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「スキルもこんなに……」


ルミドールは驚きのあまり目がぐるぐると泳いでいる。

一体何があったのか、そう聞くとルミドールはこう言った。


「知らないのですか!?こんなにアトランティス級のスキルや魔法があるというのに……」


簡単に言うと、強ーい技がたくさんあるっていうことである。


ノーマル>ハイ>秘伝>秘儀>奥義>アトランティス


という階級分けで、一つの同じ種類の技でも、ランクによって効果が変わっていくシステムをTRPGでは取り入れていた。

戦士系職業が使用可能な《スキル》魔法使い系職業が使用可能な《魔法》

これらは全て合わして【戦技】と呼ばれていた。これをたくさん使えば使うほど、技の階級度が上がっていく仕組みであり、今ここにいるプレイヤーのキャラクターは殆どの戦技をアトランティス級にまで高めている。


今思ったけど、今回ルミドールに出会えたのはある意味幸運だったのかもしれない。

現在自分たちは、自分の能力値(ステータス)を知ることができないのだから。

TRPGで詳しいデータ(NPCの)を作るのが面倒だったため、極僅かなキャラクターを除いてほとんどのキャラはプレイヤーのように強いスキルを持っていたり途中で獲得したりなんてことはなかった。

で、ゲーム時代では各自のステータス表ですべて確認できたのだが、現実となった今ではどう確かめるかが不明である。

なのでどうすれば見ることができるのか聞いてみると、ルミドールはこういった。


「もう私は攻撃とかする気はないわ……それよりもあなた達のような強い人の近くにいて、もっとすごい冒険をしてみたい!まずはこれが最初の仕事ね!まず、見たい相手の眼を見るの。で、そのまま目を静かにつむってこう頭の中でいうの。【ステータス】」


何故か仲間になることが決定されているけどおかしくない?

ま、知識を持っている人がいるのは心強いけど……

それは置いておくが言われた通りにステータス確認を試してみると、ゲーム時代と変わらないデータが出てきた。まずこれは、技能というものだ。

技能とは、現代で言う《資格》だと思ってもらっていい。


カリン・詠唱無視 ・魔力回復 ・魔法拡散 ・回復の守り手。

ナト・魔力感知 ・魔法誘導。

アル・障壁自動。

鈴・回復の守り手 ・魔法拡散。

タコッチィーノ3世・大剣使い。

ピサロ・居合抜き ・静かなる斬撃。


……と、こんな感じだ。


詠唱無視は、魔法の行使に必要になる【詠唱】をやめて、すぐに魔法を完成させることができる技能。

魔力回復は自動的に魔力行使に必要なMPが自動に回復していくという技能。

魔力拡散は魔法の範囲、数を増やす技能。

回復の守り手は回復系魔法の効果を上げる技能。

魔力感知は近くにある魔法の品や魔法を感知する技能。

魔法誘導は精密に誤射なく魔法の行使が可能になる技能。

大剣使いは大剣の使用に必要な技能。

居合抜きは戦闘開始時間に敵の動きを数秒鈍らせる技能。

静かなる斬撃は斬撃系スキルを使用した時の回数を上げる技能。



「よーし、見えたぞー」


そうナトが言った瞬間に、それは起こった。

ゴゴゴゴゴゴゴ……と、揺れる大地。

鳥達は急いで遥か彼方へと飛び去った。まるでそこに見てはいけないものが現れたかのように。

そこに現れたのは黒い影。

そしてその黒い影は声を発した。


「いらっしゃい、この世界へ」


まだ小学さん三年生と言ったところだろうか。

幼い外見が残る男の子は、黒い髪をたなびかせながらニヤリと笑った。

テストが22・23日にあるので、そこまであんまり投稿できないかもです…。

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