表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/143

九嬰の護神 2

「行け!ライトボー……ちょ、あ、あぶなぁ!?」


私が魔法を放とうとすると敵は邪魔をしてくる。


「カリンどけぇ!虹に輝け、この斬撃!レインボースラッシュ!」


ピサロが全属性攻撃を放つ。通常の敵ならいともたやすく切り裂くことも出来るのだが、地味に防御力も上昇しているようで、鱗の一つも貫通することは出来なかった。


「くそっ固すぎる!全く通らねぇ……」

「ピサロ!避けて!!」

「ん?アルどうし……うわぁぁぁぁ!!」


一気にブレスや薙ぎ払いをかけてくる。しかし、護神達はまだ一ミリも動いていない。それはまだ本気ではない証だろう。当然こちらもまだまだ本気ではない。

しかし、今思えば連れて来た仲間が行動の邪魔になってしまう。

そう思った私は、仲間にこう言った。というより、ある魔法をかけた。


「捕らえよ、禁!」


この魔法は行動阻害の魔法だ。かなりの魔力を誇る私が掛ければ、それは頑丈な檻になる。ここからは私だけで戦いたいのだ。保険として仲間にはバリアを何重にも張り巡らす。


「ちょ、カリン!?」

「出せよ!!俺も戦わせろ!」


何か聞こえる気がするがそれは無視で。


「さぁ……いかせてもらいますよ!」


そう言って私は思いっきり駆け出す。事前に自分にかけていた速度上昇の効果で、もはや目視不能レベルの速さで動く。

敵はそれに危機感を抱いたのか、ブレスを三体同時にはなってくる。


「遅いよ!ライトニングスパークダブルス!」


高速ではなったその魔法はブレスを打ち消した。


「ガァァァァァググロォォォォ」


解読不能な言葉を護神達は話した。何か作戦会議的なことをしているのだろうか。

私はその間の一瞬の隙に、全体攻撃魔法を完成させていた。


「よし!アクアマリンフィールド!」


あたり一面が水で覆われる。敵はどちらも水属性の技が効きにくいタイプだ。なのでここで一つ工夫する。


「ここで!カオスブリザード!」


一面の水を今度は一瞬のうちに氷に変化させる。

そして仕上げに……


「クラッシュ!広がれ!サンダー!」


破壊された氷ののうち、少し残っていた水に電気が迸る。それは的確に三体の頭部に命中した。


「やった……か?」


私は少し安堵する。敵はもう全く動かず、電気のせいで黒焦げだ。これで生きているとは思えない。


「……ん!?」


私が仲間の方へと笑顔を見せようとしたその時、ピキピキという音がした。

その音はだんだん大きくなっていく。

ぴき……パキパキ…バリ…バリバリ……


「ガァァァァァァァァァァ」

「グゴォォォォォォォォ」

「グラァァァァァァァァァァァァ」


見ると、三体が脱皮をするように黒い皮を履いでいく。先ほどとは変わり、姿も変化している。


一番変化が大きいのは水風神だ。羽が六つに増え、そのどれもが金色の輝きを纏っている。それは怒り狂ったように叫び始めた。

そして、こちらを見て突っ込んできた。


「えー……終わってなかったの!?なんか神々しいし……いいよ、セカンドステージを始めよう」


私はそう言ってニヤリと笑うのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ