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1話:プロローグ・人生、古巣に戻る

 1950年代、戦後復興の時代、主人公の父、宮入俊平は、N生命の営業マンとして東京本社から新潟に約5年、長野県南信に12年と地方を転勤して、子供を2人もうけた。1951年9月に生まれた宮入晋平は、幼い頃、辰野で見た幻想的なホタルの明かりが脳裏から離れなくなった。


 多感な中学時代を送り、結束の強い仲間が出来たが、高校に入る頃、父の転勤で東京へ。月日は流れ、2012年春、宮入晋平の奥さんの沙織さん膵臓がんが見つかった。そして翌年の6月、ホタルが死に際に、灯りをともし、夜空を乱舞するように、一生懸命に生き、天に召された。


 その後、宮入晋平は、中学時代、感動した、郷愁漂う辰野ホタル祭りに行き、これから残りの人生を辰野の旧友達と過ごしていきたくなった。そこで、時間を作って、信州・辰野へ出かけるようになった。中学の友人達も、それぞれ、いろんな人生経験を経て、身を寄せ合うように集まった。


 信州で育った人達は、過疎化と冬の寒さから逃れようと、きらびやかで、冬でも日差しの暖かい東京をめざして、3人の友人が、宮入の住む,八王子周辺に引っ越してきた。そして、孤独になった仲間4人が、グアム旅行へ行ったりして、残りの人生を楽しむようになった。


 しかし、その後、仲間の一人に、不幸が襲い、何とか、励まそうと奮闘。最後は、まるで、仲の良い猫たちが、陽だまりに集まり、じゃれ合うようにして、人生の終末を生きていった。

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