終幕間近にて
自分で書いてて苦しくなった作品です。無性に書きたくなったので書いてしまいました。短いですが、一話目なので許してください………。
どうか暖かい目で見ていただけると幸いです。
時々の更新になりますが、エタる事は無いと思います。
時々書いたものを修正する時があります。予告は出来ませんのでそこは配慮をお願いします。
今、俺がこんな状況になったのは俺のせいじゃない。でも、この選択を間違えれば、俺はこの先一生後悔するだろう。そんな状況に、俺は理不尽にも立たされている。
この戦争を終結させるには、もうどちらかが敗北するしかない。たった一人の人間の選択で、解決できるような事ではないのに。
いや………もう人間でもないかもしれないな。
俺は自分で思ってしまったことに、苦い笑みを浮かべる。
どちらにせよ、俺の運命は絶望的だ。どちらに転んでも、結局俺の大切な人のどちらかが死ぬ。
俺は………俺はどちらを……何を取れば良いんだ?
どれが一番最善なんだ?わからない。わからない!わからない!
でも、もうこんな事考えても意味がないな。
あの時…あの時俺がちゃんとしとけば………たったそれだけのことでこんな事にはならなかったのに。
辛い。辛い。
幸せだったあの頃が、ひどく懐かしい。
死ぬ事すら許されない。この場で俺が今無責任に死ねば、一番最悪な結末を迎える事になる。
だからこそ、辛い。逃げたい。逃げ出したい。でも、出来ない。出来ないから、辛い。
「「ねぇ、どうするの?」」
……………………。結局俺は……どうしようもないクズなんだ。
どうか次回も是非見ていただけると嬉しいです。これからよろしくお願いします。