素人夢物語1
この話は何処から拾ってきた話でもなく、只々作者が見た夢の中で印象深い物をで書き記します。
素人夢物語1
ある日会社でのお昼休憩時間に、先輩と二人で夢について語り合っていた。
僕「そういえば、かなり小さな頃から夢について興味があるんですよねぇ。」
先輩「ほうほう。それは例えばどんな?」
などなどお互いに話していると、だんだんと話題が夢についてから脱線していった。
先輩「そういえば、きさらぎ駅って知ってるかい?」といきなり尋ねてきた。
僕「きさらぎ駅ってなんですか?」と聞き返すと、先輩が長々と説明してくれた。
すると僕はその説明を聞き終えた頃、夢の中の出来事だが、似たようなストーリーを見たことあるぞと先輩に言いました。
すると先輩は「本当か、是非1から聞かせておくれ」と言ってきたので僕は長々と話すことに。
夢の中の話ですが、僕は見慣れた電車に乗っていました。外もかなり真っ暗で、乗客も僕の他に6.7人乗っていた。けれどその乗客も皆んな爆睡しており何故だか不思議な感じがしました。いつもなら5.6分で各駅停車するはずが全く停車することなく2.30分走り続けていたのです。
すると、走り続けていた電車はゆっくりと減速しやっと停車したのです。何か変な感じがしました。ですが恐る恐る電車から降りてみることに。何と、その駅は地元の最寄駅だったのです。でも何故か本来は有人なはずなのに無人駅になっていました。時刻表などもなく、駅名も読めない字で全く知らない言葉で書いてあったのです。
そうしている間にプシューッと扉の閉まる音が聞こえて、電車が行ってしまいました。とりあえず駅の外に行けば知り合いの家も近くにあるし、どなたか居るだろうと思い外に出ました。駅の外に出てみると辺りは何も無かったのです。人がいる気配すらない。どうしようと迷いながらもポケットの中には財布と携帯がある。とりあえず親に迎えを頼むことに。
すると電話でた親は「あんたは何処にいんのよ。何時だと思ってんの?」と少々強めの口調でした。僕は事情を話した。すると親は「今から迎えに行くから。場所はどこ?」と言った。
僕はさっき見た聞いたことない駅名を頑張って伝えた。するとすぐさま親から返事が。
親「どこなのよ、その駅。調べても全然でてこないわよ。もう一度駅名見直してみたら?」と言われて見直して見てもやはり同じ。すると突然電話が切れてしまい、迷いながらも位置情報サービスを試して見た。でも何度試してもエラーが。このままだと永遠に帰れないと思い、とりあえず線路を辿りながら歩くことに。すると突然に親からの着信が。
親「調べたけどやっぱりでてこないわよ?警察に相談してみな?」と言われ110番してみた物のイタズラ電話と見なされてしまい切られてしまいました。
もうどうすることもできずに、そのまま無我夢中で線路を辿りながら歩き続けていたその時だった。一台の車の音がしたのです。その車はだんだんとこちらに近づいてきて、ハザードをたいて停車しました。するとその車から見知らぬ男性が降り、こちらに近づいてきたのです。「こんな時間にこんな場所で一人で何をしているのかね?」と尋ねて来ました。
僕はまた、事情を話し、すると何故かその見知らぬ男性は僕の帰る場所を知っているかのように「危ないから乗って行きなよ」と心優しく送ってくれる事に。
僕は申し訳なさそうに後部座席に乗り込んだ。車は走り出した。話の内容は全く覚えていないが、結構話しかけてくれてきたのは覚えている。車を走らせていると辺りは徐々に明るくなり始めていた。すると先程まで気さくに話しかけてくれていたのが嘘かの様に人柄がガラッと変わり別人のようになっていた。僕は何か変だと思い走行中にも限らず、ドアを開けて降りようとしたとこで、パッと夢から目が覚めた。
この話を長々と先輩に話したらなかなかにきさらぎ駅に近いなと笑っていた。「また面白い夢を見たら聞かせておくれと」とお互いは仕事に戻って行った。
夢の続きが気になる時が未だにある。あのまま目が覚めず夢を見続けていたらどんな結末が待っているのだろうか?あの見知らぬ男性は誰なんだろうか?いったいあの場所はどこだったのだろうかと。