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記憶の欠片に残して……
(あれ?ここはどこ?私ってしんだんだよね)
ルミドールはキョロキョロと辺りを見回す。視界全てが真っ白だ。
そこに急に男が出て来た。よくみるとあの邪神ではないか。
「あ……のう、邪神さん」
おそるおそる声をかけてみる。
「ルミドール……だったよね。よくやった。君は本当によくやったよ。頑張った。真の闇にも立ち向かった」
「でも力が足りなかった」
「うん……でも仕方ない。君は神様じゃないんだから」
当たり前と言えば当たり前だ。
「選択肢が三つある」
「どんな選択肢ですか?」
どのような選択肢があるのか。
「まず一つ目は、一からやり直すこと。これは記憶を消すか消さないかは自由だ」
要するに、転成とかいうやつだろうか。
「二つ目はここに居て、ずっとカリン達を眺めているか」
邪神がそう言うと、カリンが映ったものが目の前に現れる。
「最後に、最上の僕らみたいにはなれないけれど、神になるか」
神になる。要するにこの世界の一部になるか。
答えはもう決めた。一番カリン達の役に立つ選択肢三番。
「三つ目でお願いします」
「分かった。じゃぁ早速……」
「でも、ちょっとだけ、ほんの少しだけでいいです。ここで彼女達を見させてください。ほんの少しだけ……」
「分かった」
邪神は軽くそう一言言うと、自分もカリンを眺めた。
(………)
そこには寝ているカリンの姿があった。




