表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

Prologue

Prologue


藍色の小さなタマゴが蠢いた。

テーブルの上に少年のつぶらな瞳が乗り上がってきた。

「なに? これ」

少年の問いに老人が答えた。


「竜のタマゴじゃよ。しかしこんなのは見たことがない。色合いも手触りも他と違っている。表面がこんなに頑丈なのも初めて見るわい」

「そんなこと訊いてるわけじゃないんだけど」

「わしにも分からんのじゃよ。南海の雷竜や北海の氷竜も見てきたが、こんなのは初めてじゃ。いや、もしかしたら竜の谷に住まうという人食い竜のタマゴかも……」


タマゴが再び蠢いた。動きは次第に大きくなっていった。少年が眉をひそめて指でタマゴを押し込んでみた。熱かった。まるで炭火にくべたかのようにカッカと熱されていた。やがてタマゴの表面が柔らかくなってきた。

老人が言った。


「ひとつだけ分かることがある」

「何?」

「これはじきに孵るだろう」

少年の顔が好奇心に輝いた。


「いつ?」

「今すぐ!」

老人の表情に驚愕の色が走った。



-------------------------------------------------------------------


こんにちは、空猫と呼ばれます.

この小説は、 COMICO WebToonで漫画でも連載となっている作品で、

小説でもお知らせしたいと考えて連載を決心しました。

どうぞよろしくお願いいたします


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ