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朧月夜で杯を  作者: 藤紫音
6/10

名前のない怪物6

「神谷悠さんはいらっしゃいますか?」


 満は翌日警察署に赴いた。悠の連絡先を知らないためこうしてわざわざやってきたのだ。もっとも、携帯も持たないため連絡先を知っていたところでそのあたりは大きく変わりはしない。


 「そうですか、外出中でしたか。ありがとうございました。もし、お伝えいただけるのでしたら。紅満が明日のこの時間に伺うとお願いします」


 特に約束をしていたわけでもないため悠が署内にいる保証はなかった。とはいえ悠がどこにいるのかも知ることが出来なかった満は今日これからの行動を悩んでいた。


 悠が戻ってくる保証はない、というよりも可能性が低い。小学生と言われても違和感のない容姿を持つ満が、単独で調べられる範囲は使える金額も含めて狭い範囲しかない。その中で被害者の彼女たちが通っていた病院を探し当てるのは厳しいものがあるとわかっている。


 実質的に悠が取れる行動というのは徒歩で動ける範囲に一つだけある現場を見に行くことだけだった。


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