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マクシミリアン

おはようございます!


凄く寒いですね。温かくして、運転にはお気をつけください。


王様視点です。


彼はどうでしょうか?

「おめでとうございます。姫君のご誕生でございます。」


後宮の王妃の隣部屋で私は息子達と3人でそわそわしながらその時を待っていた。


「良かった!!そうか姫か。王妃は無事か!?」


「はい。母子ともにご健康とのことです。」


部屋がその場で明るくなる。良かった。もう。シルが居ないこの部屋の暗いこと暗いこと。大丈夫だと話をしても信じてくれないし…。私としてもぎこちない顔しか出来ず…。シルがいない時はどうしていたのか…もう思い出せないな。


「父上!おめでとうございます!待ちに待った妹ですねー。」


「父様ー。母上と妹に早く会いたいです!」


「そうだな。余も会いたいが…産まれてすぐは母上も疲れているし…その…気が立っているのだ。余り刺激してはならないぞ。大人しくお祝いと労いだけだけにできるか?特にニック?」


うんうん。とアレクは頷いている。私は経験に基づきニックにアドバイスをする。そう。私達はニックが産まれた時に既にやらかしてシルに怒られたのだ。

ニックを産んだその時に親子ゲンカをシルの前でやってしまったのだ。いつもならば仕方ないですわねぇーと仲裁してくれるのに…。ものすごく冷たい目で…思いだしても身震いしてしまう。シルの部屋の全員から怒鳴られ、追い出された後は私の乳母だった侍女長にもぶちギレられたのだ。


「なんで?ずっと会えなかったから母様に甘えたいです。」


「ニック。お母様は別に遊ぶために僕達の側を離れていた訳ではないんだよ。妹を産むために戦っていたんだ。何時間も。だから会いたいのは解るが甘えるのはお母様が落ち着いてからにした方がいいよ。それでも甘えたいと言うのならば止めない。でも一つ言っておく。恐いよ。」


アレク。凄いな。その年で威圧が使えるとは…頼もしいぞ!だが、やりすぎだ。ニックが青ざめてるではないか。仕方がない。フォローするか。


「ニック。解ったのならば良い。アレクもお前のためと想って言ったのだ。そうであろう?」


「はい。ニック。ごめんね。怖かった?驚かすつもりはなかったんだ。」


ぱあっと笑顔が輝くニック。可愛い。可愛いが…ニックはアレクには…うん…勝てないな。それにアレクよ。お前も可愛く言ったのかもしれないが…驚かすではなくて嚇かすに聞こえたぞ。私には…。


「うん!判ってるよ!大丈夫!兄様ありがとう。」


よしよしとアレクはニックを撫でている。仲良しならばよし!もう、深く考えない!

私はシルと娘に労いながらも負担の無い面会を行った。

名前も伝えた。スイートアッサムだ。愛称はアリーだな。

めちゃくちゃ可愛いかった。娘はまだ、顔がはっきりしていないのでどっちに似ているか判らないが絶対に可愛い!!

ちなみにアレクは顔も性格も私に似ているのかもしれないな。ニックはシルの顔も性格も似たのだろう。純真無垢だ。

ちゃんとした家族のふれ合いの面会はシルが落ち着いてからにする。


私は息子達を乳母等に任せ執務室へと向かった。


「おめでとうございます!!国王陛下。」


「うむ。皆ありがとう。我が国待望の姫だ。名はスイートアッサム。アリーの誕生を国民皆で祝いたい。宰相、皆に振る舞いを出してくれ。慶事を祝おう。」


我が王家には久しく姫が産まれていなかったのだ。ちょっとした祝いに少し贅沢を民としても良いであろう。財政も落ち着いているしな。


「畏まりまして。」


宰相も笑顔で頷く。この男も落ち着いたものだ。あんなに後宮絡みで嫌な面を見てから女性不信だったのに。姫誕生を喜ぶまでになるとは…シルの差配は凄いな。うん?アレクの性格…嫌…まさかな。


「宰相の子ももうすぐであろう。余の子は無事に産まれた。そなたも産休に心置きなく入るが良い。」


シルが…良い令嬢を見つけた!と喜んでいて…シルの三つ上の辺境伯のご令嬢と言うし、身分も釣り合うけど…何処に隠してたの?と疑問に想いつつも会った時には何の冗談かと想うほどのアマゾネスを連れてきたものだから慌てたが…。


「ありがとうございます。有難いお申し出ですが…我妻が言うには…産まれるまでは私のする事はほぼ無いと…産休取るなら産まれた後に取って!と言われまして…。陛下をお支えする事は王妃殿下をお支えする事になるから励む様にと元気に送り出されました。」


あの冷血漢な宰相がはにかんでるぅー。うん!仲良しならばよし!夫婦の事は詳しく聞かない!付き合いには大事!


「そなたの妻が、そなたに意見し、そなたも妻の言うことに逆らえないと…あはは。面白いのぅ。交渉ごとになると百戦錬磨の宰相も妻の事となると形無しだな。」


「面目ない…ですから陛下も今暫く政務をセーブされ、王妃殿下のお側で王子殿下達に揉まれて下さい。」


「そっそうだな…アレクは心配ないがニックがな。駆け回るのに付いていくにも一苦労ぞ。年波には勝てんな。」


「ニコラウス殿下は年相応なだけでしょう。寧ろ安心です。剣術や体術を早めに取り入れても良いかも知れませんね。アレクタサンダー殿下は…もう、哲学を学ばれているそうです。」


「…五歳だったよな。」


「はい。五歳です。」


「シルが…王妃がな。アレクにあざとさを感じると言うのだ。それでだな。アレクにも面白いとか不可思議だと思える令嬢を見つけねばと言っていた。」


「あざとさですか…王妃殿下は慧眼ですね。ですが…令嬢に面白さですか…。妻にも聞いてみますね。辺境伯家はまぁまぁ人が豊かと言うか…深みがあると言うか…自由と言うか…行動力があると言うか…野生溢れると言うか…。」


もはやゴリラみたいな言い方止めてね。流石に王子妃にも品格要るから。


「…そうか。たっ楽しみにしている。(シルが。)それにヘクトルの夫人の一族も居るしな。」


あっちの一族も本の虫ばかりで頭の中が図書館になっているのではないかと言われていて、一族一人一人好みの分野が違うらしくかち合わないからケンカにならず仲良しらしい…好みが似通っていると本の取り合いで血を見るらしい…バイオレンスだ。


「あちらの夫人も結構な御仁ですもんね。私の妻にあって悲鳴をあげなかった二人目の方ですし…。妻の相談にも嫌がらずに親切に答えてくれるのですよ。切り口が違って面白いそうです。それに、ヘラニウム侯爵にも無事に産まれたと連絡しなければなりませんね。あっ!?今日は夫人が勤務中かな?知らせを送りましょう。そわそわしているでしょうから。」


シルが見つけてくる令嬢は普通がいないのでは無いのだろうか?自分の父親に見つけてきた令嬢は自分の五つ上で結婚に興味が無く、職業婦人として毎日王宮司書にウキウキ勤めていた女性だった。この人も隠れていたの?北東部の領地の伯爵家。引きこもりの一族で有名だった。王命でしか王都に出てこないのだ。ハキハキしていてヘクトルは尻に敷かれているらしい。侯爵夫人になった今でも司書として勤めているのだから本当だろう。子供は二人で育てているそうだ。これからは男女関係なく共働きが出来なくてはいけないと強く言われたそうだ。


「ヘクトルはテレワークか。道理で静かだと思った。」


シルが王妃になってから週休2日制が取り入れられた。全てが休む訳にはいかないためシフト制だが、休みがキッチリとれる様になって体調不良や突然死が無くなったし、休みの時に遊びに行く者が増えたことから経済が活発になった。

シルクジャスミン嬢が王妃として私に嫁いで来てくれてからこの国は…私は変わった。光輝く様に。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



シルは現王太子の…私の息子の婚約者だった。私自身が望み、推し進めた婚約だったが、私がシルクジャスミン嬢に感じていた印象は薄かった。息子との婚約はかなり前から言ってあったが、ヘラニウム侯爵夫人の反対があり、進まなかった。だが、一番の反対者だった夫人が亡くなり、喪が明けると同時にごり押しした。友人のヘクトルには可哀想だったが…シルクジャスミン嬢しか居なかったのだ。仕方がなかった。


嫌…実際は他にも探せば居たのかも…バイオレンスかアマゾネスだが…。


婚約が決まるとその当時の王妃に任せた。王太子妃への教育は王妃の範疇だし…口を挟むとうるさいし…その時はそれが一番だと思っていたのだ。

そろそろ成人だし、本格的に政務をする前の下準備として宰相補佐所謂次代の宰相候補の一人を秘書官として王太子に付けた。今までは王妃の範疇だったが政務をするとなれば王太子の教育は私、王の範疇だ。王妃に口出しは出来ない。まぁ。そこまで変では無いだろうと思って送った積もりだった。王妃は悋気は強いが性格は可笑しくはないと思いたいからだ。


その秘書官ジャックからの報告では王太子の性格は素直で単純すぎるが、まぁ、甘やかされて育っている事を鑑みても悪く無いそうだ。

褒めているのだろうか?

婚約者との関係もすれ違ってはいるが、まぁ悪く無いそうだ。俺様だけどだそうだ。

貶しているのだろうか?

だから一安心して見守っていた。だが、王妃の召し出した子爵令嬢の存在が全てを狂わせた。

王太子がその子爵令嬢の世話しかしなくなったのだ。自分こそまだまだ教育がなっていないと言うのにだ。だが、これから成人し政務が本格的になれば逃げ道は無いし…私にも成人前のイライラは自覚があったし、まだ、周りも理解があった。

ジャックにはアホです。と言われていたが…。

そろそろあいつの事叱って良いかな?

そうしていると、この頃王宮に仕えている者達の様子が明るくなっているのに気づいた。執事長が鼻歌を歌っている!?侍女長がおしゃれに気を遣い出しただと!?訳を聞くと…シルクジャスミン嬢にお茶会に誘われているそうだ。

どうしてか…バカ息子のせいだった。

皆も現を抜かしている王太子より頑張っている婚約者を気遣っているようだった。私も変装し、お茶会に参加するようになった。楽しかった。彼女はただ不器用なだけの少女だった。返事は少なめだが。言葉の一つ一つが丁寧で優しい。しかも招いたのは自分だからと使用人にも差別しない。子爵令嬢が同席する事を良しとしなかったのは資格が無かっただけだった。後ろに控えていたのならば良かったのにと話していた。当たり前の話だった。恥ずかしかったが…お茶会に参加して良かった。ジャックには蔑んだ目で見られたが。

あいつは敬うと言うことを捨ててきたのだろうか?


ジャックは正しかった。


何をとち狂ったのかバカが仕出かした。子爵令嬢の社交界デビューにエスコートをする。ファーストダンスをする、迄は王妃の遠縁と言うことで王妃のメンツを立てる為と言う言い訳もできるし、側室探しの一歩としてシルクジャスミン嬢の国母としての懐を見せる場としても十分だった。ヘラニウム侯爵もまぁ仕方ないなという顔だったしな。だが、二回目…三回目となると話は違う。三回目のダンスに突入した時シルクジャスミン嬢が気絶した。

支えたのはヘクトルだ。鬼がそこにいるかと思うほどの顔だった。こいつ普段大人しいのに怒らせると手が付けられなくなるのだ。まずい!私のセンサーが働いた。控え室にシルクジャスミン嬢を連れていかせた。

王妃には


「あやつは成人前の準備中だ。もう、私の範疇だ。王妃は黙って見ておれ。そなたの教育は失敗だ!」


「申し訳ありませんでした。全て陛下にお任せ致しますわ。」


引き際は流石だな。さて、バカ息子を待つか。

ダンスを楽しみ、ホクホクとした顔でこちらにやってきている。確かにアホ顔だ!


「王太子申し開きはあるか?」


「え?」


「そなたはサードダンスまでその令嬢と踊ったが…」


「ああ!父上には紹介はまだで」


「余がその令嬢の挨拶を受けるとでも?余の話を遮るとは王太子教育はどうなっているのだ?」


王太子の顔色が真っ青だ。


「舞踏会でサードダンスまで踊れるのは婚約者のみだ。王太子よ。お前は余が決めた婚約者を排除できる程偉くなったのか?もう既に王なのか?」


「めっ滅相もございません。私は…」


「言い訳は結構。余が良いというまで謹慎せよ。」


私はシルクジャスミン嬢のいる控え室へ急いだ。


「ヘクトルすまなかった。シルクジャスミン嬢には辛い思いをさせてしまったな。その…良ければだが、王宮で療養してはどうだろうか?」


と申し出はしてみたのだ!断られるとは思ったけどね!


「マックス。それは聞けないな。ここまでコケにされたのは初めてだよ。いくら王族とはいえ、まだ成人前の娘に…何か侯爵家に恨みでもあるのか?私はマックス…君と友人だと思っていたけど…やっぱり違ったみたいだ。この婚約をごり押しした時に終っていたみたいだね。」


「それは…ヘクトル!俺だってお前と友人だと思っている!こんな事になるとは思っていなかったんだ!必ず教育し直すから!まだ、見捨てないでくれ。頼む!」


私は恥を忍んで頼み込んだ。シルクジャスミン嬢を手放したら後がない事は火を見るより明らかだったからだ。この時はまだ、何とか再教育できると思っていたんだ!

だが、甘かった。見舞いに行きたいと言うから行かせてやれば火に油を注いでくるし…王妃は何を考えて侯爵家を免職になった元侍女長を雇ったのだ!お陰で、シルクジャスミン嬢の条件がワンランクアップしてしまったではないか!!

役職名まで書くようにごり押しされた。王太子のサインとなれば逃げ道が無い。今回の後宮も寂しいものになりそうだ。王太子自身のせいだが…。

王妃は、それでもシルクジャスミン嬢へのマウント取りに必死のようだ。周りが見えておらぬ。既に負けているではないか…。

もう、巻き込まれるのは御免だと。早めに片付ける為関係者を召喚し、念押しする事とした。


確かに片は付いた。


王妃は、長年の罪が明るみになり、処分された。貴族として死ねただけましだろう。私の側室と産まれるはずだった子を殺しているし、シルクジャスミン嬢の母親も殺めていたとは…もうこれはどうにもなら無い。

ヘクトルからは絶縁まではしませんがシルは嫁がせませんよ。絶対に!と強く言われた。さもありなん。私の娘だったら同じ事をすると思うからだ。

王太子は処分は免れたが、監視と再教育は初めからなされる事となった。ジャックに好きにしてよしと許可を出した。授業を詰め込みすぎてスケジュールが真っ黒に見えた。

あれでも王太子だ殺すなよ?

ジンについてはシルクジャスミン嬢の取りなしもあったし、子爵令嬢への恋心の暴走と言うことで処刑ではなく、左腕切断後流刑となった。辺境の森で強く生きてほしいものだ。

マリーゴールド嬢もおとがめなしとなった。シルクジャスミン嬢も望まなかったしな。


全てを精査した後私は、宰相を使者として、報告にヘクトルとヘラニウム邸に出向くように命を出した。

彼女を失うのは惜しいが…もう、彼女には幸せになってほしかった。


ドバタン!!


「レナードまて!まだ私は納得していない!」


「ヘクトルの気持ちは判るがシルクジャスミン嬢の希望だ!私には伝える義務がある!」


「ふざけるな!侯爵家の婚姻について決められるのは娘ではない!当主であり、父親である私だ。宰相であろうともでしゃばるな!」


「っつ…解った。ヘクトルに任せる。だけどちゃんとシルクジャスミン嬢の希望も忘れるなよ。」


何だ。何だ。仲良しだな。私も混ぜてくれ。仲間はずれは寂しいではないかー。私はストレッチを始めた。


「マックス何をしている。」


「私も聞きたくありませんが何をなさっているのですか?」


「え?今から体術の訓練するんじゃないのか!?余も一緒に…」


「「そんなことするわけがないだろうが!!」」


えー。人の執務室でノックも無く、挨拶もなくケンカしといてー?理不尽にも私が怒られた。


「では、何でケンカしておるのだ。シルクジャスミン嬢への報告に行ってきたのであろう?何か凄い希望だったのか?なるべく聞いてやりたかったがな…。確かに当主であり父のヘクトルの意見も無視できないな。折衷案が出来ないか擦り合わせをしよう。シルクジャスミン嬢はなんて言ったのだ?」


「チッ。」


いやいや。ヘクトル。私は王様よ?ちょっとは取り繕いなさい。柄が悪いよ?それから、レナード?ヘクトルをつつくの止めなさい。仲良しなのは解ったから。つつくなら私をつつきなさい。何で嫌な顔するの?


「陛下に嫁ぎたいと言っている。王太子は絶対に嫌だけどって。子守りはもううんざりらしい。でも、マックスお前になら嫁いでも良いそうだ。」


「余の奥さんになりたい?」


えーえー?わーー。スッゴクうっ嬉しい。思い浮かんだ言葉や思いは喜びだった。


「陛下嬉しそうですね。顔真っ赤ですよ。これは…両想いなのかー。ヘクトル。諦めなさい。シルクジャスミン嬢の言う通り貴方も覚悟を決めて後妻を娶りなさい。弟妹作って差し上げないと。」


「うるさいな。解ったよ!マックスの顔を見たらもうどうでも良くなった。だが!マックス!俺の娘を不幸にしたら絶対に許さないからな!それと、レナードお前も独身卒業だろ。良かったな。」


「何故私までー!」


シルクジャスミン嬢は三人の男やもめを一度に解決するつもりらしい。昔に戻ったような会話に私は…涙が出た。


「マックスの泣き虫はまだ治っていなかったのか。」


「良い年して泣き虫は止めなさい。みっともない。幼妻貰うんでしょ?」


「幼妻とか言うな!お前が言うとやらしいんだよ!」


「あはははは。」


その後三人が三人とも幼妻を貰い、尻に敷かれる事になるとはこの時は誰も思わなかった。

それからは忙しかったが全く気にならなかった。こんなにも待ち遠しい日は本当に久々で…。

少ししかシルクジャスミン嬢との時間は取れなかったが王宮に参上したときは必ず執務室でお茶を飲むことにしている。

シルはとても可愛い。そうさ。この可愛い幼妻に私はメロメロなのだ。

手放せる気がしない。王太子に等絶対に譲らない。

シルは私の物だ。

実は一番特をした人は誰でしょうか?


シルちゃんは利用されているとしても甘やかし、愛してくれているのは知っているのでまぁ、良いかと思っています。


次は長男視点。アレクサンダーの視点です。


最終話です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] シルクジャスミンの希望に対し、素直に喜ぶ陛下が可愛らしいです。 もしもギルバート殿下が陛下に似たのなら、シルクジャスミンと良好な関係を築けたかもしれませんね。 [一言] 4つのお話の中で…
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