37話:バーゲン品の購入と下村の検診
数分後、上司と思われる紳士が出てきて、その通りですが、もっと南部の方ですと言った。その後、下村と泉堂さんが、空いてる部屋を見せて下さいますかと聞くと掃除していない部屋でも良いですかと聞くので設備と広さを知りたいので、構いませんと告げた。
フロントの若い女性が、4人を案内してくれた。こちらが2人用のスタンダード・ツインの部屋と言い、こちらがデラックス・ツインの部屋と言い、4室見せてくれた。オンシーズンが2人部屋、ウイークリーで5万円、マンスリーで20万円と言った。
オフシーズンは、3割引きになると言った。ただし、素泊まりだけだと言い、キッチンがついてるので、自炊でも十分使えますよと言った。風呂もベッドもエアコンも全く問題なく、広めのマンションと言った感じであり、ソファーも完備していた。
グアムには、メモリアル病院もあるのですよと教えてくれた。もしよかった、屋内プール、屋内、屋外プール、テニスコートもご覧になりますと言われた。また、広いグランドを走る、サイクリング自転車も完備して貸し出してますと言った。
グアム空港、市街に、30分間隔で、大型バスも無料で運転してると言った。見学を終えて、このコンドミニアムのレストランで遅い昼食を食べたが、日本人向けのメニューが多く、意外に美味しいと感じ長期滞在もできると感じた様だ。
味噌汁も出されて、長期滞在も大丈夫そうだと感じた。スタッフの数も多く安心でき日本人のみと言うのもポイントが高い様だ。そしてバスに乗り込んで30分位で、気を使ってくれヒルトンホテルで降ろしてくれた。
翌1月20日水曜は、日航ホテルへ行って、昼食を食べたが、実に美味しい日本料理で感動した。その後、マイクロネシアモール、グアム・アウトレットへ行った。そこで大きい黒サンゴのネックレスを販売価格の半値の50%引き、千ドルを250ドルで購入。
これには、彼女が大喜びした。吉沢さんも大きなルビーの指輪を販売価格800ドルを1/4の200ドルで購入でき、ニコニコ顔であった。その晩、宮入が、ホテルの近くに、トニー・ローマと言うリブ・ステーキの店を探して連れて行った。
生ビールを飲んで、話をしながら、夕食を食べた。東京にも姉妹店があると宮入が言い、そのうち東京に店も行ってみようと言う事になった。翌1月21日木曜は、有名なホテルの温水ブールに入って、泳いで、過ごした。
その後、お腹を空かせて、カプリチョーザという大盛で有名なイタリアン料理屋に入り、巨大なピザと大盛のパスタを2人前注文して4人で、分けて、生ビールを飲みながら、おなか腹いっぱい食べて帰ってきた。
最終日1月22日、下村が、残った外貨が500ドルあり円に換えるのが面倒だから女性2人にお土産を買ってあげると言い、マイクロネシアモールで、それぞれの指輪とネックレスを買ってあげ、グアム空港へ向かって飛行機にに乗り込み成田空港に到着。
下村の車で各自の家まで、送ってもらい別れた。日本に帰ってきて2月中旬の寒い日、下村が、熱を出した様だと泉堂さんから連絡が入った。そのため病院に数日間入院するという事態となった。宮入が、病院に電話するとインフルエンザなので面会謝絶と言われた。
結局、3月、熱が下がり、友人3人で下村の家を訪問した。奥さんが亡くなってから風邪をひくようになったと打ち明けた。それを聞いて宮入が、人間ドックで体の具合をしっかり調べてもらったらどうかと提案した。
すると、どっか知ってるかと言われ、調べてみようかと聞くと、是非、教えて欲しいと言われ調査開始。その後、万が一のことを考えて、がん研有明病院健診センターで、最初に、がんの有無を調べて、次に、心臓と脳の専門の検査センターへ言ったらと奨めた。
すると、最初に、全体を調べてから、どこを集中的に調べるべきか決めたいと言った。そのため調査すると健保組合の標準検査に男性の高齢者は、血液、尿、生化学的検査、肺機能、眼底検査と超音波検査を追加して12000円と書いてあった。
その後、下村が、宮入に電話で、予約してくれないかと告げると、宮入が、近そうな検査のできる病院を探し電話した。その検査施設は、料金が安いので、混んでいて、最短で5月9日、予約となると言われたが、そこにお願いした。




