いざ!ログイン!
「あの野郎こすい手を使いやがって…」
そうぼやきながらヘッドギアを装着しベットに寝転がる。
やつに対する怒りはあるが、それ以上の興奮が怒りを押し流している。
いざ!ログイン!
そして俺の意識は暗転した。
◇◆◇◆◇◆◇
《サイバー・ライフ・オンラインを起動しています》
おぉ!これがダイブってやつか!寝てるのにはっきりと意識があるみたいで面白いな!
興奮気味に真っ白な空間を見回しているとふいに後ろから声がした。
『こんちゃ』
「あ、こんにちって誰だよ!」
振り返るとそこには銀髪碧眼の白いワンピース姿のロリが…って、いやマジで誰やねん!?
『ggrks』
この野郎…っ!しかし、俺はまともな高校生だ…多少言葉遣いが荒いだけのロリに突っかかりはしない。
俺が必死に気持ちをなだめていると、あろうことか、あろうことかこのロリは禁句を口にした。
『チビ』
「戦争をご所望かこのクソガキがぁ!!ぶっ潰してやらァ!!泣いてももう遅いぞぉ!!」
『即落ち2コマで草w』
「草も生えねぇ大地にしてやるぅ!!」
俺がクソガキに向かって拳を振りかざすと、拳がクソガキをすり抜けた……アイエエエ!ナンデコイツナンデェェ!
『いいの?私の機嫌次第ではあなたはゲームが出来なくなるよ?』
なん…だと…てゆうか機嫌次第って…やばくね?
今までの俺がこのロリにしてきた行動を振り返ると、おおよそ好意的に取られるような行動はしてない…やばいな!
「スミマセンデシタ」
俺は速攻で土下座をした。プライドなんて関係ない。ゲームのためならロリにだって頭を下げるさ。
『うわっ、気持ち悪いほどに態度変わりましたね。まぁ、私の妹達が原因でもあるので我慢しましょう。
私は上位AINo.4です。そしてこれは妹達が迷惑を掛けたお詫びです』
〈BPを10取得しました〉
〈BPのヘルプが閲覧可能になりました〉
〈上位AIのヘルプが閲覧可能になりました〉
〈上位AI:マルティーからフレンド申請が届きました〉
ボーナスポイント?上位AI?気になった俺は早速ヘルプを開こうとして…
『まずは種族設定を終わらせなさい』
マルティーに止められた。
ヘルプを見るくらいいいじゃん!
『土曜日に10話位まとめて投稿するそうですよ』
え?そんな事いってn『言ってましたよね?』
言ってました!