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44 カルテルをつぶせ⑥

スキンヘッドの男はカルテル本部の場所をしゃべりだした、そこはここから一時間ほどにある田園の外れにある屋敷だった。


「定時連絡は?」

俺がそうたずねると男は朝の8時と夜の8時の二回だと答える。


「・・・あんたらはここに残って他の構成員が来た時の対処と、コイツの見張りをたのむ」

「君たちはどうするんだ?」

「武装が足りないから買い物に行く」


俺とみまは急いでSUVを走らせて駅前までいき、自働車を降りて「浦安雑貨店」の地下に降りて行った。


「どうやら生きていたようだな、またウチに来たってことは何か不足があるのか?」

「武装が足りない」


「ほう?どんなのだ」

「連射式のグレネードランチャーと弾を10,RPGを6発、あと都合のいい軽機関銃を」


「ほ!戦争でもするつもりか?」

「第三次大戦だよ」


おっちゃんは言われた通りのものをてきぱきと持ち出してきて、おれはそれらをどんどんSUVに積み込んでいった。


「こんだけ揃えると高くつくぞ?」

おっちゃんは笑って言ったので俺はそれに答えた。


「カルテルは完璧に潰す、他の奴らがその後釜に座ろうとした時に躊躇するほど叩きのめして死人を出す」


支払いを済ませて階段を上がり、SUVで先ほど潰した隠れ家に戻って来た。


「何もなかったか」

二階の扉を蹴り飛ばしながら部屋に入ると鈴木たちは何事もなかったと返してきた。


その後はブリーフィングを始める。


「内部には民間人や女子供はいるのか」

俺はスキンヘッドの男に言葉をかける。


「いない、全員構成員か、何かしら裏の仕事をしている人間だけだ・・・」


「そうか、まず軽トラからみまがRPGを入り口に叩き込む、その後は逃げられないように車庫や車両がある所を重点的に攻撃してくれ

あとはまんべんなく建物に撃ち込んで欲しい」

「はーい、RPGを撃ち終えた後は?」


「その後に俺と鈴木たちは建物に走り込んでいく、その時俺たちに当たらないように建物や人間に軽機関銃をどんどん叩き込んでくれ」


「俺たちはどうする?」

「鈴木は後方からMGL140グレネードランチャーを建物内に撃ち込んでくれ、デタラメで良い、弾も使い切ってくれ」


「動くものは全員殺せ、ヤクをばら撒いて多くの人間から金をまきあげ廃人にして、殺す奴らだ、慈悲は無い」


「さて、あんただが、俺たちと一緒にきてもらう」

そうスキンヘッドの男に声をかけると、足の結束バンドを切り、武器と一緒に詰め込み、その後俺とみまが軽トラに乗り込む、サスペンションが大きくたわんだ。

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