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フレンチトーストの罠

※茶番です。見なくてもいいです。裁判の大まかな流れは知らないので適当です。


『被告人、弁解をどうぞ』


お、俺は体調を崩していて…


『ダウト。あなたは一切寝込んだりはしていません』


い、いや、全く筆が進まなくて…


『ダウト。あなたは小説を読み、そのうえゲームまでしていました」


くっ!


『よって、被告人を小説の続きを書刑(かけい)に処す」


くそったれ!俺は放置○女をやるんだ!捕まってたまるか!俺は逃げるぜ!


『まて〜!』



はい、本当にすみませんでした。

「……しららいてんじょうだ…」


いやごめん言ってみただけ。ここ俺の家だわ。ていうか喉も舌も痛い。ヒリヒリどころかズキズキするぜ。なるべく喋らないようにしよう。


「おに、お姉ちゃん起きたの!もー、起きたんなら呼んでよね!心配したんだから!」


おい、意地でも兄と呼ばないつもりか妹よ。本当にひどいやつだなお前は。まぁ、心配はしてくれているそうだし、お礼くらいは言ってもいいだろう。


「…‥ありあと」


妹は何も言わずにこちらを見つめる。ちょ、あんまこっち見んなよ。恥ずいだろうが!


「え?ついにデレ期ですか?ねぇねぇお姉ちゃん?」


かと思ったら、クソウザい笑顔でこちらを見つめてきやがる。あぁ殴りたいこの笑顔。つーか殴る。


くらえ!俺の豪速右フック!


「あはは!照れちゃって可愛い〜!」


くそが!躱されるのは仕方ないけど受け止められた!妹に!クソ!力が欲しい!もう結末が悲惨な某魔法少女でもなんでもいいから力が欲しいぃぃぃ!!

ふぅ、少し落ち着いた。あとごめんな、虎太郎(トラ猫のぬいぐるみ)。めっちゃ腹叩いて。


「あはは、元気そうで良かった。あ、ご飯は作っておいたからね!」


おう、あんがと……ん?あれ?俺カレー作ったよな?え?いやいやいや、夢…ではないはずだ。夢だったらこんなふうに痛みを感じないはずだ。ん?え?どういう事だ?俺カ(以下ループ)


「じゃーね―。カレー美味しかったよ。次は実家で会おうね!」


ちょっ!どういうことか説明しろー!


◆◇◆◇◆◇◆


考えてみれば自分で確認すれば済むことだな。とりあえずリビングの方に行こうか。時計はあっちにもあるし。


「とけい、とけい…ふぇっ!」


えぇ!?6時!マジで!?半日も寝てたの俺!

俺が驚いていると、キッチンの方からくる甘い匂いが鼻腔(びこう)をくすぐった。


「…このにおい……フレンチトーストか?」


おぉ、カタカナはちゃんと話せるようになったか。まぁ、まだ全然痛みは引かないけどな!

俺はスキップしながらフレンチトーストへと向かう。

甘いものは正義だ。正義(甘い物)(カロリー)を倒してくれる。つまりカロリーはゼロだ(暴論)


「フレンチトーストは…ここか?」


フレンチトーストはトースターの中でこんがりと焼かれていた。グッドタイミング!


「まだかなまだかな~…よし!やけた!」


早速トースターを開け、フレンチトーストを迎える。


「ふお〜!」


黄金に!輝いている!砂糖もかけちゃえ!


「いっただっきまーす!」


う〜ん!甘い!甘くて甘くて甘い!ん?食レポが下手だって?いいじゃん別に。甘いってことは伝わるだろ?

いや〜、これを食うために生まれてきたと言っても過言じゃあないな!


「おいひい…ん?なんだ?固くて苦い…」


おい、なんでフレンチトーストの中に緑の悪魔(グリンピース)が入っているんだ?おかしいだろ。おい。誰だ入れたやつは。責任者を呼べ!責任者を!

くそっ!こうなったらゲーム内であいつを陥れてやる!クックック、俺に喧嘩を売ったらどうなるか教えてやろう。

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