34話:成田空港からグアムへ出発
そして成田空で、16時半には予約した航空会社のフロントで搭乗手続きを終了。16時、近くのラウンジに、下村が先導して入った。フロントで、航空券と最後に、下村が、ブラック・カードを見せて入場すると奥の豪華なソファー席に案内された。
窓側の広い席に座り、下村は、スープ、ローストビーフ、ビーフ、パン、サラダ、女性達は、魚のグリル、焼き物とライスを持ってきた。宮入は、チキン、回鍋肉、ライスをとってゆっくりと食事をし、食後、ワインを飲んで、最後に珈琲、デザートを食べた。
17時過ぎに搭乗口に4人で行って待つと、定刻通り18時出発、17時半から搭乗開始し、ビジネスクラスは、早めに搭乗し、2人席に泉堂と下村、宮入と吉沢が座った。18時に飛び立ち女性達は、ビジネス席の豪華さを再確認し装置の使い方を男性達に聞いた。
19時にディナーとなったが、食べて1時間なので、それ程、お腹なすいてないので、豪華なデザートを数種類とシャンパン、カクテルを注文した。20時過ぎると、眠りに落ち、22時半過ぎ、着陸のアナウンスで起床。
23時前にグアム空港に到着し、むっとする暖かさを感じ羽織っている物を1枚脱いだ。ホテルへのバスが来ていて乗り込み、30分で、グアム・ヒルトンホテルにチェックイン。街灯が少なく、夜の海の景色は、あまり見えなかったが、潮風が、鼻をくすぐった。
ホテルの部屋に入ったのは、0時近く、なかなか寝付けず、うとうとしていたが、いつの間にか、夢の中へ。 翌1月19日、7時、宮入が、カフェに入り珈琲を飲みトーストの朝食を食べ始めた。すると、泉堂と吉沢さんの女性2人組が、現れた。
泉堂さんが、宮入に下村さんはと聞くので寝ていたので、起こさず、一人で部屋を出たと答えた。これからどうすると聞かれ海辺を散歩すると言うと連れて行ってと言うので出かけた。朝食後、8時、女性達は、日焼け止めを塗りプールを抜けて砂浜に出た。
遠くに見えるホテルを目指して歩き出した。すると女性達が、ビジネスクラスで良かったわねと話し始めた。デザートも豪華だし第一、座席が、断然広いわと吉沢さんが語った。宮入が、泉堂さんに、他の航空会社と比べて、どうかと聞いた。
すると、全体的には悪くないわねと語った。でも、アメリカ系の航空会社の食事の味は、いただけないわねと答えた。シンガポール、JAL、全日空の方が、ずっと良いわと語った。でも、ビジネスでも値段が、安い。
それには、驚かされたと言い、4時間台で到着できるグアムは、疲れないし、良いかもしれないと言い、施設や環境が良ければ、毎年でも来たいわと言った。吉沢さんも信じられないくらい暖かいと喜んでいた。
そして、時間があれば、プロ野球、サッカー、オリンピック選手が、冬季の練習のために来てる、グアムの丘の上の広大な運動場で、練習風景を見たいわと告げた。もし、偶然に、一流有名選手に会ったら、一緒に記念写真を撮ったり、サインをもらったら最高ねと熱く語った。
これに対し、そうなると言うねと泉堂さんが言った。泉堂さんが、宮入君は、中学時代から陸上部で中距離の選手で活躍し、その後は、何をやったのと聞くので高校時代は、柔道部に入り、大学に入って、ラグビー部に入ったと答えた。
試合にも出たのと聞くので高校は、強豪校ではなかったので、たまに出たよと言うと、わー素敵と言い、見てみたかったわと言うと、宮入さんが、きっと彼女がいて、応援してくれたんでしょと、なげやり気味に言うので、特定の彼女は、いなかったと答えた。
泉堂さんが、うそ、信じられないわと言うので、信じようが、信じまいが、事実そうだった。でも、大学のラクビー部のマネージャしていたの娘と、その後、結婚したよと言うと、吉沢さんが、わー素敵と声を上げた。やっぱりねと、泉堂さんが意味ありげに微笑んだ。
「泉堂は、宮入を、ほっておく訳には、いかないと語った」
「優しく賢く気を遣う男が、もてるのは、当たり前よねと告げた」
「おだてたって、金持ちでもないから何も出ないぞと笑った」
「男は、やっぱり、たたき上げよねとつぶやいた」