表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/31

第3話、ボルトン男爵領



 それにしても両親も姉のクレアも前世の西洋人のような綺麗な顔でこの世界の人は皆が美男美女なのだろうか。


 面会は許されたが、まだ安静にしているように言われて、クレアはシスコンなのだろうか、僕(わしを止めて僕と言うことにした)の部屋に入り浸りで困っている。


 今日も部屋に来て。


「マリュウス、来月5月5日で7歳になるのね。7歳になると教会で鑑定の儀があるからどんな魔法を授かるのか分かるので楽しみね」


 そう言えばこの世界には魔法があり、父親は火魔法、母親は水魔法、クリア姉さんは風魔法を使えるはずだ。


 僕はアマリア女神様が召喚魔法を授けると言っていたが、どんなものを召喚出来るのか楽しみだ。



 生まれ変わった少年の記憶によると、ボルトン男爵家の領地は広く前世の北海道くらいあるが、西側には海があるだけで北、東は山脈があり、南側は低い山で領地から出れるのは南側の山越のする道の一か所で、人口は驚く事に5千人くらいしかいないのだ。


 領都は街と言うより大きな村で海の近くにあり、領民の8割は領都に住んでいる。


 他の地は開拓されていない広大な森で色んな魔獣もいるらしい。


 産業は農業だけでパンが主食なので小麦が主で野菜や果物も栽培している。


 領地からサンビア王国のキィウ王都に行くには南側の一番低い300mくらいの険しい山道を越えて行かねばならない。


 領地には小さな教会があり、年老いた司祭がいる。


 ボルトン男爵の領地は僻地なのでサンビア王国から見放されているみたいだ。


 果たしてこんな場所からこの世界に農業を発展させるのは無理と思うが、アマリア女神様との約束なのでやるだけやってみよう。


 5月5日は前世の子供の日でそれまでには元気になりたいものだ。


 クレア姉さんは僕の部屋に入り浸りだが、この世界の常識や食料事情、農業の事を聞けて為になった。


 砂糖はなく、甘い果物の果汁と乾燥さして砕いたものや高いが蜂蜜が甘味料として使われているらしい。


 塩は海水から取るのは知らなく岩塩だけで値段が高く、調味料は塩だけで他にはないみたいだ。



 今日は医者に普通に生活しても良いと言われて夕食を食べに食堂に行くと父上が。


「今日はマリュウスの全快のお祝いだ。」


 母上も僕を抱き締めて。


「本当に良かったわ。今日はご馳走よ」


 見るとテーブルにはステーキなのか肉が焼いてある。その他にもシチュー、野菜サラダ、スープ、パン、何か分からないが煮物がならんでいる。


 食べてみると、どれも薄い塩味で前世の料理に比べたら不味過ぎるが母上が僕の全快祝いの為に作ってくれた料理なので我慢して食べた。


 これがご馳走とは、やはり農業を発展させて色んな食材や調味料を作らないといけないと実感した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ