視点-


「我々が新しい世界の頂点に立つ!我々が新たな秩序を創り出すのだ!」


そう、我々こそがこれから始まる世界の頂点でなければならない。


その為には、古い秩序は一掃されなければならない。故に、博麗霊夢…彼女の存在は邪魔でしかない。


「今までの世界では、人間が頂点に立つような世界だった…しかし、これからは違う!長年人間に虐げられてきた君達妖怪が頂点なのだ!」


『うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!』


妖怪達で溢れかえる狭苦しい空間で、歓声が上がる。


余程人間に恨みを感じていたのだな…だが、それが力となる。


両手を広げ、戦意を高揚させようと言葉を続ける。


「さぁ、我々と共に行こう!そして、理想郷を創り出そうじゃないか!」


『守矢教万歳!神奈子様万歳!』


サッと踵を返し、舞台の影に居た二人に声をかける。



「これで良い…諏訪子、早苗、行くわよ。」


「博麗霊夢を潰しに行くのかい?」


「その前に、私達を邪魔しようとする奴等を排除する。それからでも遅くない…理想郷の創造は。」


どうやら敵はもう来ているようだ。


その敵を潰してからでも、私達にとって都合の良い世界は作れる。




「足掻くなら足掻いてみろ…古き者よ。私を楽しませてくれ。でないと退屈してしまうから。」

次回予告。


え?風神録編のメインキャラって彼女でしょ?(後に主役になったし…)


そんな彼女が満を持して登場!


え?何回か出てた?

気にしちゃ駄目です!


というわけで次回

「□4…最速の黒翼」


お楽しみに!



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