30話:友人達との箱根旅行
8時に橋本に着くと3人が待っていてくれた。下村が、ベンツに乗ってどうぞと言われ、宮入が、ベンツかよ、すごいな。エリート銀行員は金持ちだねと言うとベンツと言っても安い方だと述べた。
道先案内を宜しくと言われ、宮入が任しておいてくれと告げ、出発と、おどけて言った。まず、橋本五差路を斜め右に129号線を南下。すると相模原愛川インターチェンジと書いてある標識を進み、高速道路・圏央道に入った。
そこから40分すると茅ケ崎の海が見え、右折し海岸線の道を走ると大磯東インターチェンジから西湘バイパスに入った。左に相模湾、前方に雪をかぶった富士山が見えた時、わーと言う歓声が上がった。運転している下村も素晴らしいねと語った。
まさにこれが湘南だと興奮した。女性たちもカメラで写真を撮って、あれが烏帽子岩なのと吉沢さんが聞くと、サザン・オールスターズの歌で有名になった烏帽子岩だと答えた。でも、意外とちっちゃいのねと、泉堂が、小さな声で言った。
少し行くと大磯ロングビーチが見え20分程で行くと前方に陸地が見えて、あれが伊豆半島だと言うと意外と近いのねと言う声が聞こえた。そうしているうちに早川インターを右折し箱根ターンパイクの標識を見て、ここから入るのと聞いた。
その通りと宮入が、言うと、左に入り上り坂が始まった。ここから箱根の山道になるよと告げた。25分程で箱根関所へ到着した。時計を見ると10時頃だった。標高が高いから一枚羽織った方が良いと、宮入が言うと、上着1枚、着込んで、車を降りた。
一休みするかと言い、箱根ホテルのラウンジに入った。そこで珈琲、紅茶とケーキセットをいただいて、休みした。20分位して箱根関所を見学するかと聞くと興味ないと言う意見が多く。出発し、元箱根を抜けると遊覧船が見えて素敵と声が上がった。
少し行くと箱根園について、駒ケ岳ロープウェイ乗り場が近くあった。そこで、乗車券を4枚、下村が買った。その時、ジャンパー着る様にみんなに伝え厚着してロープウェイ乗り込んだ。上昇していくと眼下に赤や黄色に色づいた素晴らしい紅葉が目に飛び込んできた。
わーと言う歓声が聞こえた。斜面に沿って上昇するゴンドラからは富士山や芦ノ湖、駿河湾なども見渡せる。頂上の標高は1327メートルで、風が吹くと冷たい。そのため写真を撮り、周辺も見渡し15分ほどで、乗り場に戻った。
その後、到着したロープウェイで、箱根園に下りた。そこで、暖かい飲み物を飲んで、一休みして、次に、仙石原のすすき草原へ向かった。到着すると白と言うよりも太陽光線で銀色に見えるすすき草原の景色は素晴らしく何枚もの写真を撮った。
12時となり有名な箱根そばの店に入り天ぷらそばを注文。食べると、体が温まり実に美味しい。そこから箱根登山鉄道に沿って国道を下っていき、12時過ぎに彫刻の森美術館に到着。これフジテレビでよく見る風景だと叫んだ。
アート作品が、広い庭園内に、いくつも配置されていた。ここでも、ピカソ館や多くの写真を撮って歩き回った。歩き疲れカフェで珈琲、紅茶を飲んで感想を述べ合った。特に紅葉と、すすき草原の景色が印象に残ったようで、その話題に終始した。
カフェを出て14時頃、これから帰ると言い車に乗り込み出発。箱根登山鉄道沿いの道を下って小田原西インターチェンジから小田原厚木道路に入って厚木を目指すことにした。そこから約30分で厚木に到着。
厚木市街地を抜け海老名ジャンクションを左折し圏央道に入った。そこを相模原方面に向かって走り約30分。そして、愛川インターチェンジで圏央道を降りて相模川を渡った。その後、129号線で、八王子駅近くまで行き、吉沢を下ろした。
その後、道案内として宮入が同乗し、京王永山で泉堂さんを下ろし下村の住む橋本駅近くで、宮入が車を降りて横浜線で八王子に帰った。その後、寒さが厳しくなり12月に入った。その後、吉沢さんから仲間たちと一緒に忘年会しようと宮入に電話が入った。
そこで、どこが良いかと聞くと、女性たちが、中華街が、良いなと言うので、調べておくと答えた。その忘年会の話で下村から電話で日程調整して折り返し電話してと言われた。数日後、忘年会、12月28日となったと言われた。




