鍵
「おいおい、また勇者が出てくるかもしれねえんだぜ!?」
ピサロの言うことは最もだ。また敵が来ないとは限らない。
しかし、元の世界が大変だという状況もある。クラスメイトや親戚が、モンスターにいつ殺されてしまうかも分からない状況なのだ。
「それでも価値はあるよ。現実への帰還方法。その鍵となるのが分からない今、全員で探した方がいい。早く戻った方がいいでしょ?」
「……分かったよ。スミレさん、転送お願いします」
「はい」
「行ってくれるの!?ありがたやーありがたやー」
「おま、ぶっ倒すぞ!!」
「おいおい、後ろにはスミレがついてるんだぞ!」
「三下か!?」
異世界に来て、こんなコントを繰り広げられるのは、私達だけだろう。
まぁ、それはおいておいて。
「いってらー」
「……他人事みたいにすな!!」
文句を言いながらも、ピサロは行ってくれた。
あとは帰還の鍵を探さなければいけない。
そもそも私たちがきたのは七夕。七夕はこの世界にあるか微妙なので除外する。
七夕を別の観点から見てみよう。
七夕とは、一種の願い事だ。
願い事と言えば神だろう。
もしかしてだが、希望の神も、ここら辺からきているのかもしれない。
この線でいいだろう。
次に自分達が今持っている鍵の鍵となる存在を探す。
職業のカンナギと大きなアドバンテージとなる魔王。
あとは邪神との関わり。
そのくらいだろう。
そして障害となる存在は、
勇者の優香、神、現実世界に発生しているモンスター。
これだ。
探さなければいけないのは、邪神である。
というか、神である。神が全ての元凶だということもあり得る。
そうこう考えていると、部屋に魔方陣が現れた。
「久しぶり、カリン!」
そこには六人の影があった。
次回から章が変わります。
どうなるんですかね。




