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VRMMO【Parallel World】   作者: BLTサンド
第1章 Prologue
25/28

P.24 「急がばまわれと言うがそれは道草しろと言う訳ではない」

ちょっと長めです

気づくと、ハジメは椅子に座らされ縛られていた。


「……………は?」


周りにポチ達やユエンの姿は見当たらない。

窓から見える景色は街並みだが、高い視点。


二階。

そして部屋は木製。


現状それしか分からん。

つまり、頼るは過去。

思い出すしかない。


「……落ち着け。覚えている事を一つずつ思い出すんだ」


……そう確か……あれはレオナルドさんと別れ、すぐのこと。





「変な奴だったなぁ。……俺、腹空いちまったわ。飯食いに行かねえか?」


「いや、その前にこの耳の持ち主であるモッフィーさんに会いに行かなくては」


この耳、めちゃくちゃ高級品だから壊すのは怖いし、外して丁重にアイテムボックスに入れたくても呪いで外せねえし。


「先にこれを片さん限りは飯が喉を通らないな……」


そこ。

さっき闇饅頭食ってた奴が何言ってんだってか?


しょうがないだろ。

無駄にこの耳高品質で付けてる違和感全く無いんだから。

凄いぞ、ホント。

マジで自分の身体の一部であるかのようなフィット感……呪われてるから本当に身体を侵食してそうで怖いのでこの表現やっぱ無しで。


「という訳で、今すぐ凪市場を出なければ────おっと、すみません」


180度回転しケモノのそうこへ向かおうとしたが、背後に人が居たようでぶつかってしまう。

即座に謝ろうと、ぶつかってしまった相手の顔を見て、


『ふしゅー……ふしゅー……』


猫の被り物をした大きな男性だった。

何故、男性か分かるかって?

それは身長がゆうに2メートルは超えていて、被り物の隙間からちょいちょい見えるスネ毛とかが凄いからだよ!


『ふしゅー……ふしゅー……』


ぶつかった見るからにヤベエ奴はハジメの事を見下ろしている。


……待て待て待て、人を見た目で判断してはいけぬと鈴木ん家のマミーも言っていた。新手にして1種のロールプレイかもしれない。例えそれがダースでベーダーみたいな呼吸音でこちらをガン見している節だとしても、他人がとやかく言う権利なんて────、


『……犬ミミ……カワイイ。オレ、好き』


「嫌ああああああ!」


ごめん、やっぱり無理です。

怖気に叫び声を上げるが、被り物男はむんずとこちらの肩を掴んだかと思えば、担ぎ上げられた。


「………え?」


「「「「……………」」」」


突然の事について行けず固まるユエンとポチ達。

対して、被り物音は片手を上げて、


『…………ジャ』


ダッシュでその場を去った。

ハジメを肩に担いだまま。


残された3匹と1人はしばし呆然し、


「誘拐だあああああ!」

「「「わおーーーん!」」」





………………思い出したくなかったけど、思い出した……。


確か、その後逃げようと頭上げたら看板に頭ぶつけて気絶したんだったか。


大男に担がれてた分の高さを考慮してなかった。


……ん、頭をぶつけたって事は……。


「い、犬耳!モッフィーさんの犬耳は!?」


こっちが気絶する程の衝撃だ。

不安になり無事かどうか確認しようとするが、縄で縛られて腕が動かせない。


「ってか、何で縛られ……」


「安心するだわさ。犬耳なら傷一つ無いだわさ」


「…………!」


後ろからの声に無理矢理体を捻り、後ろを向く。


そこに居たのは男。

しかし、あの被り物男ではない。


その男は見るからに小柄で、デブで、……ついでに言うなら頭頂部がハゲてた。

しかも裸足、見るからに変人。


「失礼な事を考えてないだわさ?」


「いえいえ、そんな……じゃないわ!これ、縄解けやこの野郎!」


「良いだわさよ」


「さっさと!…………へ?」


まさかの回答にポカンと口を開けるハジメ。

もしやコチラを油断させるつもりかと勘ぐったが、男は無造作にこちらへ近づき縄に手をかけ始める。


「ちょっと失礼するだわさよー」


「あ、ああ。こりゃどうも」


しばらくし縄は呆気なく解かれてハジメは自由になる。


改めてその男、見るからに小太りのおじさんを見れば、ペコリとこちらに頭を下げてくる。


「突然、拉致をしてすまなかったんだわさ」


しかも拉致した事を認めた上で謝ってきた。


色々と理解不明で頭が追いつかないが、まず確認すべき事を一つずつ聞く事に。


「あー……色々と聞きたいことがあるけど。まずあんた。あんたは何処の誰なんだ?」


「当然の疑問だわさな」


「自分は【ケモナーの会】会長のゴメスだわさ」


ケモナーの会という言葉に、ハジメはピンと来た。


モッフィーさんのお得意様。

そして、この頭に付いている耳に馬鹿みたいな金を払う変わった人達。


……【ケモナーの会】一生関わる事ないと思ってたのに。


言ったその日にすぐこれだ。

このケモノの耳に呪われてるのではなかろうか、俺。


「あの……ケモナーの会って、何ですか?」


「獣人だけでなく、亜人種の方達と仲良くしたい者たちが集まったクランだわさ。総員150人を超える中堅クランだわさよ」


「クラン?」


名前の通りの集まりだなと思ったが、クランとは?


「そうだわさな……ギルドが学校とするならば、クランは部活やサークル。同じ趣味のもつ者が集って開設し、本来なら国やギルドに申請する必要があるだわさが、まあ公認されずのクランもあるだわさね」


非公認……同好会みたいなものか。


「じゃあ最後に。何で俺を拉致したんだ?」


「それには深い訳があってだわさで」


「簡潔にお願いします」


「ウチの過激派がその耳狙って強硬手段働いて盗もうとしたから、守る為にも無理矢理だけどこうして保護しただわさ」


結構一時を争う戦いだっただわさと付け加えるゴメス。

拉致時に説明欲しかったが、まあ……譲歩して、まあそれは良いとしよう。


けど、


「なるほど。……だったらマトモな奴が連れに来いよ!マジで怖かったんだからな!」


「いや、そこに関してはホントすまんだわさ。生憎幹部達は過激派の粛正に忙しく、暇なの少数民族ウンノドババ族のゴンザレス君しか居なくて」


「誰だよゴンザレスって!ウンノドババ族っ何処の国だよ!?もっと適役とまで言わずともマシなのいたろ絶対!ってか暇なのって言ったか今!?」


「少しでも雰囲気和らげる為に被り物をさせただわさが……ダメだったわさ?」


「逆効果だったよ!というか少数民族がゲームやってんだよ!いや、差別的な意味じゃなくて……その、1番こういうゲームに遠そうな人じゃんか!」


「ゲーム内で獣娘とチチクレると知って、【Parallel World】をやらざるを得ないと決断したそうだわさよ」


「チクショーーー!そもそもコイツら、そういう類の巣窟だったわ!」


「ちなみにゲームの為、独学で水車を作って電気を発電しているらしい部族をまとめる立派な男だわさよ」


「しかも、族長かよ!」


ゴンザレス、とんでもない男である。

素顔知らんし、変態やけど。





話が脱線してしまったので、気にはなるがゴンザレスの事は置いとくとしよう。


「しっかし、あんたらこの耳だけで騒ぎ過ぎだろ」


「それの価値が分かってないから、そんな事が言えるだわさ。それに使われているセントホースとポフィネティーグルはどちらも難易度Sランク相当の強力なモンスターだわさよ。正に匠の一品」


「そんな物を何に使ってんだ!」


もっと使い道があっただろ。


ハジメは今日一日で疲れ果て、さっさと帰りたくなって来た。

ユエン達とも合流しなきゃだし。


「で、俺はもう帰っていいんですか?」


「良いだわさ。粛正が終わったとの連絡を確認したわさよ」


「そうですかい……とんだ周り道だよ」


早くモッフィーさんの所に行って、今日はもう寝よう。


そうハジメが考えている時、下の階から爆発音が聞こえ、2階が揺れる。


「な、何だ何だ?!」


地震などではない揺れに、戸惑いを見せるハジメ。

すると階段から一人の男が慌てた様子で登って来た。


「会長!」


「どうしたんだわさ、マヨラーマン?」


「それが敵襲で」


男は言葉を続けようとして、しかし、下からの爆発によって遮られる。



「────火気厳禁(リトルボーイ)!」



「グハァッ!」


マヨラーマンと呼ばれた男は爆発により吹き飛ばされ壁へと刺さる。


そして、階段から見えた顔は見知った者達で、


「大丈夫か、ハジメ!」


「「「わふーっ!」」」


「ユエン!ポチ、ハチ、ポン太!どうしてここが?」


「このコボルト達の鼻だ。ハジメの匂いを追って来たんだよ」


ユエンの言葉にポチ達は自慢げに胸を張る。


俺の為に助けに来てくれた優しさに感動するハジメ、対してそんなハジメにゴメスは質問する。


「知り合いだわさ?」


「へ?そうですけど」


同士である筈のマヨラーマンが壁に突き刺さったのに、なるほどと落ち着きをはらって頷いたゴメスは、軽い感じで襲撃してきたユエンに会話を試みる。


「少し落ち着いて欲しいんだわ────」


「「「ばうっ!」」」


「オラァッ、火気厳禁(リトルボーイ)!」


先手必勝とはこのことか。

一切言葉に耳を傾けず、ポチ達は足に噛みつき、ユエンは顔面にパンチを喰らわし攻撃した。


ユエンの(ギフト)

飛ぶ以外にも、殴ると同時に拳周辺を爆発させて大ダメージを与える手法もあるのか。

いや、そもそもその使い方が普通なのか。


しかし、この攻撃をモロから喰らったゴメス。

顔の辺りは爆発の煙で包まれている。

これはただじゃ済まない────、


「落ち着いただわさか?」


「「「わふっ!?」」」


「なッ……効いてないだと!」


煙の先、顔面ゼロ距離で爆発したにも関わらず、そこには無傷のゴメスが。


「その攻撃……(ギフト)だわさか。良いパンチなのは認めるけど、自分もダメージを食らっているだわさね」


ゴメスの異様さを感じ取ったユエンは距離を取り、ゴメスは変わらず平然としている。


それどころかユエンを気遣うように声を掛ける。


「今日の自分にダメージを与えるのは()()だわさ。とにかく落ち着いて───」


「コボルト、そこどいてろ!」


ユエンの言葉にポチ達はすぐさまゴメスの足下から離れる。


火気(リトル)ッ────」


瞬間、ユエンの背後で爆発が生じる。

躊躇無しの超加速。


……さっき距離をとったのはこの為か!


加速を乗せた拳。

それは先程よりも巨大な衝撃を孕み、


「────厳禁(ボオオイ)ッッ!!」


その全てがゴメスの顔面に叩き込まれた。





ユエンは焦っていた。

自分は全力で叩き込んだ筈、そして、当たった手応えもしっかりある。

しかし、


……どういう事だ!


煙の向こう、目が合った。


「……だから無理と言っただわさよ」


衝撃を与えられていないどころか、この小太りの男はその場から()()()()()()()()()


ピキリと音が聞こえた。

無理をさせた自分の指が折れた音かと思ったが、違う。


煙の向こう。

小太り男の顔から、拳を伝わって響いた音だ。


窓から吹いた風で煙が晴れるたことで、音の正体を知る。


「─────げっ!?」


小太りの男に、男の顔にヒビが入っていた。

枯れた大地が裂けるように、顔を斜めに走り大きなヒビが見え、そのまま顔が崩れる。


「全く無茶をするだわさ」


小太り男はそのまま自分の顔に指をかけ、まるで卵の殻を剥いていくかのように乱雑にヒビを剥がしていき、足下へ顔だった物が落ちていく。


そして、指が止まり、上げられた顔は、





「……今、『あ、顔は特に変わりなくそのままなんだ』とガッカリしただわさね」


「え!いや、その……い、いいえ」


「なら目を逸らさずに言えだわさ……」


変わりなく小太りなゴメスの顔だった。

少し残念に思っていたユエンの心を見透かしたかのような言葉に、思わず目をそらし下に視線を向ける。


ハジメやポチ達もそう思っていたので、すっと視線をそらす。


だが、そのおかげで気付いた。

ゴメスの、その足の明らかな変化に。


鱗が、爬虫類のように足に細かな鱗が生えていたのだ。

それこそ、まるでヤモリの足のような。


「アワビって知ってるだわさ?」


「……急に下ネタか?」


「違うだわさ!アワビの殻は対衝撃性に優れていて、その理由は何層もの薄い膜がレンガのように重なり合って硬度を上げているだわさ。近年この構成を科学的に再現・利用出来ないか模索出来ないか研究されているだわさよ……ここまで言えば分かるだわさね」


「……合コンで話す事なくてウンチク披露しても嫌われる、ってことか?」


「何でそうなんだわさ。種、つまりこれは(ギフト)で、この顔のはアワビの特性ってことだわさ!……ほら、つまり?」


「つまり……」


ゴメスの言葉に考え込むユエン。


……なんか仲良いな。


置いてけぼりなハジメをよそに、そして、ユエンはやっと察する。


「………はっ!つまり、アンタは下ネタ象徴のアワビになりたい願望が(ギフト)として叶った変態野郎……!!」


「どこが『……はっ!』だわさか!」


「ぶべっ!」


流石に察しの悪いユエンにキレたゴメスがビンタを喰らわし、ユエンは尻餅をつく。


そこで、助け舟というか、取り残されそうなのでそろそろ話に加わる。


「えーと……つまり、ゴメスさんの(ギフト)は生物の特性を自分の体で再現出来るって事ですか?」


しかも、恐らく単体だけじゃなく、複数の特性を同時に使えるようだ。

でなければ顔だけじゃなく、足が爬虫類のような鱗が生えるものか。


ハジメの考えが正しければ、あの足は爬虫類の中で、ヤモリの特性か。


ユエンの攻撃を受けても後退りすらしなかった。

つまり、


「その足、ヤモリですか?確か、ヤモリの足裏って壁にひっつく程の吸着力を持っているんですよね。それの特性を活かして、床に吸着して攻撃を防いだ」


いくらダメージを喰らわないと言っても、衝撃で後ろへと吹き飛ばされかねない。

その為のヤモリ。


ヤモリの足裏は目に見えぬ微細な毛が1平方メートル当たり10万~100万本の密度で密生しており、さらに先端が100~1000本程度に分岐した構造を持つことが分かっている。

この細かな毛の1本1本が、対象物に極めて近い距離まで接近するため、原子や分子間に働くファンデルワールス力によって接着するのだ。


そのハジメの見解にゴメスはやっと満足する。


「はなまる大正解だわさ!やはり生徒は優秀な子ほど可愛いだわさね」


「ど、どうも」


やっと自分の言いたい事を答えたので機嫌が良くなるゴメス。

こちらの肩をポンポン叩き、そして、その様子を見ていたユエンが訝しむ。


「……何だ?ただの変態の誘拐じゃなかったのか?」


「あー、何というか……俺もさっき知ったけど、悪意からの誘拐じゃなかったみたいでな」


「…………?」


話すと長くなる。

特にゴンザレスで。


……取り敢えず、外へ出よう。


ユエンが(ギフト)を使ったこともあってか、衝撃で部屋が埃っぽい。

この建物から出ようとし、


…………ミシミシ。


「「「…………は?」」」


床から嫌な音が聞こえた。

まるで、それは今にも何かが壊れそうな音で。


「……なあ、小太り男『ゴメスだわさ』……なあ、ゴメスさんよ。俺の攻撃に耐える為に床にくっついてたんだよな────なら、その衝撃は何処に逃げたんだ?」


そのユエンの質問に、皆一様に下を向く。


木製の床は更に音を上げ、



バキッ、バキバキバキバキッ!!



亀裂が入った。


その亀裂は3人の足下まで迫り、その光景を目にしたゴメスが一言。


「…………ベタな展開だわさね」


「「そんな事を言ってる場合かーーーーッ!!」」

「「「わふーーー!?」」」


その直後、3人が居た木造建築二階が崩壊した。





「……疲れた」


「全く、なんだったんだ。アイツらは」


建築の崩壊に巻き込まれたハジメ達。

辺りはすっかり真っ暗で、夜の7時。


「もし、ゴンザレスさんが居なかったらと思うとゾッとするな」


「ああ、その通りだな……。あの人には足の裏向けて寝れねえよ」


あの後、ウンノドババ族のゴンザレスにより救助された俺達。

ここでは割愛するが、あの優しさと紳士的な気遣いには思わず涙したね。

片言で変態な男ではあるが、ゴンザレスさんは出来る男だった。


「腹がペコペコだからよ。モッフィーさん……だっけ?その人に会ったらスグに飯だ、飯」


「ああ。やっと目的地に行ける」


今日一日、この(くだん)のケモ耳のせいで散々だ。

こちらは皆ボロボロだというのに、ケモ耳だけはピンピンしてる。


……どんだけ頑丈なんだよ。


この丈夫さは異様だ。

流石はSランク相当のモンスターを素材として使っているわけだ。


しかし、この呪われたケモ耳とも、もうすぐおさらばだ。


「……やっと着いた、着いたぞ俺はあああ!」


『うるさいよ!何時だと思ってんのさ!』


「はーいっ!すみむせん八百屋のおばさん!」


近所のおばさんに怒られてしまったが、ここまで本当に長かった。


そして、モッフィーさん居るケモノのそうこの扉に手をかけ、


ガチャッ……


「あれ、開かない?何で!?」


扉が開かず、慌てるハジメ。

まだ閉店時間ではないはずだ。


「……ハジメ、ハジメ。これ」


「何だよユエン……ん?」


扉横、そこには貼り紙がされてあった。

来た時にはこんな物無かった筈だが……?


『ご来店の皆様へ

 この度、新商品であるケモ耳が試作・試着を終えた事で大量生産の軌道へと乗る事が決定しました。

 そこで、暫くの間、商品の素材収集の為遠出することになり、誠に勝手ながら臨時休業させて頂きます。

 ご了承の程、どうか宜しくお願い致します』


「「……………」」


ハジメはそれを2度程繰り返して読み終え、静かに膝をついた。


「チクショオオオオオオオオ!」


ぶつけ先の無い怒りな、叫びとなってハジメから発せられる。


『だから、うるさいわよ!』


「すんませーん!」


このケモ耳、マジで呪いの逸品だ。

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