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初日の朝練

読みに来る方は、結構いるのにブックマークも評価も付けてくださらない。となると、わたしは、ここでこの小説を書く意義をなくします。多くの方に、楽しく読んでもらいたい…。そんな気持ちで書いているのすが、昔に比べコソコソ読んむだけの方の増えてた事。ブックマーク押してくれた方には、申し訳ありませんが違うサイトで書くことに致します。


「おはようございます。マリアナさん。」

ユウマの朝は早い。鍛錬に時間を当てるのだが、ただの鍛錬ではない。幻術魔法により元S級冒険者のガロンが戦った魔獣の幻影を映し出て相手をする。所謂、VRなのだが初見の相手が出来るので大いに参考になる。勿論、森深くに入り誰にも見つからないように行うのだが…。


「あぁ。おはよう。かなり早いな?鍛錬か?」

なめ回すようでは、無いが上から下までサッと目を通す。


「えぇ。日課なもので。軽くですけどね。ふふふ。」

ユウマは、合わせるように答える。


「構わんぞ。朝食に間に合えすれば。で…アランも一緒にか?」

階段に目を向けると、まだ眠たそうに目を擦るアランの姿があった。


「イヤイヤ。授業初日の日から朝練って気合い入りまくりでしょう?俺は、喉が乾いたので飲み物を頂きに参りました。何か、変な感覚なんですよね…。フラフラするっているか…。」


「あはは。それは、二日酔いだ。水でも飲んで横になれば治るわさ。」

マリアナは、気に止めることなく食堂へと向かうアランを見送る。


「さて、いよいよ学園も始まるわけだが一つ忠告しておこう。ユウマ。全力を出すなよ。例え、授業でも試験でも、そして殺し合いになってもな!」

キセルをビシッとユウマに向け、そうアドバイスした。


「おやおや。成績が落ちるのは困りますし、殺されるのも嫌ですね。困ったな。」

頭を掻き分けながら、微笑むユウマを見て


「ま〜、そんな相手は数少ないだろうね…。熱くならないことだわさ。行ってくるがいいわさ。」

背中を向け、本を読むマリアナに頭を下げ門を出ていく。


「さぁーて、軽く行ってきますか。」

屈伸を二回ほどすると、走り出す。


瞬間的にマックススピードになり木があればジャンプして枝を伝い、開ければ、下に軽やかに降りスピードを緩めることは無い。


【身体強化魔法】…………そして、いつの間にか右目は【魔眼】に輝いている。僅か5分程で15Kmを走り北の演習場にやって来た。


そして魔眼を解除すると感知系の片眼鏡をはめ魔力を流す。

(そうだな…。今日は、スピードと剣に対応するためにデュラハンにでも相手してもらおうか。お祖父様の記録では…初めての対戦が冒険者ランクCかぁ。レベル83。ちと、キツイけど造影!)


「精霊から魔落ちした闇精霊さん。よろしく!」


剣を構えると、早速デュラハンが早馬に乗り攻撃してくる。

キン!…カキーン…シッパッ…。

耐防、耐魔のコートに切れが出る。


「あぶね。左右どちらでも攻撃可能で馬のスピードも速すぎる。」

ユウマは、軽く額から汗を流しながら戦略を練る。


(距離感を無くして、一気に決めるか!)


「ダークネス・グラビティ(闇魔法・加重)」

すれ違いざまスピードの落ちたデュラハンに


「ロング・メイス!」

鉄の剣が槍に変形する。


メイスモードに変形し胸元に突き刺さった剣は、赤い光となったデュラハンを吸収していった。


「ハァハァ。どれどれ、タイムは?お祖父様が1分18秒…。俺が5分32秒。」


その場に座り込むと祖父の戦闘を映像化して確認する。


「落とし穴に光魔法で消滅か…流石、お祖父様。センスが違うね。でも、今日の課題は、剣との勝負。良しとしよう。」


タオルを出して軽く拭くと帰りの準備をする。

「ピッコリが待ってるから、早く帰ろっと」

シュッ…………


「お帰りなさいませ。主。この枕、欲しいでやんす。」

ピッコリは、丸い体を【安眠の枕】に乗せ惰眠を貪ろうとしていた。


「コラコラ。昨日タップリと魔力を与えたから、ピッコリには、暫く睡眠活動は、必要ないはずだよな?」


「いえ。この枕の睡魔には、勝てないです。寝るです。ゴロゴロするです。」


「ほぉーそうかい。駄目なルームドーラーには、お仕置きが必要らしい。一度、全身を炎で包まれてみるか?」

ニヤリと笑いユウマが指を鳴らそうとすると


「だー!!もう、わかったです。起きるです。もう、鬱陶しいです。」

泣き顔のピッコリがビョンピョンと空中を跳ね回る。



「ところで、外の状況は?」


「主の読み通りです。精霊に似た何かが寮長部屋を監視してました。先程、消えたでやんす。」


「精霊に似た何かとは?」

ユウマは、ハッキリしない事に疑問を持つ。


「存在は、精霊に近く体質は、無機質…。つまり紙なのですよ。あんな物、見た事も聞いたこともないでやんす。ダンジョン産のレベルBといったところでやんすね。」

ピッコリは、短い脚を組みながら空中で寝転がり答える。




これからが本番。次回を最期に他プリへ引っ越します。ブックマークを押してくれたかたには、ご連絡していきたいと思います。

m(_ _)m

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