46話:宮入の友情で下村がホスピスへ
すると、宮入が、ホットウイスキーが良いと言い、俺が作るから、お湯を沸かせと言った。大きめのコーヒーカップとウイスキーを持ってきてと言い、泉堂さんが用意した。そしてホットウイスキーを作り、乾杯しなおした。
そして、突然、宮入が、泉堂さんに、下村は、来年の紅葉を見られないと言った。えー、そんなに悪いのと聞くと、彼が、延命治療を拒否したと伝えた。何で、どうして、なとと問いただした。
そこで、宮入が、下村は、奥さんをなくして子供もいないし長生きする意味がないと考えたのだろうと語った。その気持ち、よくわかると語った。諦めが、早すぎないと、泉堂さんが、聞いた。
がんで長生きするって痛いし、本当に大変だ。もう、生きる目的を見いだせないのだよと言うと、信じられないと言うので、守るべきものないのさと言い放った。君が、彼の立場になれば、よくわかると話した。
もし、宮入君が、その立場になった、そうすると聞いた。その時になってみないとわからないと言った。守るべきものが、その時にあるかどうか。また、死ねないほど夢中になるものがあるかどうかだと答えた。
死ねないと思うほど、愛する人がいるかどうかもわからないと言った。なーる程ねと、相槌を打った。死ねないと思うほど、愛する人が現れるって素敵ね。私も宮入君が、死ねないと思ってくれるほどの愛人になりたい。
そう言い抱き着いてきた。彼女を抱きしめると豊満な肉体が感じられた。そして、目で、誘っているのが、わかったが、冷静に、今日は、やめておこう。少なくとも、お前を愛してる下村がいるのだからと伝えた。
彼が、生きている時に、君を抱くことはできないと言い放った。その話を聞き、わかったわ残念だけれど言い離れた。でも下村君を見送った後なら仲良くしてねと言うと、その時になってみないと何とも言えないと答えた。
とにかく、今は、下村君の意向をかなえてやることが一番大切だと語った。僕は、今日、ここに寝ると言い、毛布と掛布団を貸してと言い、1時頃に消灯して眠りについた。翌朝、9時に起きて、バタートーストと紅茶をたべた。
その後、10時過ぎに泉堂さんの部屋を後にした。2016年11月4日から16日たった11月20日、宮入は、一人で、有明病院へ13時に行った。下村に、3か月間は、入院できるが、それ以上、連続して入院できないかもしれないと伝えた。
すると、具体的にいつまでと、聞かれ、2月には、退院するしかないと告げた。しかし、この病院にホスピスが、あると聞いた。そこで、ホスピス入院の手続きをとってと言い、病院の清算も頼めるかと聞くので聞いてみると答えた。
宮入が、受付に電話すると、クレジットカード精算できると言われ、入院患者さんは、月末に一括支払いと教えられ、下村に伝えた。ホスピスへの転院について担当の先生に聞いてくれないかと言うので、了解と答えた。
その後、ナースステーションに行き相沢先生と話がしたいので予定を聞いて欲しいと伝えた。すると15時から15分なら時間を空けられると言った。どこで待ったらよいか聞くと正面玄関前の待合室で待って欲しいと言われた。
正面玄関前のソファーで、待った。すると15時過ぎ、相沢先生が来て、外来の横の控室へ行き、用件はと聞いた。そこで、この病院の入院はに3か月迄ですよねと聞くと、その通りと言った。下村が、緩和ケア病棟に入院したいと希望してると伝えた。
すると2月から緩和ケア病棟に転院したいのですねと話した。そうですと答えると可能であり、私も、その方が良いと思いますと話した。その手続きを始めて良いのですかと聞くので、お願いしますと言うと了解しましたと答えた。
以上ですと言うと、それでは失礼と相沢先生が言い去った。この話を電話で下村にすると、お礼を言われた。それでは、年末前に泉堂さんと一緒に来ますと言い宮入は、病院を出た。12月26日、泉堂さんと一緒に有明病院の下村の部屋で面会した。
最近、痛みが激しくなってねと下村が言った。そういえば、少しやせたかしらと、泉堂さんが言った。そうなんだよ、5キロも痩せたと答えた。すると、泉堂さんが、下村をじっと眺めて、絶句して、可愛そうと言い、泣き出した。




