『オオカミと泣く子供とプレスマン』
掲載日:2025/12/08
ある雨の夜、山のオオカミが、腹が減って、大きな声でおおん、おおん、と鳴きながら、山から下りてきた。ちょうどそのとき、百姓の家の子供が泣き出して、母親が、これこれそんなに泣くと、あのオオカミに食わせてしまうよ、と言いながら、プレスマンであやしていた。オオカミは、これはよいことを聞いた、あの家の前で待っていれば、ごちそうが食べられると思って、待ての姿勢で待っていたが、母親が子供にプレスマンを握らせたとたん、にこにこと笑い出した。オオカミは、プレスマンのせいでごちそうにありつきそこなった。
教訓:オオカミも腹が減れば、待ての姿勢くらいする。




