~精神疾患の当事者による、独断と偏見に満ちた精神病紹介⑤:対人恐怖症・買い物依存症・PTSD~
読んでくれている人が増えている…だ……と…!?
ありがとうございます!!!
【対人恐怖症】
罵声や嫌味や無視などの人間からの度重なる攻撃によって発動する。
普通は、-10のダメージを食らう所で、-1000のダメージと化す現象だ。
-100ではなく、-1000なのがポイントである。
想像するより、ダメージが遥かにでかい。
しかし説明しても、鬱陶しがられるか甘えだと、逆に怒鳴られたりするため更にダメージが加算してゆく。
当然のことながら病気は悪化する。
小さな声が全て自身を嘲笑しているようにしか聞こえなくなるため、人間と会うこと自体が恐怖の対象となる。
世にいう引き籠りのスタートである。
そして、人の声が入ってくるので窓すら開けられなくなってゆく。
最終的には、大きな生活音でさえ、怒りの予兆に思えて、全身が恐怖で震えるようになる。
一日を生き抜くだけで、物凄い精神力を費やすので、ぐったりと疲れ果てた状態で眠りにつくことになるが、実は眠っている間が唯一の平穏という極限状態の連続である。
【買い物依存症】
ストレスが高じることで発症する。
まじめなタイプの人間がなることが多く、散財しては自己嫌悪に陥るという無限のループを繰り返す。
周囲は「だらしない」とか「金銭感覚がない」と罵り呆れて去っていくが、本人が最も罪悪感に苛まれていたりする。
買い物が楽しいというよりも、物を買う事によって感謝されることに喜びを感じているので、買った後には虚しさしか残らない。
その上、自己嫌悪だけが積み重なってゆくので、ストレスは増加の一途を辿る。
そして、その苦しみから逃れようと、再び人の役に立つ快感を得るために買い物をするという、逃れられない地獄へと落ちてゆく。
脳内で起きている現象は、麻薬依存に近いため、本人の力だけで抗うことが非常に困難なのだ。
単純に金銭を奪ったり叱るだけでは、ストレスで患者の首を絞めつけてゆくだけになる。
根本的な解決には、ストレスの元凶を断つ方にも同時進行で取り組むべきだろう。
【PTSD(心的外傷後ストレス障害)】
人は普段は危機感を鈍感化させている。
「もしかしたら、あの車が突っ込んでくるかもしれない」とか「あの看板が頭に落ちてくるかもしれない」などと考えながら歩いていたら生きていけないからだ。
しかし、DVや天災や事故・事件といった危機的状況を体験すると、鈍感化されていたフィルターが外れ、恐怖と緊張の坩堝と化す。
つまり、日常が酷く危ういものであることを自覚してしまうのである。
そのため、周囲の環境と本人の危機感にズレが生じ、第三者から見ると、異常な興奮状態で奇妙な言動をしているように映る。
戦争地での兵士を平和ボケした繁華街にワープさせるようなものだと言えば、少しは分かってもらえるだろうか。
この時、変に隔離したり、罵詈雑言を浴びせたりといった、否定的な態度を示すと、患者は「やはり危険な場所なのだ」という間違った認識を強め、恐怖感を煽り、異常行動を拡大させるだけとなるので絶対に止めて頂きたい。
まず、何よりも優先すべきは、患者にとっての安全な場所を確保することである。
接し方としては、相手の話を受け止める傾聴もしくはカウンセリングが望ましい。
なお、この病気は一度回復しても、過去を思い出させるシーンやキーワードに直面すると、当時の恐怖と緊張が蘇ってしまうという厄介な側面がある。
これを一般的に「フラッシュバック」と呼ぶ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
実は他にも、睡眠障害(夢遊病・過眠症)も起こしていたりします★
転げ落ちる時は、どこまでも転げ落ちてゆきますよね…(遠い目)