~精神疾患の当事者による、独断と偏見に満ちた精神病紹介②:パニック症~
読んでくださっている方がいますっ!!ありがとうございます!!!
【パニック症】
パニック症は、別名「不安神経症」というらしい。
読んで字の如く、不安が原因で神経が異常をきたす病気である。
要は、不安に感じることが生じると、何の前触れもなくいきなり発作が起きる。
もはや日常的に地雷原を歩いている状態に等しい。
はっきり言って普通に生活できなくなること請け合いである。
病院に行くという行為すら、方々で倒れながら杖をつき、匍匐前進で進むという高難度の試練と化す。
因みに、よく発作時の患者の心境を「このまま死ぬのではないかと思うような」と表現されているが、あれは間違いだと断定できる。
「死ぬのではないか」などとゆー生易しいものではなく、実際に死にかけるからだ。
動悸を感じ始めたが最後、心臓を掴み出されるような鋭い痛みで立っていられなくなる。
というか、あまりの激痛に座っている事すら叶わず、倒れ伏す。ほぼ動けない。
序に、心臓が引きつって息ができなくなる。
本気で超ド級の刺痛がエンドレスに襲ってきて死にかける。
厄介なのが、救急車を呼んで病院に搬送されても、原因不明で身体的には健康そのものだとしか判じてくれない事だ。
ストレスを計測するという技術はないので、そうなるのだろうが、おかげで周囲に深刻度が全く伝わらなかったりする。
しかも、静かな場所で落ち着いて安心してくると痛みが徐々に消え、平気で歩いて帰宅できるので尚のこと理解してもらえない。
それどころか嘘つき扱いされて罵倒されたり、白い目で見られたりする。
良くて「どうせ寝てればそのうち治る」と言って放置。
酷いと「そうまでして自分に注目を浴びたいか!」と怒鳴られる。
どちらの対応も御免被りである。
自分が死にかかっているのに無視されたり蔑視されたり罵られたりすると、確実に人間不信の種を植え付けられる。
新たな病気の誕生である。
そもそも恐怖とストレスを浴びせられ続けると、発作が発作を呼び、永遠に治らないから止めて頂きたい。
なお、身体的な心臓発作の原因は、血中の酸素濃度の低下だったりするが、精神的な心臓発作の原因は、冒頭で書いたように「不安」である。
つまり、“そこ”で発作を起こすという事は、その場所に何らかの意味がある。
例えば、家で虐待を受けている場合には、自宅で起こる。
学校でイジメられている場合には、教室で。
会社でパワハラを受けている場合は、社内や通勤中に。
このように、大概は“そこ”で発作を起こす裏に、強烈なストレスが隠れていたりする。
なので、精神科で薬を処方してもらうだけに留まらず、安心していられる環境を作るという観点にも着目して頂けると有難い。
ここまで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m