猫の過去
貴方と出会って初めて、神様にお願い事をした。今までは、神様なんていないと思っていた。もし、いたとしてもこんなに酷い目に合わせるなら、神様なんていらないとさえ思った。
「ごめんな…ごめんな……。」
「みぃちゃん…ごめんね……ごめんね…。」
ーーーーーっ!!!
嫌な夢を見た。
あの日の夢を今でもたまに見る。
あの日は雨だった。
私は雨が嫌い…。元々雨は嫌いだけど、あのからはもっと嫌いになった。
捨てられた……。そう実感するのにあまり時間はいらなかった。だって、予感はしていたんだもの。
ご主人様に赤ちゃんが生まれることも、家を引っ越そうとしていたことも……。だから、そこに私の居場所がないことは予想出来ていた。
雨の降る日に、私は家猫から野良猫になった。
別れの時に、ご主人様は泣いていた。泣くぐらいなら捨てないでほしかった。
いくら、“捨てないで!いい子にするから…お願い…お願い…!!”叫んでも、叫んでもこの声は届かなかった。
雨の日に、段ボールに入れられて捨てられた私は、どうしたらいいのかわからなかった。今まで、家の中で暖かく過ごしていた私には、あまりにも雨は冷たくて、痛くて、寂しくて………辛かった………。幸せだった日々に戻ることは出来ないのだと、実感し、泣いた。
あの日から、私は色々なことを経験した。
野良猫にもルールがあること、縄張り争いがあること………家猫だった私にはわからないことだらけだった。
やっと、野良猫の生活にも慣れた頃には、あの日から一年が過ぎていた。
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始めまして(*'▽'*)
この作品を読んでくださりありがとうございます_(_^_)_
今回が初めての投稿となるので、なんだか緊張しています(^-^;
暖かく見守って頂けるとありがたいです←
投稿は不定期となってしまうと思います(>_<)
すみません(T_T)
ですが、投稿前に活動報告でお知らせします!
長い目で見てやって下さい[汗
それでは、また(=^..^=)ミャー