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「さて探索・・・と、出た出た、ここからそう遠くないな、この能力詳細検索できるのかな?詳細検索」
詳細検索をすると目的地周辺がアップにされ様々な色が施されている。
「緑色は・・・治安良好地帯か、建物の外観は見えるのかな?」
そう言うと建物の外観がアップして浮かび上がった。
「ねぇ、それは何が見えているの?」
「ああ、そうか、みまからは見えないのか・・・いやまてよ、画面共有」
「わぁっ急に画面が出た!」
「どうやら成功したみたいだな」
「すごいねこれ、スマホが比じゃない機能だよ・・・この地域、ここは富豪の集まるエリアだよ、セキュリティーもかたいからどうなるかな」
「うーん、とりあえず行ってみるしかないのか?」
俺は車を走らせてその富豪の集まる地域を目指した。
走るにつれて目に見えて街並みがととのっていくのが分かった。
更に豪華な地域に差し掛かるとガードマンが道をふさいだ。
「登録のない車両だぞ、ここに何の用だ?」
そう問われた俺はすなおに事情を話した。
「なんだ、探偵みたいなもんか、いま問い合わせする」
そう言ってガードマンはスマホで連絡を取り、何事か話しているようだった。
「先方から許可が下りた、行って良いぞ」
「ありがと」
「みま、この先は多分ボディーチェックが入る、千枚通しと拳銃をダッシュボードの中へ」
「わかった」
みまは言われた通りにした。
しばらくして目的の屋敷にたどり着くと、門が自働的に開き、その中に入り隅の方に車を止めた。
車から降りるとすぐに二人の守衛がやってきてボディーチェックをはじめた。
「はい、よろしいですよ、それとカードを見せてください」
2人分のカードを渡すとリーダーにかざしてなにやらチェックしている。
「どうですか?」
「はい、では主人の所へご案内します」
そう言われて俺たち二人は守衛のあとに付いて行った。
いくつもの部屋を通り過ぎた先の扉で守衛がノックをする。
「例のお客様がお見えです」
中から返事があり守衛がドアを開け中に入る。
初老の男性がソファーから立ち上がって言った。
「どうぞおかけください」
俺たちは対面に座り男性はあまり感情の無い表情をした。
「ここにある女性がいて、その女性の旦那様から連れ戻して欲しいといらいをうけたと?」
「その通りです」
「まぁ話を聞いてください、入って来なさい」
そう言われると奥のドアから着飾った女性が現れた。
女性はソファーに腰かけたがうつむいた顔をしている。
「さぁ、この方たちに事情を話して差し上げなさい」
女性は話し出した。
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