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いざ!名前設定!

連続投稿4話目

俺は今、空を()()()()()

いつもの俺なら「クソがぁ!」と叫んでいるところだが、蹴っ飛ばされて空を飛ぶ体験なんてゲーム内でしか出来ないだろうと仕方なく、仕方な〜く割り切った。

そして、落下するまで暇なのでヘルプを見ることにしたのだが…


〈BP…SP(スキルポイント)や、LP(レベルポイント)に変換できる〉


〈上位AI…このゲームに三十人存在するAIの中でも突出した存在

No.1…情報が開放されていません

No.2…情報が開放されていません

No.3…情報が開放されていません

No.4(マルティー)…多重人格の少女。今も()()は眠っている…

No.5…情報が開放されていません

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

No.30…情報が開放されていません〉


あんなのがあと29人もいると思うとぞっとするね…

あと「眠っている」ってなんだ?多重人格ってことが鍵なんだろうけど…そういやフレンド申請がきてたな。本人に確認しよっと。


〈マルティーとフレンドになりますか?Yes/はい〉


「強制かよ!まぁいいけどさぁ…No押したらどうなるか知りたいのがゲーマーってもんじゃん?」


俺がYesを押すと、早速チャットがかかってきた。


『名前の設定を忘れていました。早く設定(証拠隠滅に協力)してください』

「なんか変な含みがあったような気がするが、とりま地面についてからでおk?」

『おkではありません!下界に降り立ったときから名前が固定されてしまいます!固定されたらあなたは一生「No name」ですよ!』


軽い感じで返事したら凄い急かされた…ってこんなこと考えてる場合じゃない!急いでやらないと…


俺の手元にはウィンドウが現れているが、少しずつ透けてきている。

俺は急いで「トゥルー」と入力した。ちなみに、真→真実→トゥルーといった風に俺の名前をもじったものだ。かなり安直な名前だが、結構気に入っている。

その直後俺は石畳に頭からもみじおろし(血とかは出ない代わりに赤いパーティクルが出た)にされて死んだ。


《プレイヤー「トゥルー」が第二の街(ギーメル)に侵入しました》

《これよりフィールドボス???と再戦が可能になりました》

《Error》

《フィールドボス???は討伐されていません》

《ログを確認…???の干渉を確認》

《フィールドボス???が弱体化されました》

〈リスポーンポイントが第二の街になりました〉

実は武器の支給も忘れているマルティーさん。おっちょこちょいですね。(明後日の方向を見つつ)


2022 10 30 ステータポイントの名称変更

2023 2 26 表現の修正

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