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9 襲撃

翌日は8時頃に目覚めると洗面所で朝のルーティンを行った。

9時過ぎには宿を出て、町に乗りだして言ったが、昨日程の賑わいはない、何でも良いのでスマホを手に入れたかったが、まだ店の開いている時間帯ではない。


取りあえず朝飯を食べようとバーガー屋に入った、壁や床は薄汚れていたが、店員の態度は明るく、居心地は悪くなかったし、味もいたって普通の想像通りのものが出て来た。


食事が終わると店を出て目をつけていたスマホ屋に入店する。


女性店員が明るい顔で出迎えてくる。

スマホのことはよくわからないし、この世界線ではどんな機能があるかわからないので、バッテリーが長持ちして、カメラはそこそこ、メモリは適当にと頼むと、追加でアプリや機能をいくつもすすめてくるのですべて断り、その場でスマホの箱を受け取り、店を後にした。


そこらの道端でバックパックからスマホを取りだして通電させ、アプリを確認していると、何人かの殺気が感じられた、システマの技だ。


顔をあげると黒服の男たちが近付いて来ていた。


「おまえは昨日鳳凰に来て仲間を殺して行ったヤツだろ」

そう言ってスマホを取りだすと、スマホにカメラ映像が映っていた。


「その画像は確かに俺だよ、しかし相手の方から銃口を向けて来たんでね、この世界じゃあそんなことしたら返り討ちにあっても仕方が無いだろう?」

「ふざけるな!ちょっと着いてこい!」


(後ろに一人前2人に左右、5人か、殺気があるがビビッてもいやがるな)


倉庫街に着くと全員が懐に手を入れる動作を見せたので、背後の男に頭突きをかました後で、首をひねって戦闘不能にし、そのままそいつが持っていた拳銃で左右の男たちに3発づつ打ち込んで倒したが、正面の男の銃弾が2発胸にめり込んだ。


「ははっ!馬鹿が!この人数を相手に出来るもんか」

「それがそうでもないんだな、あーあー早くも服が血まみれ」


俺はそう言って黒服に詰め寄ると、相手は仰天して銃を連続して発砲してきた。

一発は頬にあたりそれ以外は外れて、拳銃はホールドオープンしている。


黒服が動けないでいるところを、顔面に銃弾の残りを全て叩き込んだ。

黒服が全員倒れた所で傷が全て再生された。


「うーん・・・これは鳳凰の店長の指示ではなさそうだな、あれだけ脅しておけばこんなことはしない、仲間をやられて殺気だった部下の単独行動だろう」


俺は倉庫街をはなれて、繁華街に向かい、この先必要になるであろう雑貨を見つくろいに行った。



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