始まり
「魔王が現れたって本当かよ!勇者も既に来たんだろ!?」
「あぁ、本当らしいぜ!そろそろ討伐に向かうんだってさ」
「でもなんで一人の魔王だけを狙うんだ?」
「わかんねぇ、まぁ、神様の言ってることだ、間違いはねぇよ」
此処、イサキの街では昨夜、魔王を倒すための人類の希望「勇者」が現れたということでもちきりになっている。無論、それが優香であり、神の策略ということは誰も気ずかない。だって、神様は正しいのだから。そう人は信じる。
その頃魔王城王の間では、満更でもない表情でカリンが、玉座に座っていた。
「ねーもうのいていいー?報告って何なの?」
よく分からないが、この手の報告にはいやーな情報と、面倒臭い未来しかついてこないのは身をもって体験済みなのである。一刻も早く昼寝をしたいカリンにとってそれは、苦行以外の他になんでもないのだ。
(あれでよく魔王が務まってるよねー)
(王の資格が全く見られない……俺が魔王に鎮座してやろうか......)
(イヤイヤ、あいつも結構頑張ってるんじゃない?急に魔王って言われてさぁ……)
(((((((イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ)))))))
「アハハハハハハハハハ」
端でその他のメンバーは何かしらの話を小声でしている。
……魔王辞めたい。張り紙したら来ないかな。
「報告をさせて頂きます!!!!!」
「はーい」
「魔王様がイサキの街へ張り巡らせていた密偵からの情報ですが、勇者が魔王討伐という名目を持ち、数々の国の支援を受けながら、この魔王城がある大陸、「エンドオブアース」にこようとしています!!!」
……あ、此処ってエンドオブアースっていうんだ。
「えーっと、それを簡単に言うと......?」
かなりの緊急事態にまで発展しそうだ。敵は正しい善の軍団。こちらは悪名高い極悪軍団。どっちの味方になりたいかと聞かれれば、100%誰もが前者を選ぶだろう。はっきり言うと、自分も前者である。
「我々は人間、いや、全ての国家から敵としてみなされ、侵略行為が始められようとしています!!」
この日、魔王討伐軍団総勢1570万は、勇者を筆頭に、様々な国家を回り始め、その数は5000万まで上るという見方が入った。この動きを察知し、水の神アクアリス、邪神、探求の神ルミドール達は、魔王城の正面玄関へと到着しようとしていた。
最近投稿が遅れててすみません!
しかし、小説を書く心はまだまだ燃えております!
遂に次回からは章が変わります!それが最後の章になります!ご期待ください!




