ファイナル
「ゴーレム部隊、前進!攻撃目標は優香!必ず生きて捕獲するんだ!」
ギィィィゴォォォォというギヤの音をたてながら、ゴーレム部隊はゆっくりと前進して行く。天空の城のあいつみたいだ……
「くっ……ファイナルブレイク!」
優香がそういうと、
ゴーレムは全て灰燼となった。流石と言いたいところではあるが、今は敵である。
「今ので魔力は殆ど尽きたよね。……ファイナルって確か最後って意味だよなぁ……なら私も最後にファイナルってつけよぉ〜っと。いくよ!フレイム・バースト!」
「くっ……守護の盾!」
ずいぶん大ぶりな盾がどこからか現れて魔法を防がれたが問題ない。
私には最後の最後となる魔法が残っているのだ。
「空に散りぬる無数の星よ。矢となりこの地をさしておくれ。シャイニングラスチィングファイナル……」
「名前長いなぁ……」
ピサロ五月蝿い!
「スターボウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
星は矢となり降り注いだ。
「なんてこともあったよねぇ」
「……あれで一番疲れたの私だからね。ピサロ」
「はいはい」
あれから一週間が経った。優香はあの後現れた謎の光に運ばれて行った。
まぁ多分神の仕業だろうけれども。
あれからしばらくはこの国の基礎を整えていた。もうだいぶ発展している。
「いやーびっくりしたよねー」
「そうそう。だってさぁ」
「アハハハハハハ……」
「いやいや、だってね!?……」
終わることがない会話は、どんどん膨らんで行く。
しかし、その時だった。
グラグラグラと、城全体が揺れ始めた。それと同時に起こるルミドールの声。どうやら上の階で何かが起こったようだ。
「ピサロはルミドールを!私は下の階の方を見てくる!」
「分かった!」
こうして魔王城は不穏な空気に包まれた。




